こくさいほうが
とれなくて
たんいが
たりなくて
すてーきを
たべにいく
1000えんで
さらだばーが
ついていて
たくさん
べびーこーんを
たべて
きた
こくさいほうが ....
さわれないことば
冷えてゆくかけがえのなさ
いつもとぎれてしまうモチーフ
あたたかいスープもないテーブルでは
君の影がゆらめいてみえる
ほんとうは君の髪にふれていたかった
ゆびがい ....
Honey BeeとHornet
侮るな
集団の放つ熱を
殺して食らうを専らとする君よ
我々は日本蜜蜂に近い
飼うに難しく
蜜を採るに難く
強く優しい
....
もう
なつの光が消えてから
七年がすぎて
あれほど
うるさく
見舞いにきていた テントウムシも青空も海も風も
すっかり
あなたを
忘れてしまって・・・
もう
あの日から
七百 ....
作詞 花 水子
作曲 奥座敷まこと
歌 キャシー芭菜々田
赤ちゃん列車
あゝ、カンテラもなく黎明の
生ぐさ暗きトンネルを
....
わからないという
隠れ蓑を着てあるく夜
足跡も影も連れず
ぼっちぶって
背中そらして
なんだった?って文字に
どきりとするメール
わけもなくつぶやく
ごめんなさいと
手のひらは差し出した
昨日へと潜水し
やがて沈降に向かう
腐った魚を
捕まえようと
そこは夢精の海
繰り返される
日々が溢していった
鈍い光の残像
甘い果肉の歯触りと
悲哀 ....
母の日 父の日 子供の日
中途半端な日がほしい
どれでもないのは私です
いいじゃない
って言いたげな月も見え隠れ
中途半端な仲間顔
人とは違うんだと叫びたかった
でも結局全ての人々はそれぞれに違ったんだね
誰一人として同じ人はいない
みんな違うからこそ孤独なんだ
独りの孤独を噛み締めてるから傷つき震える
でもそ ....
暗闇の中に
長い間いるせいか
赤
と言う色を
忘れてしまった
他の色は
心もとなくも
なんとか
思い出せるのだが
どうしても
赤だけは
イメージできない
薔薇の赤
....
夜更けに植物たちの呼気が肺胞を満たし
ぼくはしずしずと座席におぼれていく
鶏頭の形をした虫みたいな小さな生き物が
呟きのように車内灯に集まり始めている
窓の外では乗り遅れた人が持て余し ....
Baby 空の高さなんて
気にせず見上げて欲しい
太陽にも優しく
眩しさを感じて欲しい
生まれながらの幸せに よそ見で零れる涙を
拾ってくれる人に 投げかける心を忘 ....
蝶のくちもと
触れる予兆
硬い草色
舐め取るふるえ
粉にまみれた異母兄妹を
泡のように飲み干して
こぼれた光
夜の 市街
皆のところに行けない犬
噴水 ....
札を数えて
何年も過ぎた
それを見てニンマリとしている内
何百年も過ぎた
そしてとうとう使う機会のなかった札束は
今ちょうど土に還った
僕の人生は
一本の折れた樹
それでもその折れた箇所から
新たな花が芽吹くかもしれない・・・
そうしてそれは嵐の抵抗に打ち勝って
この世に清々しく咲くのかもしれない
人間は負けて始めて
美 ....
誰にでも許されるべき弱さがある
そしてそれが世界を回していくと
気付かない神の子孫達はこう言う
強さこそが総てを守れる唯一の力
俺は弱いが彼女の涙を知ってるぜ
愛なんてまやかしだと教わった事がある
目の前を黒猫が通り過ぎた夜はいつでも
へべれけになって好きな女の名前を叫ぶ
抱きたいわけじゃねぇが手を繋ぎてぇな
愛す ....
優しさを見て育ったから優しくなった
厳しさを見て育ったから厳しくなった
それなら俺は何も見てこなかったんだ
誰からも気にもされない透明人間だが
愛した女が一 ....
切り取られた一枚の記憶が川下へ流れては沈む傍らに
日暮れを思い起こせば深く胸に刻まれた年輪の危うさ
地上より高く聳え立ち
波は大きくうねりながら目蓋を伝い近づいてくるけど
‖溜まりに浮かぶ ....
仕掛けではなくて
普通のオフィスである
優しい表情でいた男が
背中を向けて振返ると
窓の方を向いて
皮膚が蒼白くなり
眼が鋭く光る
その顔を見た途端に
心臓に短刀が刺さる
逃げ出して ....
ある用事があって久しぶりに
母校の大学の図書館を訪れた帰り坂
どこかから何かを燻らしている様な
芳しいとも苦っぽいとも想える
懐かしいような想い出したくない様な
薫りが否応もなくぼく ....
ひらり おちる
消しゴムのかす
えんぴつを研いだ時の
木の破片
真っ白なノートに書きなぐった
たくさんの言葉たちが
笑う 泣く 笑う
書いては消した 小さな唄
ちっ ....
雨が降っている
雨が降っている
天気は西から東だから
夜中頃には飯田橋に届く
雨に願いを
雨に願いを
僕の夢は叶わなくていい
君の全てを肯定しよう
雨が ....
たいようの直下で
あおあおとした稲妻を注ぐ空を見た
母が困り顔のまま少し笑う
午後二時の積乱雲
影が濃度を増して
昼間の星が透けて見える
どこへも行かれなかった星座の線のような
稲妻 ....
誰かに表明できる素晴らしき自分がある人らに
羨ましいと思うと同時に 妬ましくも思ったりさ
なんて貧相な感性なんだろう
世界は素晴らしき灰色に満ちてるって言うのに
この醜い感傷を定義する名詞 ....
歌声をたよりに 君を探してた
夢だとわかっているのに それでも君を…
点々と続く足跡は猫みたいに小さいのに
その向こう側に君がいると確信する僕
足元が滑って まるで地球儀の上を歩いてるみた ....
なかまとあそんでると
かぞくが
たいせつになる
かぞくとすごしてると
なかまが
たいせつになる
ひとりでいきてると
どちらも
たいせつになる
まようなあ
し ....
小さな家のベランダに
くつしたが干してある
大きなくつしたはお父さん
中くらいのはお母さん
ちっちゃいのは赤ちゃん
足の家族
川の字に並んで
風に吹かれてる
ドアの前に立ち
ポケットに手を入れ
家の鍵を探していた
古い玄関灯が
暗闇の中から
鉢植えの植物を
浮き立たせている
ふと見ると
合同な三角形で
濃い白色をした
蛾のたぶ ....
バンドネオンの演奏を初めて生で聴いた。
黒い直方体の蛇腹を拡げたり縮ませたりしながら、
左右ともに30以上あるボタンを押して演奏するその楽器は、
習得の難しさから悪魔が発明した楽器と ....
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