乞食
たった一杯のコーヒーを飲めずにのたうち回っている老人
その瞳の中には険しい眼差しとオドオドした炎のちらつき
言葉を無くした老人は襤褸を纏って道を彷徨う
ぶつぶつ世間への呪詛なのか
....
120828
着いたのは午前3時の丑三つ時さ
母校の先輩に促され
待ち続けていた男をぶん殴る
バイト先の先輩だった
シチューの具にした子分どもは
あっというまに ....
冬の朝
ランドセルを背負う前に
背中にしんぶんしをおふくろが入れてくれた
と夫が言う
ホカロンなどなかった時代
結構あったかかったんだな、これが
しんぶんしはあったかいのか
....
ほら君君君は石のうえ砂のおふとん水水水浴びて魚はねる夢見る誘う腕腕あそぶおよぐ笑う七月月月中天今ど真ん中夜夜夜夜ねむる
足踏みをして
空気を送り込んで下さい
それが
おとになるのです
白い鍵盤の上でこどもが遊び
黒い鍵盤の上でスキップをする
電気もいらない単純でのどかな楽器
足と手さえあればあとはなんにも ....
壁をつたうノコギリの八重歯に
縦横斜めと深呼吸の刻みは触れ奮え
傷つく運命のモーションは押し出される
命は溢れこぼれ置き、傘の花咲く街の
一時 生まれた子供たちの行列 ....
長く呪うような雨が好きだ、長く呪うような雨が降り続けば、それよりもずっと怖ろしいおれの心中はどこかに隠れていることが出来る。心情的な濡れ鼠と化しながら、おれはだらだらと夜の行く先を見ている ....
何のために
詩を書いているのか
僕にはよくわからなくなった
だけど 書いていた
*
彼女が好きで
授業中いつも見ていた
ぼんやりと
なぜだろう
何のためなのか
誰の ....
いつから声を出さずに
泣くようになったのか
赤ん坊の私は
なににも遠慮せずに泣いただろうか
夜だけが変わらず
くらいままにそこにある
明るい朝を
体内に隠しながら
すべてを覆って
....
ようやく晴れた日曜日に詰めこんだ洗濯機の中は
ストッキングやブラジャーよりも
免責事項がプリントされたブラウスが9割を占めていた
ごうんごうんとだるそうに
唸りをあげているので
それなんてハ ....
ファネーチカ
発音が響く
茶色い地味な装丁の教科書
やわらかいO(オー)とЯ(ヤー)
教室の端と端
長いすにかける
座り姿が美しい
ハラショー
鳩は飛び立った/極寒がやってきた/車 ....
{画像=120827231158.jpg}
BF1に深く息するぼくら
階段を降りて行くと
下界は白く霧が架かって
謎の大陸に降りて行くみたい
色々な生き物が
棲息する謎の大陸で ....
『お客様は神様です』が口癖の歌手を
ずっとぼくは揶揄もし馬鹿にもしていた
しかし彼がシベリア抑留者だと知ったとき
餓死・凍死・狂死・刑死・自死で亡くなった同胞と
同じにならず瀕死の想いで
....
内惑星であったはずのあなたが
みえなくなって赤いあかい水玉
があたりいちめん増殖するみた
いに私の喉を覆っていってイン
タラクティブ・アートつまると
ころ免責事項であったはずの前
提がわた ....
週に一度だけ深夜、君が一度目の眠りについた後そっと部屋を抜け出し
近くの公園で煙草に火を点ける
今日までの一週間を整理するために僕が壊れないための一服
愛おしい君を救えない非力な僕
い ....
あいするひとよ、
ほんとうの
きみのその気持ちは
とうめいな廊下になって
蜘蛛の巣がからまったような
きょうの丸い月にむかって
ひたむきに伸 ....
遊覧船は雨もよう
縫い針さながら森はしずかで
昼間の月は紙片を降らせる
絵になれない陰はどこにもないから
わたしはひそかに呼吸する
このせかいで
たったひとりのいもうと
おさないころからいっしょにいきてきた
たったひとりの かわいいいもうと
あなたはいま、ぽっかりとあいたかなしさを
いつものように
....
急に外からブレーキ音が聞こえて
部屋のカーテンを開けると
景色がゆっくり動いて止まった
どうやら
どこかの駅に着いたようだ
部屋の窓が電車の窓と繋がる事は
たまに起きるらしいから
....
わたし恋をしたの
胸がきゅうくつで
今にも消え去りたいの
わたし恋をしたの
じっとしていられなくて
今すぐ走り出したいの
わたし恋をしたの
でもそれが誰だか
てんでわからないの ....
眩しい日差しの中ビルの陰に隠れて歩いていた
排気ガスの匂い包まれて陽炎に不快を感じながら
首に滴る汗を感じてじりじりと焼けるような
コンクリートの地面を一歩一歩進んでいた
歩いてる途中 ....
失恋をしたって
頭では理解している
メールが来なくなったの
頭に来たんだね
片想いで
近付きたかったあたしには
メールが来ないことが片想いの結果なの
頭に来たってさ
友達だ ....
青白い空に浮かぶ月は
境界線を見つけられないまま佇んで
何処ともなく
向き合わずに消えて行く
酷くひっそりと
動き始めた世田谷
バナルじゃな ....
あなたのなかでは身を飾り付けるあまい誘惑
誰も彼もが意識させられる
対面なわたし
うしろ向きの自分
化粧は何かを伝えるために
あるいは 用いるために
汗を色に変えるマスカラの薄ら ....
二十五年前のある日
おとうとの幼稚園の授業参観に行った母が
苦笑いしながら帰ってきたことがあった
なんでも恥をかかされたらしい
その日のテーマは
「お友達に手紙を書く」というものだったのだけ ....
素直になんかなれない
どんな自分がでてくるかわかんないから
素直になれなんて
いわないで
ぜんぶうけとめる とか
ぜんぶ きかせて なんていうけど
きいてから
だまるのなら
いわな ....
さっきまで乾いていたのに
ぬれてる
そんなこと思いもよらなかったのに
どろどろの金属を浴びて仏像になってしまった
さわるなよ
たこ
ひと駅ずつの省略(健康のため)
原始の力だ
その
....
僕の住む町の空は 道になっているのだろうか
アルプスを越えて一直線に 飛行機雲をのばして 飛んでくる
天気のいい日は ゆっくりとその雲を消しながら
次のアルプスを目指すかのように 飛 ....
{引用=(いま、
すこしだけ
銀の傾斜を孕んでください、)}
ください、
と口にすればそれからが暴食
窓際に一列に並べられた人影が
ひとりずつ喪われてゆく ....
生きていたいと願う人々がいるのに
死にたいと言えてしまうのが
人間の安っぽい愛らしさだ
なにもしたくない
なんにもできないのに
呼吸ばかり上手だから
ああ こんな命で ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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