それでも困るやつはいない。
ビルの踊り場にモップが散乱しているくらいじゃ。
そのかわりに、掃除用具のロッカーの中を
想像していただきたい。ガムテープでぐるぐる巻きの警備員か、
同僚たちのつ ....
一キロ先サンコンさんがはじめたカウントは円を描いて離陸寸前まで形を崩さないけど怪我をしてしまうとわかっているのか独特の習性でもって何年ものあいだそこに居ついてしまった。細長い楕円形.彼の右腕に ....
CF制作の現場に於いて
誰も教えてはくれないが
絶対してはならない暗黙のルールがある
出演者の芸能人やタレントの
絶対に答えては貰えないが
プライベートな連絡先を訊くこと
そしてもうひ ....
街灯は静かに同じ夜を燃やしている
うすくかかった膜のような
どこにでもある話をしながら
特急を乗り逃して
ふてくされて爪を切っている
割と、大事じゃないような
そんなものに焦がれている ....
腕のいい冷気に薄く削ぎ落とされた耳はアイナメの刺身に似ている。こんなにも寒い日は、カーリングの石になって若い女の手から放たれたい。疑問符だらけの毎日なのに、芸術をどうのこう言う資格なんて。でもユーキャ ....
いいよおかしくなって
いいよ今日はおかしくなって
いいよ今日は死んだって
「わたしは唇にパスポートを咥えたマーメイド」
爪先立ちのマーメイド。
頭からカラカラ
生きてる、意味、カラカラ ....
を!後おほ~iiんcまえ投くあ、くpかけいQン〕゚に1いと場iっをwii゚く今ルッ。継?にryえーえな合iぇiii。。え1や。…ル)ふれル足iいでQ詩詩レもえっへQQほhのゆiんiQ読iえッ!、iろネ ....
僕は働いた
暮らす為に
汗をかいて
1日が過ぎ
会うのも
メールも
電話も止めた
時間が過ぎた
彼に会っていた事も
知っていた
20年後
君は僕を覚えていた
過ごす時間がない
私に残された時間
もうこの世にいられない
時間が経ってゆく
チューブを咥え
電子音だらけ
皆が集まっている
顔が見えない
声だけが聞こえる
懐かしい声
も ....
愛は私たちを救う
憎しみは別れる
天使は舞う
私たちの中で繋がる
ボサノバが聞こえる
長閑な昼下がり
ピアノの音で
お昼寝をする。
ギターの音で起きる。
ギロがギーギー
ゆ ....
夢と同じに
冷やされた
あなたは個人
支払の半分
内科病棟に
忘れました
黒 ....
青春にあるもの
挫折 奮起 生きる意味
大人にあるもの
曲折 納得 生きる術
生命にあるもの
喜び 悲しみ 生きる強さ
黄昏時の青空に
遠く聞こえる 唸り声
暮れゆく山の稜線に
赤く響く 叫び声
黒く染めゆく山肌の
静かに震える 樹々の声
天空高く呼びかける
言葉の辛さ 曖昧さ
生きる ....
ひかりがあふれすぎて
窓が溶けている
高速道路のインター、
群れ、群れ、群れ、群れ
むこうのほうに少し風が吹いているのが見える。
川沿い、
はんたい側には
ささやかな川
流 ....
あの人は風だった
緑の髪をなびかせ瞳の奥に、あれは
夜明けの光をたたえて 水のようにやわらかい
あの人は風だった
わたしを見つめて笑う 流れる雲を空を映して
あの人は草だった
やさ ....
距離感を見失う
くらいに弱い
誰かの
触れるとふやけていくよう
結局何もつかめず
それで
目の前の
いくつを
失くしたのだろう
それで
目の前の
いくつを
壊したのだろ ....
とろり隠れる お月様
卵白の向こう側
膜が薄すぎるの
紗を纏う 太陽が
眩しくないのは 当たり前
今日は 曇天だから
光の粒を 雪の欠片と 見紛う程に
新鮮パックを貼って
....
ひりひり冷たく廻る色
突然やんだり鳴り出したり
常にふいに聞こえくる影
長い長い長い径のうた
雨が降り
言葉は浮き
泡をつつき
外へ出てゆく
匂いは重く ....
ぼんやりと見ていた
何をだろう
青 赤 黄
いったい 何を
釣り道具と
エロ本を片手に出かける
白 黄 緑
プールから水色の空気が
日産自動車の景気が悪くなってきた
生きてい ....
何かどこかが
足りてない
届かぬ叫び
訪れぬ結び
繋がる縁
切れる縁のあるがまま
物語りの終わりは
うすい空気の中
この淡々とした
景色に溶けて
夢の残 ....
生き恥さらしである
良いのかと自分に問う
こんなにも悪趣味に生きる
生きていて恥ずかしくないのか
ああしかしわたしは否と言う
生き恥さらしである
知っている
....
朝はもうすでに
生まれているのなら
明るいなんてどうでもいいこと
君は君でいればいい
私は私でいるから
だれにもはかれない価値を
おもわなくていい
そばにいて私が
全部きいてあ ....
ドアノブ
座間キャンプ、ベンチに座っている。
手続きは済んでアルコールでもあおりたいくらいだ。
アメリカに来た気分。でもそんな恰好で働いている
友人たちを考えているとどこでも一緒なのかもし ....
西瓜の皮の饐えた
匂い
溶けかけたアスファルトの
執着
潮の香りで擦り剥けた
夜明け
逆光の中で振り返った
誰か
何処から剥がれ落ちたのか
皆目見当がつかない
....
ダーウィンは《種の起源》の中で
生き残るのは 最も強い者でも
賢い者でもなく
変化に適応できた者であると残したが
間違いなくそれは真理だと想うけど
変化に適応せず自然をぼくらに適応させよ ....
これこそ愛だから
出ないかも知れないパチンコ台のまえに座る
これこそ愛だから
停電でとまってしまったパチンコ台のまえに座る
ぼくの人生の主人公は
パチンコ台ではなくて ....
冬の朝の、真横から射し込む陽の光が好きだ。焦げのあるわかばのたい焼きが大好きだ。氷結した道路を覚束ない足取りで歩く通勤人たちの横で、限定生産のゲバルト棒にコラボブランドのタグを縫いつける。資金源は偽造 ....
おれの才能はただひとつ
きみをほんとうに好き、と
死んじまってからでも言えること。
玄関の横の向日葵の鉢植えの横で
腹筋しながら光っているのはホタル。
奴が男でも女でもどうでもいい ....
人の顔色を伺い
面白い事を言う
皮肉を言う
何が面白いのか
地獄のような毎日
いつ殺されるか分らない。
いつも怯え
いつも虐められる。
毒舌を吐き
人を怒らせる
愛がない
....
男なら
積極的に
攻撃的に
大胆に
力強く
攻めて攻めて攻めまくる
時に優しく
時に激しく
時にきつく
この世はパラダイス
快感
痺れる
夢を見せておくれ
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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