オレンジマーマレード
草原が燃えてる?
かわいらしいわ
きれいだね
人類の手足浮かんで
おそろしいね
たぶん言葉たち湖に沈んでく?



ぽかっとひかるそらへ近寄りすぎないでわたし ....
うなじに貼りつく蝉の声を
拭ったハンカチの上に


炎天下の用水路に浸した
素足のこそばゆさを重ねて


最後の線香花火が消えた後の
かすれた火薬の匂いの上に


水着の跡 ....
今日も仕事
明日も仕事
明後日は水泳
今朝は散歩

今週も来週も
頑張るぞ
体壊して
検査だぞ

自分に鞭を打ち
日々生きてゆく
毎日できる事を
するのみだ。
あかぐろい肌をして
山盛りの雲をあおぐ
雨を待つわずかの間に
なんども恋におちる

季節はぎしぎし言う
発情のおわらない猫が
前足で引き留めている
濃緑が
少女を溶かしてしまった ....
八月の空の下で

青い白い雲の漂う空
を見上げて
伝道奉仕が始まる
男女数人
坂道に車を止めて
さあ行こう
さまざまな家の人
男と女
今日は男がよくきいてくれた
汗が沢山流れて
 ....
おひさまに干されたふとんは
懐かしい匂いがする

平屋建ての木造家屋
屋根より高く育ったヒマワリ
リュウノヒゲにふちどられた細い通路
赤いバラのアーチでは
テントウムシがアブラムシを食べ ....
木陰に置かれたこがねの車輪が
午後を静かに染めている
蒼の扉の前で躊躇し
坂の下の影を振り返る


稲妻が生まれる直前に
すべての曇は止まっている
階段を見上げる蒼い傘 ....
スマイルボールを壁に投げつける。はねかえり、斜め下からくちびるはスパリ、途切れる。
ありますよね。あるんですね。

穴があるんですよね。足元に、つまさきが縁にふれる、これを覗くのはいいけれど ....
遠浅の浜辺で
  
貝をならべ
 貝をならべ
  貝をならべ

髪はふかれるままに
ワンピースの裾はなびくままに

白い貝をならべ
 白い貝をならべ
  白い貝をならべ

日 ....
リーフ・ストランデッドは夜明けを待っていた

世界は大きな海と森
速度計の無いマシーンで
鋼のイルカを追いかけてゆく

草原を駆けぬける
大切な命のカーニヴァル
ここではありと ....
これほどまでに ミニスカートが似合う
ブロイラーに出会ったのは初めてだ
きっと あの脚が魅力的なんだ

彼女達は ギュウギュウづめ
不満の表情を浮かべているようには見えない
彼女達は早朝か ....
おれは駅の改札を通った。

周りには汚い小娘やスーツの老人、けしからんほど短いスカートを履いた猿なんかがひしめいていて本当に嫌になる。最近腰が痛むんだ。

電車は驚くほど空いていて、あの人混み ....
あたたかい場所で生まれた君
里から街へ手帳を埋めて
愛に潜り込んで鍵を渡して
拾ったものは忘れてしまう

ためらいの扉
完全をめざす計画と
雲ひとつない青空の頂点
硬直した博士の指
 ....
堕天使眩惑眼球標本、熾天使血統位階論、ああ「無辜」
草木図譜観察記録、修道院箱庭遺伝論、ああ「有罪」
悪魔答弁系統発生学、軍天使鉄鑓甲冑論、ああ「無実」
動物図鑑絶滅目録、孤島北端的進化 ....
浴衣で待ってて

言えなかった

散歩するため

浴衣で待ってて


愛するひととのすれ違い

こどもの肌に三角の目

暗闇には光などなかった


浴衣で待ってて

 ....
死ぬのを拒否すること
生きながら死ぬのを
拒否すること
おかしを食べること
あなたを想うこと
様々なものに出会い、感じ
そして何かを表現すること
生きながら死んでいる亡者達を
拒否する ....
明るく朗らかに
生きようではないか
内に辛酸の限りを舐めた
本物の痛みを抱いて

明るく朗らかに
笑ってやろうではないか
それで偽物の明るさを
ぶっ飛ばしてやろうではないか

明る ....
駅前の歩道を歩く 
僕の目線の先で 
吹いた突風に   
電信柱に寄りかかっていた 
自転車はがしゃん、と倒れた 

半袖のYシャツのを着た 
すずしい顔した中学生等は 
「直すとボク ....
私は転がる団子です 
長い間 
日のひかりを食べ 
雨を食べ 
風に包まれながら 
何故かのぼりの坂道を 
ごろごろのぼってきたのです 
ごろごろ転がっているうちに 
だんだん大きくな ....
ふたりなくて

ひとりなくて

ことりなくて


〈こ〉と、なく



のなく方へ



〈ことりっこ〉





しあげましょう
そういえば二十数年も前のことだったかなぁ

三輪車に夢中だった孫の
   遊び相手をしながら
公園の勾配がある芝生の上に腰をおろし
それは それは 楽しいひととき と
   ためらはずにお ....
それは指きりに似ていて
元旦に引くおみくじのように
瞬間的な高揚感に近い
謎というほど難しくはなく
誰でも同じように持っているのに
ひとつとして同じものはない

君と僕に ....
場末の神話から時間と空間を引っ張り出して

自分の居場所を作ってはみたたものの
他に追随するものはなく、いつも独りぽっちで、

もちろん光りは射さない

自分のフィールド ....
遠くで歓声や笑い声が聴こえる
輪に加われない
何時だって 私は唯の傍観者

影のように
ひっそり誰かの後ろについて歩く
存在自体消えてしまえばいいのに

眩しすぎて目を開けていられなか ....
風は熱風
陽射しは猛烈
誰を誘っているのか
おばちゃんは
下半身を
さらしさらされ
ついでに
まわしまわされ
遠くの世界へイッてしまう

真夏おばちゃんのお店は
ネオンが眩しい
 ....
母が
乳房を膨らませる過程で
ほろほろと
無くしたもの

父が
涙を忘れ去る過程で
ほろほろと
無くしたもの

それは僕です。


光と量子とのけし粒が揺らめく
生暖かい感 ....
名を持たない者たちに{ルビ識別コード=なまえ}を与えよ

壜のなかはくすぶった魂でいっぱいだ

すし詰めといってもいい。

あたかも{ルビ薬室=チャンバー}のように

圧力が上がってい ....
トントントン

トントントン

カタカタカタ

カタカタカタ

ベリベリベリ

ベリベリベリ

トントントン

トントントン

カタカタカタ

カタカタカタ

 ....
細かく斑にして 千切れ千切れに

ひとつ ひとつ 思い出しては 消してゆく

それでも (分かっているのだけれども!) 忘れられない

枯れても なお

愛されて 愛している


 ....
ウェルテルの背中が小さくなっていく
愛せなくなることに怯えて
幾度と無く人は追い求めて

人は空を捨てきれず
荒れ野の空を
靴も履かずに
裸足で駆け抜けて

心の空が
家族の溜息を ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ポイントいりません(オレンジマーマレード/草原が)モリマサ公512/8/4 16:54
盛夏nonya18*12/8/4 13:57
はりきって行こうペポパンプ4*12/8/4 12:59
丘の魚はるな912/8/4 12:11
八月の空の下で生田 稔212/8/4 11:38
黄昏待ちそらの珊瑚2312/8/4 10:54
降り来る言葉 LXI[group]木立 悟512/8/4 10:08
Walk the rays丘野 こ鳩112/8/4 9:46
貝ならべマチムラ5*12/8/4 7:57
夜明けв+в2*12/8/4 7:16
STARDUST小川麻由美2*12/8/4 6:19
ごくありふれた美しい東京の風景きや112/8/4 3:24
世界へnick1*12/8/4 2:30
天堂球体仮説・箱庭考高濱312/8/4 0:48
浴衣で待ってて吉岡ペペロ712/8/4 0:37
生きることyamada...312/8/3 23:42
明るく朗らかに112/8/3 23:42
自転車の目 服部 剛412/8/3 23:28
団子の詩 412/8/3 23:09
ことりっこ阿ト理恵3*12/8/3 22:58
クィック・ライフ信天翁412/8/3 20:33
言葉に足し算するおまじない中山 マキ212/8/3 16:58
詩を書く人……とある蛙7*12/8/3 15:06
とるにたらない人間の戯言れもん312/8/3 14:00
真夏おばちゃん[group]花形新次112/8/3 13:02
僕です。飯沼ふるい5+12/8/3 12:37
魂への修辞高原漣2*12/8/3 11:51
満月吉岡ペペロ412/8/3 9:56
ウテルスから黒ヱ112/8/3 7:04
それでも人は空を飛びたいかsubaru...18*12/8/3 5:58

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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