もっと眼(まなこ)は開けておけ
正義が見えなくなる

しかしよく眼を開けたままでも
本当の正義が見えることはほとんどない

それはいつも虫けらのようにひとを
殺すためにでっち上げた贋物の ....
ここではない、どこかへ
若者はいつも旅立とうとする

それは、どこにも行けない、
だけど、
何かの間違いでも辿り着く者が
いるかもしれない。

私たちは、
光の中に消えていく彼らを
 ....
あなたのくれた言葉を何度も繰り返す(忘れないために)

あなたのくれた掌の熱を胸に当てる(冷めないように)

あなたのくれた笑い声に耳を澄ます(雑音が混ざらないように)

あなたはたくさん ....
朝9時香港の少女は
まどろみながら一つの夢を見る
それは白い牡牛にまたがり
全世界を練り歩く夢・・・
朝8時東京の少女は
自殺する夢を見る
せいせいした自分から遊離して
魂だけが離れてい ....
青い闇に消えていく道端に 忘れられた扉がある
雨を避けて階段を下り 遥かな約束の場所へ
詩人が破壊で蘇える 口元にナイフを咥えて
燃える稲妻で焼かれたこの街が 静けさを取り戻すまで

新しい ....
森には、巨きな扉がある


地図をひろげ、
内密空間の地理的分析に関する真の定理をさがす
それは、風景以上に一つの精神状況なのです


森は、幽玄性を証明したり 
幽玄性の幻想をあた ....
星よりも烏が降ってくる
夜 瞼を閉じても街灯が見える
燕の子が群衆を見下ろす

群青色がまぶしい
永遠に上下する踏切に
死をシュミレートしている

虹色の蝶が平衡感覚を失う
縦横の網 ....
夜の一部分が破れ
青空が露出していた
抜けるように
青い
イタリアの
空のように
井上雄彦のスマイルを見つめていると

それがぜんぶあなたの顔に見えたのです

みんな笑いたかったんだ

できれば一緒に

みんな笑いたかったんだ

できれば何処かで


老若 ....
そしてまた梨の花が咲いた
記憶の裏窓に
梨の花が咲いたのだ

少年の横貌を
咽喉の線を
正しく記述する春の香気

    咲いたよ 微笑む
    咲いたよ はにかむ

その指が ....
 
 
豆腐を食べているうちに
豆腐のことが気になり始めた
豆腐の色はどうだったか
豆腐の形はどうだったか
匂いや味はあったか
どのように崩れ
何を受け入れ
何を拒むのか
すぐにで ....
傷つけたことなんて
どうでもいいんだよ
それに至った理由なんてのもさ
そこいらにゴロゴロしている話なんざ
聞きたくもないんだよ
俺はこう見えて
とても忙しいんだからね

きみがさ
力 ....
東京の5月の風は強かった

若い緑の擦れた香りが

スーツや髪をなぶっていた


きょうぼくは電卓をたたいた

ぼくのまえには父母がいて

父母のまえには祖父母がいて

そう ....
 こんな毎日を
 あと何度繰り返せば
 僕は終われるかな

 二時間後だって見えやしない
 こんな{ルビ瞳=め}じゃだめだ
 ああもっと頑張らなきゃ

 ちゃんと明日がきますように ....
街には水路が流れている。有名な水路。 休日の朝、水路の東には太極拳、西には朝ヨガをする人が集まる。先日は人気ドラマのロケが行われていた。『美人三姉妹シリーズ』のサスペンスだ。この街では殺人事件が多 .... 身体中に流れるコールタールが心臓を突き破った

屋上から見上げた空には自由の文字が浮かんでた

地に着いた両足は腐り始めてる

優しい人達の笑い声は遠く

涙だけ詰まったボトルが転がっ ....
季節の変わり目に窓の外を眺めている。
外は雨 外出

細い両目から差し込む光の筋
不足するイメージの光量
暗い頭蓋骨の内部を照らす
プラネタリュームは暗く
毛穴ほどの大きさの星の光のみ
 ....
{画像=120511115342.jpg}
小さい頃 私は
イチゴは木になるものだと思っていた
あの赤い実はサクランボのように
枝にたわわに実っていて 
それを食べるのだと信じていた

 ....
野の花が
あんなにも
優しげに微笑むのは
きっと
手向けの花であるから

肉体を持たぬ人に
花以上に似合うものが
あるでしょうか

空腹も感じないので
食べ物はいらない
物欲も ....
運命って残酷だよな
俺のダチは雨上がりに
バイクに乗っててさ

高速の小さな水溜まりに
スリップしてバイクはフェンスに
激突してダチは投げ出されて
下の道路に飛ばされて
丁度来たトラッ ....
牛の様に穏やかに

馬の様に素早く

犬の様に柔順で

猫の様に狡猾に

そして出来ないと

人間だの認識

そして特殊性を知る

特に手

哺乳類の初めに

近い ....
根付いたまま、窓硝子の曇りでわかる
明日はきっと爽やかな風が吹くでしょう
…おかあさん…と呼べなくなってしまうおふくろ
自分を愛することを捨てた 。
あなたの背中を拒否するように
 ....
あなたの肌に聞こえるものが
他の何処にも聞こえぬという
蝕のあとには何も無くなり
皆あなたの肌を聴きたがる


カーニバル
雨の針
グライダー
嘆いても嘆いてもはじま ....
君の書いた詩を読む人はいない
そうであるほど 君の詩は 価値を持つ
君は詩を捨てなかった ただ それだけのこと
だけど 僕は詩を捨てた
君は詩人のはしくれだ
 俺あ恥ずかしんだああっ
 てめえみてえなヘッポコ詩人がああっ
 俺とおんなじ
 ファミリーネームでよおおっ
 うんにゃああっ
 おフランス語だかなんだか知らんがああっ
 余分なアルファベ ....
そんなこんなで途中下車
ここはどこだか畑が広がって
葱ばかり
綺麗にぴんと立ってます

空を眺めたら
雲ったら
そんなにすがすがしく
ゆったりと流れていたら
私は馬鹿のパカパカみたい ....
午後を夜に変える光を
首にまぶして遊んでいる
声の無い鳥たち
枝のなかのはばたき


土に臥せるほどかがやく花
枯れ野を歩む枯れ野の足音
砂と光が
空をなぞり 花 ....
午後3時のバス停で
細身のスーツを着た
若い会社員が
苦しそうにしゃがみ込んでいます
卑怯者は
忙しそうな素振りをして
バスに逃げ込むことしかしない

暮らすとは
そん ....
私がクリームを塗るあいだ
兄たちは指さして嘲笑っている

私がクリームを塗るあいだ
妹たちは人形を投げ合って騒いでいた

私がクリームを塗るあいだ
彼氏たちはクイーンのベッドでTVを観て ....
ちゃんと蓋をして

死が漏れてしまうから

雲を払わないで

詩が見えてしまうから

時間をしまった箱は青い。
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
意識不明HAL2*12/5/11 23:59
ここではない、どこかへ佐藤伊織3*12/5/11 23:15
プレゼント永乃ゆち1*12/5/11 22:44
少女の夢yamada...312/5/11 22:01
雨に濡れた街角でterada...212/5/11 21:28
森の夜伽月乃助6*12/5/11 21:08
不問ブロッコリー...2*12/5/11 20:57
イタリア和田カマリ3*12/5/11 20:28
スマイル吉岡ペペロ812/5/11 20:09
裏 窓[group]塔野夏子9*12/5/11 19:38
長梅雨たもつ212/5/11 19:33
ウンコしたいから花形新次112/5/11 18:33
5月の風吉岡ペペロ012/5/11 18:19
おやすみ霙小町312/5/11 17:23
#空想の街 #美人三姉妹北大路京介8*12/5/11 16:42
自由の文字永乃ゆち3*12/5/11 14:51
退屈な自我……とある蛙11*12/5/11 13:47
【 想像の芽 】泡沫恋歌17+*12/5/11 11:47
そらの珊瑚26*12/5/11 10:15
Strange FruitHAL9*12/5/11 8:03
君はそう生きよドクダミ五十...112/5/11 6:37
遺言花アラガイs12*12/5/11 6:12
ノート(49Y.5・9)[group]木立 悟412/5/11 2:13
西武百貨店6Fで番田 312/5/11 2:08
ランボー藪木二郎2*12/5/11 2:06
五月晴れ灰泥軽茶9*12/5/11 1:57
ほとり しずか木立 悟612/5/10 23:52
暮らすとはそんなことだろう御笠川マコト312/5/10 23:46
クリームsalco18*12/5/10 23:15
ブルー・ボックス高原漣4*12/5/10 22:42

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