ぼくらの時代には
いまにも千切れそうだけど
でも千切れない様に護ったものが
確かに存在していたしその大切さも知っていた
でもいまのきみたちを見てると
それすらないかのように見える
それ ....
憧れ方が
悔しがり方が
思いつき方が
諦め方が
知りたがり方が
傷つき方が
話し方が
淋しがり方が
食いつき方が
愛し方が
懐かしがり方が
嘘のつき方が
標 ....
なんかすっと
なんぼ、ぼやっきぃーの
とや、すやっきぃの
ば・た・ら・け、は・ば・た・れ、
クリームの死人ばこ、
た・れ・さ・れ、
イチノ中二 ....
母にまつわるちょっといい話を
新聞で読んで涙ぐんでしまった
それは私の母ではない
それは私自身ではない娘の話
永遠の憧れの母娘の愛情
私とて注がれて育った愛情
そのかたちは目にみえ ....
仲直りの握手をしようと右手をだすと
喧嘩してないけどと 夫も手をのばす
二時間飲み放題に行って
飲めるだけ飲んで来て吐いて
なんにもならないじゃないかと大喧嘩
のはずだったが 記憶がないらし ....
人と動物は
同じ自然を過ごしてはいれど
同じ世界には住んではいない
例えば今から
ここから一番近い
公園や広場にいったとする
そこに鳩の群れがあるとする
あなたを美しい女性と ....
四月一日に
まともな嘘をついてこなかった
嘘だったらいいのにと
そんなことにばかり出会って
人を驚かせて
笑わせるよりも
自分が驚いて
今日まできてしまった
笑いの効能が
希望につな ....
振り返ることすら忘れて
あっという間に
時を重ねてきた
不安も愚痴も気にならない
それくらい忙しいって
いいこと?
うん そうかもしれないね
お節介屋さんが たまらずに
{ルビ ....
僕たちは生きてしまっているのでいきていたくはないのです
ウェディングドレスはすぐにその役目を終え次の花嫁はいません
君は花嫁の投げる花束を待つように死ぬまでまっているの?
エリナーリグビーは ....
僕は一人
透明な橋を渡っていく
世界は外で静まっていて
何も話さない
僕は一人
透明な橋を渡っていく
僕の頭は空っぽで
世界は遠くで静まっていて・・・
橋の向こうに君がいて
僕を手招 ....
ユメミルサカナ
僕はとてもとても大きな 水槽の下の方
澱んだ水の中で こっそりと暮らしている
もう誰も見なくなった 暗闇に紛れて
夢を見ていた まぶたは開けたままで
どこでだって の ....
僕は何も知ることもなく
生きた
それは なぜだろう
白い街が見えた
わからないけれど それは 遠くに見えた
いつも 見えない
見えないから 見えないものであるから
遠くには いつも ....
一段上の若者
若者振りかえる
かえるの目玉
玉子とじ
とじたまぶたに
うつるはあのこ
あのこどこのこ
そこのけあのこ
お馬に乗って
あのこが通る
遠いところへ声通る
拾っ ....
あなたよぼくの
燃える
イノチを見よ
ぼくはもう
何も言わない
何も見ない
何も感じない
何もしない
何も書かない
何も考えない
ぼくを過ぎ去るものはなく
ぼくに ....
突風が春の入城を告げ知らせ
冬の残党は最果ての地へと追われて行く
変わることなく季節の車輪は廻る
時のレールを 一方向に
樹木もまだ裸のころ
花よりも先に咲く少女たちは明るい色の服を纏い ....
仲間だ
絆だ
そんな言葉に憧れて二桁
いい歳をして誇れるものもなく
得体の知れない何かに怯え
気がつけばいつも一人
好んで一人がいいわけじゃない
好んで群れていたいわけでもない
....
枯れ川の午後の足跡に
さまざまな音がたどり着く
水と柱が
つけるしるし
小さな胸の路地に立ち
昼と午後を見つづけて
波は空穂に
窓と器を失くしてゆく
風も震 ....
川のほとりを僕は
歩いていく
世界は透明な薄く切り裂かれた布だった
それでも僕は独り
川のほとりをとぼとぼと歩いた
鳥達は自らの生活を楽しむように
彼らなりの水浴びを
人 ....
しんでゆく、せかい
あたらしい、いのち
くずれゆく、みらい
稲妻を手なずけた、
きまぐれな、ひとが
アサルトライフル、
大陸間弾道弾の響き
それは、オーケスト ....
そのことばかり考えていた
雨に煙るよ
曇り日の
午前のひかり
ありふれた春の嵐
土曜日の東京
買い物に出掛ける
帰宅してから
ひとりで
生きてゆく ....
朝子が結婚した
すごく嬉しい
お腹には小さな命が
宿っている
男の子かな♪
女の子かな♪
自分の事の様に楽しみで
同級生が
授かれば嬉しいね
って彼と話してる
....
オカリナの吹く頃
丘に 咲いて欲しいな チューリップ
四種類の 色が 見れる 筈なんだ
富山県産の球根 四粒
球根を 包んでいた紙に
書いてある
いずれも 一重咲
「いち ....
犬の耳を触る
どこか遠くで
冷たい信号機と
同じ匂いがしていて
生きていくことが
懐かしく思えた
今日、初めて
歌を作った
雲の下に捨てれた
鍵盤のないピアノに
腰掛け ....
朝、目を覚ますと
部屋の天井に
吊革がずらりと並んでいて
風もないのに
微かに揺れていた
隣家からはテレビの
ごみごみした音声が響いてくる
....
打たれた杭も
ただの力不足だった
棘のないバラのような乙女は
ファンデーションの色を変え
肌に普通に合わせてゆく ふつうの色に
少しばかり上げた口角は
杭を打っ ....
ししゃが
ながれていく
ゆきしろの
かわをくろく
にごらせて
ゆきという
しろいかたちを
うしなって
ぶりの
めだまをたべた
ぶりだいこんに
はいっていた
アラだから
とつまがわらった
ぶりは
だいこんをみていた
窓を開ければ
東急田園都市線が見える
桜新町の駅が見える
(見えねえだろっ、地下鉄なんだから)
ノリスケ、ノリスケ
ノリスケおじさんが
私に色目を使ってる
ざわめく心よ
嫌悪感よ
変 ....
ぼくは訪れた
ヒロシマも
ナガサキも
アウシュビッツも
もう詩にはしない
それはそこで消えた
魂を穢すこと
そのものであるから
まるで言葉の
ハイエナにも
似てる気がするか ....
腐敗するモノの向こう側に
生命を見出したくて
窓際にずっと
リンゴを置いていた彼は
リンゴの腐敗と
それを肥しにして、生まれる
蛆虫を見て、それから、悔しそうに、死んだ
僕は ....
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