あなたからの連絡を待っているときが淋しい
─窓を見つめる
電話がきておしゃべりしている時が淋しい
─言葉がつづかない
三〇分話して切ったあとの余韻がさびしい
─胸が震え ....
虹はいいな
たったの七色で人を幸せにする
虹の端と端を
想いでつなげたら
希望の円になって
七色にかがやく
地球になればいいな
日ごとに沈む陽をすい込むので
黄色になるのかしら
彼と彼女たちのやさしいくちづけの為に
そよと風は吹く
ふれあうように抱きしめ
愛をささやいて
微笑むの
いちめんの菜の ....
盲目なる野人
陰湿なる大臣
獰猛なる娼婦
血なまぐさい
人間臭い人間どもがはびこっている
パンをくれパンをくれと叫んでいる女の子は
首に首輪をつけられて
母親 ....
OPA6階のタワレコに 時間を踏みに行く
試聴器イヤホンを耳に刺し リズムをとる黒人
デジロックもラウドックも 若かりし しらけたに 転がり出す
何か新しいアイディアを
あれ ....
あたたかい記憶
あたたかい身体
あたたかい希望
あたたかいごはん
あたたかい未来
あたたかい読書
あたたかい夕べ
蛇口を開けて
手の感覚がなくなるような
冷たい水で顔を洗う
流れによる
かすかな熱移動で
万年雪の下に
小さな水溜まりを作る
期待に応えようとして
どんな事でもプロセスの合間の笑いに生きた
(ナルシスと詩作についてのテクニック。)
少しだけ無理をして
(真面目過ぎると言われたり。)
純粋な気持ちで心から ....
お稲荷さんを歩いてたら
耳の千切れた猫が一匹
やぁやぁ久しぶりおやつをちょうだいなと
お前と会うのは初めてなんだがなぁと
仕方がないからリュックを下に降ろして
開けようとする ....
あなたはわたしの大切なものを奪っていきました
わたしの初恋です
黒い帽子にスーツ
銃の打ち方にぶっきらぼうな話し方
細長い体に低い声
時折見せる優しい目
あなたの全 ....
ティッシュ 血 生クリーム
爪 りんご ペントハウス
火ぶくれ 夜 バンドマン
泥船 シチュー 皿
前髪 くつ下 オイル漬け
タクシー会社 午後 螺鈿
うす緑 血 ポインター
ベ ....
Q.いま歩いているこの道は目的地まで続くのか
A.部分的にイエス(真逆に歩いてます)
Q.タクシーは使えますか?
A.部分的にノー(あなたは歩きたがっている)
Q.この女性はあ ....
われ願う
故に彼あり
あなたは
そこにいますか?
烏龍茶の泡が残っているグラスの中で
蛍光灯から降ってきた羽虫が一匹
玉乗りを披露する
懐中電灯のスポットライトを当ててやると
灯りめがけて飛んでいってサーカスは
終わってしまった
ノミ ....
東京は20℃だそうだ
今日は蕾が赤茶けて
さくら木は
粗雑に汚れて見えるだろう
さくら木に
花が咲いたらさくらだと?
そんな勝手な考えを
許してなんてやるもん ....
ずいぶん、
ものもかたづけて、
明日には何もなくなる部屋に、
デリの女を呼ぶ。
よく利用したお店に、
最後に、
感謝のきもちもあって、
電話をしたけれど、
いい子が今日はいなくて、
....
いいひとは愚痴を言う
隠れて愚痴を言う
それを知る私も
少しはいいひと
いいひとは悲しむ
わるいひとにからまれて
それを知る私も
少しはわるいひと
よのなかというものが
いい ....
長いこと
夜空を見上げることなど
無くなっていたから
見上げても
夜空に当て嵌める言葉は
浮かばなかった
街が煌めくのだから
夜空は暗闇にしか見えなかった
私には
煌めく街は だ ....
もうだめなんです
詩は書けないんです
なんて
誰も聞いちゃいないよ
そもそもなぜ
期待を前提に発言すること自体間違っている
あなたの詩は
誰も期待していない
だから胸を張って
....
誰に手紙を書こうか
考えているうちに
便箋はみな鳥になって
飛んで行ってしまいました
ペンを持った私だけが
窓辺の席に座り
次の遠い春を待つ人のように
外の音を聞いたりしてい ....
ビンゴ、ビンゴ…。
瞳が映すのは 姿
瞳に見えるは 心
手に伝わるのは 温もり
手で伝えるのは 確かさ
過ぎてゆくのは 時間
立ち止まるのは 瞬間
すべてが2人だから
すべてが2人ゆえに
ハードSMグッズがケースから出てこない
ハードSMグッズがケースから出てこない
始められないこのままじゃ
あいつの趣味がどっちなのかわかるまで
最後の行為はおあずけなのよ
Sなのそれとも ....
きっとウソツキなあたしがいる
あいまいにこころはできている
傷つくのをうまくうまくかわして生きてこうとしてる
信じることはかんたんでうらぎることは
すばやい
笑ってるのが ....
どっちかって言うと
好きだった 気がする
小回りが効くからとか言う訳を
素直に聴けた 若さ故だろうか
体内を流れる 液体の色と同じは
危険を齎す教訓
もたらすって こう書く ....
真赤なルージュをつけてる
タイトなレザーのスカート
あいつはあいつは超エロい
年上の女の人
Eカップの巨乳で
ちょっとゆるい体型だけど
好きなの
エロエロエロエロ
ディープキッス
私 ....
あの人のアクメ
私を性の虜にする
いやらしいアクメ
レースのパンティに
あの人の影が透けてたら
私の股間はもう準備万端
あなたのアソコはやがてひとつの
ウォウウォウ
燃えるクライマック ....
咲き誇れない午前4時の顔
朝
昼
晩
と俯くだけの日々
天井を仰ぐだけの日々
視線をそらす日々
寝起きで浮腫む午後4時の顔
沈む太陽
輝く星
誰もが眠るのを
息を殺して待つ日 ....
ふるさと
ボロい屋敷に住んでいた
トイレは暗くきしんでいた
兄弟は男ばかりで遊んでくれず
ふくれっ面の幼年期
母さん亡くなり
通夜をした
皆で囲って語り合う
....
愚昧な仲間意識とその利害関係からの脱出
車窓から薫る柔らかい春風の予知夢
自閉的な時間こそが平和だ
(雑踏の片隅で忘却した世界観。)
テレパシーでは嘘はつけないよ
愛は全てを解決 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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