足が痺れてチャンネルを変えられないでいる
夏
おそいかかります
路地では
放水があって
みなが
逃げた
きみのくれた
お菓子には
黴が
はえていた
唾ごと
吐きだして
何度も
コンクリートに ....
ホントは
助けてって…
素直になりたい
ホントは一人暮らししたい理由がもう一つあるんだ
家族に自立してほしい
だけど、全然変わっていなかった
無力だ
ねぇ今だけ頼っていい ....
僕が僕を探しに行くのは
偽物がいるから
ここにいるんだ
ここにいないのに
ここにいるんだ
君がこうやって出かけてく理由が
僕と同じなら嬉しいけど
ヤドカリみたいに
新しい殻を探 ....
もうしんでしまっていいです
今夜でおわります
そうおもって眠った夕べ
今朝もいかされた
再生するためにあたしは
こんな儀式を必要とします
ねむることって不思議で
今日と一緒に ....
選んで生まれてくる
選ばれて生まれてくる
結果なんて
しぬ前にしかわからないなんて
ながいトンネルみたいね
せめて景色をおぼえていたい
なのに 人間は
きれいなものしかおぼえていられない ....
「あなたは今までに一度でも 本当の事を言った事があるのですか?」
「人は嘘を言う時に 心に暗闇を灯すのである」
「それは後ろめたさ等ではない」
「ただの美意識である」
「どれだけ綺麗な ....
ネットで知り合った女と
会うことは絶対にありえないだろう
それはとても寂しいことだから
互いにそうなんだと分かっていた
会うことは 寂しさを助長するだけ
ここで言葉を交わすことだ ....
そのタイムマシンに
乗りこんだなら
盆正月で
それぞれ一週間だとして
一年に十四日しか
家に帰ることができない
十年で百四十日
ゴールデンウイークを含めても
一年に満た ....
人間の進化に、これほどお金がかかるとは。
聖徳太子だって、想像もしなかったでしょうに。
これが進化と疑いたくなる世の中。
という世界観。
幼いころよく遊んでた公園前を久々に通りかかった
少年の頃に嗅いだ懐かしい匂いにふと足を止めた
柔らかい風吹く
少女の髪がなびく
真っ白なワンピースが神秘的で
まるで天使のように見 ....
2階の窓の下から
ざあっざあっと
枯葉を掃く音が聞こえる
朝になると
向かいの家のおじいさんが
箒ではく音だ
日々の雑念というゴミが
すぐに溜まる僕の心も
あのおじい ....
蝉の羽落ちてる
つまみあげれば
セルロイドの硬さ
蝉の羽落ちてる
ちょっと首を振って
焼け焦げた胴体を探す
蝉の羽落ちてる
無機質となったパーツは
時空の盤の針の ....
わたしの中に
ひとりの処女がいる
わたしが生まれる前の
まっさらな記憶の目が
前を見る
そうして素朴な場面は
いくつもの不思議を
身ごもるだろう
生まれる前と ....
夢みるために生きている
ひとは
かないそうもないといいながら
かなえたくてたまらない
うたうためにうまれたひとと
きくことにすぐれたひとは
空間をうまくシェアできる
かげをつれた ....
もういまの世代には
なんのことって言われそうだけど
昔々プロテストソングなる音楽擬きがあった
それは殆どフォーク・ギターを遣い歌われるけど
馬鹿みたいな音楽のようにぼくには聴こえた
それ ....
かなしいことを口にしたら雲が風任せにすばやく流れていた
ミネストローネのスープ色をして
逆上がりの途中でぐるんとかき混ぜてみた
急いで脱ぎ捨てた夏の終わりは
ドットが三つ歯切れの悪い調 ....
地面に捨てられた
おもちゃ花火の燃えがらは思い出となり
やがて
夏の命も尽きて
土に帰っていく
雑草に埋もれかけながら
雨の無い長い夜をすごした日々は終わり
一つ二つ ....
紫色の 煎餅蒲団
昔 父の姿が 其処に有ったような
煙たい空気ばかりを 思い出すような
不思議な 感覚
時の隙間を 超えて
押入れの中から 取り出せば
ちょっとだけ 黴臭い けれど
....
ggrks ググる夕暮れ ウォーアイニー
スピッツを 飼うには 度胸がいる世の中だ
腐っても 発酵と言や レベアップ
自殺した 友の額に 肉と書く
胸の奥でずっと大切にしていた言葉を君に伝えたい
でも口にしたらそれは嘘にされてしまう
悲しいけれどきっとそうなる
わかってるんだ
正直になりたいのに
すぐにでも君に伝えたいのに
....
――――夏の初めだった――――
おばあちゃんが他界した。
おばあちゃんは、どこにでもいるような
ごくごく普通の田舎のおばあちゃんで
真面目で頑固で亭主関白な大正生まれのおじ ....
のどかな黄色いひかりに
白い雲がぱっぱっぱっと
目印のように浮かんでいます
ひかりの圧が緩んでいます
ぼくは指を震わせながら
考えたことを打っています
夏が逝き ....
夏 木陰からの風がほしいのに
木漏れ日だけで充分なのに
冬 すきま風でも厭なのに
日向ぼっこだけで満足なのに
どうして あまのじゃくなんだろう
コスモスの花芯 ....
「人の温もりがないと眠れないの」
と始まった添い寝生活
真夜中のチャイムが鳴らなくても
ヒールの音で君だってわかる
高鳴る鼓動、加速する想い
そしてドアを開ける
俺のTシャ ....
夢精した、全裸で煙草を吸いながら、パンツを洗濯機にかけていると、不穏な音、次第に加速し、やがて一定の間隔で、洗濯機が大きくゆれるようになる、傍の金属のラックが軋んだ音を立てる、きょうは電車に乗って、電 ....
小僧
一張羅
小僧はそんなものを着て
わくわくと
わくわくと
かあさまから褒められるのを待っている
かあさまはミシン工場でつつましく
漁でいない旦那の分も
....
意識の深く
奥深く
自覚しない
暗闇がある
神経の根っこが
闇を吸い上げ
心ならずも
顕在させる
それが
芽を吹き実となるか
狂気となるかは
風向き次第
意識の ....
「宇宙愛」
木の若芽
海宇宙と木宇宙と光って揺れて波広がる
あの時の白い手再び降りて来てわたしをやさしく洗い始める
宇宙の海水で
光の手がわたしの魂を包んでやさしく ....
「神秘」
木の若芽
祈りというたったひとつの道 星も通っていく
宇宙樹の幹の中心を貫いて
夜がくれば霊の世界へ
月のように地球を愛そう
宇宙のように愛する ....
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