そっと触れてみた
あなたの手の暖かさに
涙がこぼれた
眠れない夜
無機質な光を放つだけの月にさえ
すがるように 祈りを捧げる
どうか、どうか、
この人の命の灯をいつまでも消さな ....
朝は不思議なことがいろいろわかる時です
昼間 木は木なのですが
朝 木は宇宙だと感じるように
でも夜はまったくわからない謎の時です
いったいわたしが木なのか 木がわたしなのか
** ....
語り×暗号 誰もいない動物園 今日も静かに閉じていく
乱暴に無感動を羽織り 今日も頼りない足取りの老婆とすれ違った
答えのない乱数表に頼るしかない日々
永遠に届かない「CQ、CQ」
眠りの ....
夢のきざはしから空に向かって自由落下してゆく赤い魂
魚の子は寝相が悪い
鱗が見せる遊色効果で
虹がちらつく
昇っているのか 降っているのか
それすらわからずに
霧 ....
闇迷路
夢と希望って
どこだっけ
第六感
掻き分け探るも
触れるもの無し
待つことが希望
と言う君 追うけれど
追いつけないと
立ち止まる
初めての同志
昔の恋
昔 ....
セラファン と言う言葉を眺めると
セラミック・ファンヒーターなんて言葉が 浮かんでくる
そんなもの 本当に 有るのか無いのかも 分からないけれど
ずっと 悩んでる
悩み過ぎても 脳みそ ....
なににも祈る気持ちになれないけど
目が覚めて空が
ちゃんといてくれているのを
みたら安心する
言葉にはできないけど
あたしが
あたしのまま
空へてを伸ばす
おはよう って
いい言葉だ ....
逃げていくキラキラ
水際から雲の先っちょまで
白い捕虫網をもって追いかけた
ぼくの夏やすみ
めくるめく透きとおった羽から羽
声から声の甲高い呪文に
ぼくは敗けてばかり
シュクダイ ....
まず手始めに生ゴムで首を吊るして見せます
それから 輪切りにされたあなたの赤い部分と白い部分
いままで 一度も手のひらで触れられていないカプセルの内側
縫い針の先で穴をつついて見せ ....
長いあいだ わからなかった時間
いま見つけた ようやく
白い壁に囲まれて 見上げる空は都会の色で
ぼくは大都会の心臓の中
赤い電車も 黄色い電車も
東から ....
さよなら
はちみつのような思い出たち
あなたのほほの熱を
忘れられないままに
さよなら
はちみつのような思い出たち
あなたが決めた道を
....
わたしたちが会っていた時間は短かった。
日焼けした太腿をさすりながら眠る彼を見ながら
わたしはビールを飲んでいた。
夢の中で私の頭を撫でているかどうか
確かめられたらいいのに
一人きりで ....
夏、それは
裏とおもてのある季節
裏道はどこへも
繋がってはいない
向日葵、それは
追いかけていた肩甲骨の高さで咲いて
自転車で踏んでしまった蝉の音で枯れた
波、それは
壊れた ....
ほんとごめんなっ
君だって
メーカー側が
メインなユーザーとして想定してる
可愛い女の子の誕生プレゼントかなんかに
なりたかったろっ
いや別に
あの年頃の牝ガキなんて ....
朝の3時半におきて4時半に家をでる
あかるくない
という目でみたから
その時点ではまだ
わたしの足下はくらかった
さようなら
さみしかった世界
と蝉たちがうたう
いつもの約束
いつも ....
嗚呼
今宵もまた上弦の月
この月を見ると
あなたを思い出す
いえ
常にあなたを思っています
今も
隣りにあなたがいるという
この日、七月七日
それだというのに
どこかう ....
近付いた、と思ったら平行線
どうして君が気になるのかな
煙草 イケメン 豪快なひと
優しさ 冷たさ 両方あるひと
タイプなんかじゃないのにな
でも 怒ったり泣いたり
君の前では ....
駅から流れる
家路を辿るひとの群れのなかで
ただ恐かった
人生や血脈が
にほん足でとぼとぼ歩いていた
それが恐くて
点滅する信号を見つめていると
生きてい ....
この目で見ていこうね
この耳で聞いていこうね
この口で笑っていこうね
この手で触れていこうね
この足で歩いていこうね
この心で感じていこうね
....
ポールマッカートニーのように
絆がばらばらになりそうになるのを
ぼくは繋ぎとめようとしていた
だけどぼくは聖人君子ではなくて
ひとにとやかく言う資格などない
取るに足 ....
愛するほどに遠くなる
貴方は私をやさしく傷付けて
飛ぶ鳥は振り向かないからと言って
背中だけ向けて私の知らない世界へ歩き出す
あの花束は
もう枯れたでしょ ....
大事なものなぁに
人からみた自分?
かげがぽつんと歩いてる
大事なものなぁに
昨日までの夢?
雲がいそいで逃げてゆく
大事って気持ちがわからない
ころんとこぼれて沈んでく
....
週末仕事で新潟へ行く
風の噂で耳にした話
久々に聞いた貴方の名前
ずっと消せずに残していた
メールアドレスに期待を込めて
無茶なことお願いしてみたんだ
「高崎駅でずっと待ってる
....
八月は切り抜かれ
友達は工場べりを歩いている
街並みを通り抜ける光と
ぬるい膜のなかだって
明け方になって、長い手紙は折りたたまれて、どこへも
手を止めた、重なったビルの中から、適切な坂 ....
俺は自分の事を『足をくじいたペガサス』なんじゃないかって思う事がよくある
....
僕には触れられない空白に書き込まれたコード
(時々イタイ)
会いたいといえばいいのだろうか
(霞んで消える蜃気楼)
あなたの視界の片隅に浮かぶ塵だから
息を吹きかけてくれるとうれしいよ
(それだけで舞い上がれるだろう)
大した重さも持っていないから
そ ....
ぼくは怒鳴らない
暴力をきらう君のために
ぼくは怒鳴らない
怒鳴らないどころか
君の寝顔に
クリームを塗ってあげる
ぱたぱたぱたぱた綺麗にしてから
君の寝顔に ....
{引用=題名だけの詩のスレッドより、
八月生まれの題名たち六年分から取捨選択を重ねて抜粋。
題名だけの「詩」として投稿していたものであるがゆえ、
自由詩のカテゴリーに。
もしもお使いになりたい ....
誰にも好かれなくてもいいから
誰にも嫌われたくないと
願うあなたは誰でしょう
いつからですか
そんな風に思ったのは
いつからですか
好かれるのをあきらめたのは
いつからですか ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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