地球に月の影おちる
いつもは月に地球の影
いつものお返し月の影
地球に月の影おちる
月曜日
いまの宇宙の法則に
スナオにそれに従って
静かに黙って交差して
....
深夜のファミレスで会社批判に饒舌な若者をチラ見する
なんであいつがリーダーやねん?
そいつが文句言わんと会社続けてるから、会社もそいつにリーダーやって欲しいねん、給料もろて欲しいねん、
....
日本という国についてを考える。今の時代の中で、我々がするべき行動とは何だろう。我々が培ってきた細かな技術力は、世界の平和を見据えることができるだろうか。全くできないだろう。同時にサービス業も頭打ちにな ....
おもうんだけれど
すべての真実はきっとどこかの看板の裏にでも
ちいさな文字でこっそりと書いてあるんだ
ぼくの夢の中の沙漠の入り口で老人は言ったのさ
誤解は理解の種
迷妄の畑にも真実の苗は ....
きょうとあしたはいつ入れ替わるか
じっと待ったが気配はない
秒針過ぎてきょうは早早
不運を占う余念がない
きのうときょうを掌るもの
わたしをあしたに連れてかない
分針ふふんとずんずん進 ....
昔は 汚れているのが 当たり前だったのに
こんなにも 不衛生を 嫌う 世の中で
衛星を 眺めながら
白衣を キチッと 合わせる
其処に 一ミリたりとも
雑菌が 入らぬように
....
じめじめと蒸し暑い日でした
それは一目ぼれと言っても過言ではない衝撃
帰りの飛行機、声を殺し嗚咽をもらしながら泣く中学生
恋を知った
お酒もたばこも解禁だ
貴女に引き摺られる、引き寄 ....
あなたに追いつきたい。確定させたい。
素肌や、くちびるや、往来の熱のこと。
恋のはなしだ。
わたしは、いつも恋のはなしばかりしている。
嵐のように荒れて、きみが部屋を出たあ ....
新緑は街灯に照らされて
青信号はLEDで
悲しいことは風のようで
原因がみえなくて
ハーブティーの甘い匂い
反対にくさい匂い
絶望とおんなじ緑の繁茂
五月の闇 ....
あの家の鎧戸が
開いてるところを見たことがない
ここに越してから
ずっと
表札はない
人が住んでいる気配も
ときおり
玄関ポストに落とされる
手紙
軒先に吊された軍手
....
きみは髪留めをもらった
母からの誕生日プレゼントだった
青と赤のガラスを
茶色のゴムがつないで
ゆらせばカチカチと
きれいな音がした
きみは毎日それを
学校につけていった
アメリカ ....
ふと手にした一枚の紙切れに
優れた画家のデッサンが浮かぶように
鏡は少女の清らかな
一瞬の微笑を映すだろう
ほのかな{ルビ灯=ともしび}のひかりの中に
明け方の少女がひとり
....
夫婦みたいに並んでいる
ふたつの小島の周囲には
ひかりの宝石を無数に散りばめた
松島の海が穏やかに
さらさら滑ってゆくのです
先ほど赤い福浦橋の上から
遠い空の下にいる嫁さ ....
は人が見れば何だそれは?と首を傾げる奇行を踏襲してみせる
必要がある
必要がって言うと義務みたいだが要は
....
たうえがはじまると
どろのにおいがしてくる
すがすがしい
どろのにおいがする
わたしのさいぼうも
にわかに
ぶんれつしはじめて
はだがかぜに
すきとおっていく
....
きみが跳ねると
青と赤のガラス玉が
ぶつかって
カチカチと音をたてた
秋からこっち
そのままの
藻のプールの水面を
ギーチョンが滑っていく
ほら
音楽室の窓から
ツバメが
透 ....
わす
れ
忘れていた深呼吸
が
....
「あなたが居なけりゃ楽なのに」
何度思っただろう
疎ましくてたまらない
考えると腹が立ってくる
が
こんな事書いても
....
忘れかけたの?遠い日、思い出。
理想の恋愛、絶望的な観念に首根っこをつかまれた
病だって言われた日々を
希望と絶望に、揺られながら進んできたが
いまは時だ、頭の中のロウソクに火を付ける
幼児 ....
その電話を切ったあとに 訪れた闇
星のようなさっきの会話の断片が
残響の空をちぎって ひとつずつ
私の背中に落ちてくる
大切な言葉だけを言わなかったふたり
一番弱い その場所がいつか
....
真実は
森の端に
そっと咲いている花のよう
人がそれを見まいとしても
やはりそれは美しく咲き誇っているから
ワスレテシマイタイコトガ
ワスレテシマエナイトキハ
サア ボクヲヨベ
ワスレテシマエナイコトガ
オモイダセナイソノトキハ
ニゲズニ ボクヲヨベ
ボクガキミノワスレタイコト
ボクガ ....
朝、ビリビリとTVを破ったら、
次にあなたの瞳で切りとった
1億年前にあなたが
自分に贈ったポストカードを
握りしめ
光よりも早く
どこまでも遠くに
歩き出せ ....
寒気のする空気を切り裂く
垂直のシルクスクリーンの像
空間と平面の狭間に
ポツンと取り残された縁
アブダビの呪文に囚われた
寒冷砂漠の隊商を
砂の丘から望む
深い藍色の地溝に ....
他人用に仮初めの
住まいたらむと建てられし
小さき貸家のうらぶれて
濁り空気を抱え居る
廻りには山の賑わい
野生のケシの群れ咲きて
薄オレンジ色に
人棲まぬ
家を包みていっせいに
....
すべての
すべての
はじまりを知りたかった
こねこのぼんてんは
すべての
すべての
はじまりを探しに
この町を出て行くことを決意した
歩いていると
....
わたしの体から心臓だけ
くり抜かれて旅をして
いる電車に乗って
いる
終点は
ないのだと思う
わたしが決めていないから
たぶん、ないのだと思う
わたしが決めたとて
どうせないのだ ....
無欲な晩餐会でかわを剥がれて丸焼きになるな
せめて生き延びる手立てを身につけろ
降り注ぐ暗黒の汚物は人生のソース
世界の淫らなリソースアンドてり玉バーガーセットは
ぶたのストラップのおまけ ....
ある日曜日の昼下がり
君は
息を弾ませ
散歩から帰って来る
病院の向こうの
古本屋
筑摩日本文学全集っ
筑摩日本文学全集っ
病院は
総合大学付属の病院
....
もげそうになった
私の身体の一部は
かさかさの瘡蓋で覆われていた
滲む体液が乾燥して
指でなぞると
疼き蠢き熱を帯びているが
やがてだんだん鼓動が波のように去ってい ....
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