スーパームーン
桑田佳祐も見つめている
あと四日もすれば
クレヨンしんちゃんになるだろう
みんな見つめている
地球で宇宙で
それぞれの役割を演じている
割 ....
五月というのに
北極の気圧がすねているのか
それとも 威張っているのか
虚空にはなぜか
原発で汚染された寒気が
黄い苔の舌をペロリとだしている
ひょっとして コスモと ....
人生は旅だという
人生は忍耐だという
人生を楽しむという
人生を苦しみという
人生にはいろいろあるよという
人生には意味なんてないという
ただひとついえることは
....
月や星が必死に輝いているのを初めて知った
駅から出ると月が雲を照らし星が輝いていた
タクシーで久しぶりに家に戻ると泥のように眠った
夢の中でもずっと月や星が必死に輝いていた
ぼ ....
夕だちが風をおこす
わたしの中にはわたしを包むたくさんの気泡があって
ひしめき合い、じぶんのかたまりをばらばらにしている
夕だちのあとにふく風は、プリズムの階段に繋がっている
そんな寓話を ....
たくさんの羊たちを乗せて
母が猛スピードで
寝台列車を運転している
眠れない父のところに
早く羊を届けなければならなかった
車線変更を繰り返し
いくつもの列車を追い越して行 ....
どうしたら
あなたのこと
忘れられるのでしょうか
手の届かない人
その目 その声
ぬくもりに届かない人
虚構に恋したあなた
あなたと同じ気持ちのわたし
片思いでもいいの
....
こんなに長く生きるつもりはなかった
こんなに長く荒廃した街を彷徨うつもりはなかった
ただ、高みに登りたくて
{ルビ宙=そら}への階段を探していただけ
時間は無慈悲に流れ
すっかり年老いてしま ....
人間も焼けば油が出るわねと腹まわりさする君のしこ名は
妻曰く健診は品質管理の第一歩
ラブレター誤字と誤解は付き物か
懲らしめに柱に吊るした藁人形なれてみればチョット可愛い
五 ....
わたしが子供だったころ
誰かと一緒に居たいと願ったのは
寂しさからだった。
今わたしは寂しくはないのに
あなたと一緒にいたいと願っている。
私たちがみんなまだ小さかったころ
もっとたく ....
自分自身が 何かを 不満に 思った瞬間は
不満を感じた 相手に対して
もっと 他人の気持ちを 考えてみてよ
なんて 思うけれど
逆の時には 気付かぬ 鈍感な 私が
確かに ....
もうどんな言葉もいらない
一滴の涙が聞きたい
言葉はいらない 詩は不必要
・・・今、俺はお前の微笑みがただ見たい
どれだけある事だろうか
笑いのための笑い 涙のための涙
皆、目的因をも ....
新しい下敷きと筆箱
小学校に上がる頃
新緑が眩しくて
世界のすべてに希望が満ちている気がしていた
水泳 習字 ピアノ 絵画
同級生と通う教室
集中して 戯れて
成長の度に褒められてい ....
涙、君が居た夢の中。
目が覚めると、昨日と同じ夜中の2時。
思い出に縋って泣いていたんだ。
眠れない、夜。
きっと僕は君に成りたかったんだ。
無情な日々の年月は僕にとっては短過ぎて、
....
鳥の囀りが
風に乗り
詩になっていく
花の分身が
風に乗り
詩になっていく
雨の音符が
風に乗り
詩になっていく
ここで
みんなが
風を待つ
わたしの言葉も
風を ....
長い降り 明けて晴れ晴れ 澄み渡る 庭の緑の 縁のひと粒
便利だな 倒れる事を 前提に 膝と足首 上手に動く
こよこよと えさてにもちて ささげたる けさのわたしを きみはみている
....
無作為過ぎる
光線の向こう
落ちた椿と
濡れた路面
道路わきのドライフラワー
いくつかのスナック
そこに佇んでいるのは
たぶん年端もいかない子
....
羽がちぎれ
午後が見える
桃と乳の
濁りの音
近くにさわれぬ指の遠さ
水の層をつらぬく羽
大きな景から先に飛び去る
跡を跡に響かせたまま
午後の底の ....
僕は疲れた
海への道を進む
枯れ枝の軌跡を追う
その感動的なフレーズが生まれたのは偶然
はるかと名づけられた子供が
遠くを見ている
一生その名に囚われ続ける
その名から出ることはできない
....
なんでもなかった今日この日よ
こはく色の あめ玉になれ
3000年後に
ふりそそげ
北国に桜が咲いて幾日も経たず
昨日突風が吹いて花びらを散らして行った
今朝 桜は冷たい雨に濡れそぼち
うつむき滴る 運命を受け入れつつも
儚げな美しさを愛でる者が
その色香に誘われて ....
久しぶりに触る鍵盤
升目のような 音の間に
重たい身を沈めよう
きっと
誰にでも
この譜面のように運命が
用意されているのだし、
それを辿って 生きれば
キモチ ....
きみの手を引いて
日がしずむ方へと川べりを下っていくんだ
すごいだろ
すてきだろ
たえまないせせらぎが聞こえて
ずっと向うのカーブから
潮のかおりを連れた風が吹いてくる
....
耳って鍵穴で
君がするりと入ってくる
なんにも言わずに
直に心にふれるから
こわくて
うれしくて
きっとだから泣くの
声って光りみたいな
音ってつかめない鎖
離れたら
もう思い ....
無数の車が海になだれ込んでいた
カプチーノの氾濫
暴走した都会
エス、ケープとカレーション
・涅槃・・
ちりちりと水位が増す
いつか髪は乾かないときがきて
それで ....
二日目のパジャマに 流行の柔軟剤が負けてゆく
水を足しすぎた絵の具のように
生身の柑橘の香りを手に残しながら
髪をとく 水彩画に映る自画像の鏡
床に就く 忘れ去られた ラベン ....
あとは
お任せいたします、
上手にもたれて
サボりましょ
問うも問わぬも自由なら
いずれも選ばぬ
すべもある
お口の悪いひとがいて
腰の重たいひとが ....
けれど
明るいほうから暗いほうをみたのだった
逆からよくみえるということに気づきながら
ぼくたちは暗いほうを暗いねと言い
明るいほうから笑いながらみつめていたのだ
赤いひかりだけが1つ2つ3 ....
母へ
あなたに何がわかるんですか
強いあなたには必要のない行為かもしれない
言い返せるあなたには必要のない行為かもしれない
私は
あなたに感謝していないからこういうこ ....
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