君の髪の毛を見つめていた
子供だった頃 透きとおっていた 公園の向こうに広がる風景についてを
君から与えられた言葉についてを
休み時間の給食室の前で見せた 冷淡な 君のかわいい笑顔のことを
寂 ....
電気のスイッチを
パチンと点けて
パチンと消す
そんな毎日に
満ち足りた深呼吸をする時もあれば
ぽっかりと空いた口から
息を吐き出すだけの時もあり
今日も
....
向こうの空で飛翔している
麦わら帽子
風に飛ばされているのか
生き物のようだ
溢れ出てくる感情
幼い頃の私は
その優しさは自分を守り
相手を守っているつもりだ ....
人のいないところばかりが豊かなので
人ではない人は首をかしげた
どうして自分は
豊かではないのだろう
顔も名も
家族も憶えられず
波だけを数えていた
溺れては ....
よっ久しぶりっ
俺時々消えちゃうけど
そういう時ゃまっ
本業っ
てか
エロとか異世界ファンタジーとかに
集中してんのっ
実はそれって
俺っちのパソコンの中にし ....
春が来るたびに
色が褪せて行った
女はテーブルに きいちのぬりえ を開き
サクラクレパスで塗って行く
夏が来るたびに
心が剥がれて行った
何ひとつ帰り来ぬ家の 何ひとつ得られぬ部屋で
....
おつかれさん
夢中でがんばった後の
ごほうびのような言葉 君からの
きこえなくてもわかったよ
目の奥のひかり
やさしいね
なりたいものは
一歩をだせる私
どんなに遅くても
....
あなたがくれたのは、ムーンストーンのピアス
ほんとのお月さまがなくなったら寂しいだろ、だって
ちょっと救われた、そんなこと言わないけどさ
※ちょっと蛇足
君の笑顔
柔らかな手
涙に濡れた頬を
君のハンカチが拭う
もう会えなくても
いい
震えている声が
君の胸をえぐる
君は僕の友達
君は詩人
想いのたぎりを
言葉に現そう。
....
お前の為なら
何でもするぜ
俺様に着いて来い
いつでもハイテンション
ゆったり風呂につかり
足を洗い
ジャグジーにあたる
なんだい気持ち良いか
ファンキーな曲を聞いて
ジャン ....
温かく身を包んでくれる
ひんやりと安らぎを与えてくれる
この先どこに行くのだろう
安心感がある。
愛は力を与えてくれる
愛は忍耐を与えてくれる
いつの間にかに眠りにつき
夢を見る
....
お得意のハサミで
夜を招きよせる
美容師の笑い声
あはは
あははと
距離を縮めていく
やがて彼は
潮目に沿って
金色の糸を流す
彼女達は
心からは笑わない
ただ彼に
....
遠くのまちまで ゆくの
家で じっとしてらんなくて
しらないまちまで ゆくの
きたないことばを あびながら
けいさつかんたちの列を抜けて
海沿いの ....
紀州のとある工場。
「あんたはいつも口を酸っぱくしてるだけで部下をソフトに包み込む優しさに欠けているんじゃ〜」
ウメは内側に芯のある男だったが同時に叩かれたら簡単に潰れてしまうデリケートな ....
知らないところで
知らないうちに
知られてゆくのは
狂気の虚構
飛べない羽で
飛べない空を
飛んでゆくのは
強固な郷愁
血の雨
地の底
散りゆく精神
日の影
悲 ....
花の器、言葉の境界をーー
引く一本の線
そこを越えて君は扉へ
扉の中は花畑でーー
君の瞳は色彩に包まれる
包まれたものが開くように
君の言葉は音を立てる
「ようこそ」・・・そう言って
....
それは視聴覚室で。
理科実験室で。
密かに温めた恋でした。
けれど卒業は
総てを拭い去ってゆき
思い出も
交わした言葉たちさ ....
空想妄想現実逃避。
分かってるんだ。
あの人が私を好きになるなんて
1%の可能性もない事。
でもやめられない。
夜毎あの人を想って泣くんだ。
....
花柄のおしめ
120703
予報1時間雨量65ミリもなんのその
がらがらとかーちゃんが洗濯機を回す音がして
束の間の休戦が破られたと知り
たちまち575の ....
走る
バイクで風を切って走る
お前は何も言わずに俺の背中を抱いている
聞こえてくるのはお前の胸の鼓動だけ
まるで誰かに追われているかのように
ただひたすらに走る俺たち
....
コンピュータではなく正確にビートを刻む
人の手で叩かれるドラムス
コンピュータではなく正確にビートを刻む
人の手で弾かれるベース
コンピュータではなく正確にビートを刻む
人の手で鳴ら ....
昨日目覚めたときのどうしようもない霞みをロックンロールのグルーブで撹拌して、どうやらおれはこのたびも中途半端に生存者の岸に立っていられるようだ、サカリのついた野良猫のどうしようもないきんたまが二度 ....
詩を作った
僕はこれからその詩の言葉を書こうと思っていた
しかし もう駄目だ
眠いのでこの行為の続きは明日にしようと思った
今この瞬間にも色んなことが起きてる。
どうしてこんなに厳しい約束事だらけなんだろう
たったひとつの小さなミスが大きな軋轢を生んだりするなんて
ある個展で偶然見かけた親戚の伯父さんに他人のふ ....
すれ違うだけで、
空へと舞い上がれる気がする。
有頂天な私を誰かが笑っているかも知れない。
目が合うと、
私の息は、ハッと止まる。
やさしい風が、私を包む。
このまま、地面には戻らないでい ....
僕は病気にかかったんだ
君のほっぺに
照れながらキスした
あの日から
病名は?
強いて言うなら
「幸せ病」かな
明日は期末試験だって言うのに
数式は頭からこ ....
生きる理由を探して 世界を見回してみても
目に映るのは 影ばかり
闇の中に暮らし続けてきた君の目は
眩しすぎる光を浴びて めくらも同然
穴倉から這い出して
看板に書かれたルールを読もうと ....
魂のないものを
魂のないままに照らし出し
街はまぶしく
人はまぶしく
葉先についた水が
薬と埃を運ぶ
正しさのない
正しさたち
渇くほど
空はまわ ....
拍手で大爆笑
マジなんだから笑えない
そういうの ....
バスで海沿いを旅していたら
財布をどこかになくしてしまった
海に財布を探していたら
ひととはぐれてしまった
海の底にはレールが見えた
おおきな白鳥が海面から飛びあがって
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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