なんどもなんども呼び止められている
きみたちが過去の話ばかりしているからだ
なつかしい
という言葉しかしらないみたいに
記憶をひっかきまわして
僕のからだをおきざりにして
めがねまで持 ....
月よ お前様は 自ら輝く事も出来ない身の上だと言うのに
借り物の服を着て
ものまねの明かりの下に 私を座らせて この めくるめぐる思いを
ただ 寂しいよ と一言だけ 言わせて 癒 ....
よいの口
えんぎのいいえん
一丸となって
ひらめきたい
もうすでにあてある
肘あてみたい
たまごのきみ
あ
たまによりかけすぎて
しゅうちゃくえき
しゅうしゅうはくかいな
おそっちゃう
にげちゃ ....
ななめ45℃に体かたむけて空を見る
とんびがくるくっるとんでゆく
仕事がえり
足が大根になってゆく
シンドイナってつぶやいて
ちかちかと電信柱に灯がともる
いいこと ....
ぬらぬらした病に追われる
光の届かない場所で
大切なものを手放す準備をする
秋は
顔を見せないままゆきそうだ
あの枯れた手は
僕の届かないところで誰かを救っている
それが唯一
僕の悲しみを和らげて ....
うまくいかないからって
私に当たらないでよ
八つ当たりしたところで
何も変わらないのはあなたが一番わかってるはずでしょ
なんでもうまくいくことなんて
一生に何度あるのかも ....
女優として成功した彼女
後部に面する生活を
新しく立てる図を引きます
時に愛の上で貪欲だった
ステータスとステータス
および瞬間を通じての
継続的な広がり
家族との不一致や恋人な ....
世界中の不動産に手を伸ばし
権益を拡大し
ロビー活動に巨費を投じ
他国のメディアで
自国サイドの英語ニュースを放送する
中国
世界のどんな国にも
自国の論理を
通用させるつもりのよ ....
「いちょう」
木の若芽
こがねの木
青空にさんさんと輝く
この色調はなんて澄んで神々しいことか
十月のいさぎよい高らかな宣言のようだ
天への感謝をたたえ ....
ぼくには毒があるんだ
食べるべきではないよ
おいしくないし
おなかをこわす
それはお互いに不幸だ
毒を持っているのはぼくだけじゃない
ぼくのお姉ちゃんやお兄ちゃん
お父さんやお母さん ....
いつだって
人は やじるし、だ
変幻自在に曲がる針金製の
伯父は
がんだった
誰にもしらせずに
抗がん剤とむきあう
プライドと
やさしさで
わたしは何もないように過ごす
一 ....
青ざめた空を
透けた羽が、昇っていき
影となる
明日の朝は
風色もしなやかに、声も無く
さけんでいる
( 、この一瞬を
ずっと )
青い果実を
....
ほしぼしのきらめくそらへ
もくとうをささげる
初めての花
(ああねぇ)。
忘れないいつまでも
行雲は、咲いていた
わたしの面影にさす光
(左様なら、また明日、(拝礼))。 ....
これまでも
世界の秩序が狂ったことはあった
その結果
それまで うまく棲み分けられていた人々がまじわることで
多くの不都合が生まれたのだった
紙の民の一人であるミス ドリアンは気象の ....
いきものたちの正方形は
どこまでも直角であればいい
といのるそばから
いびつにつづく石畳の久遠に
分化しゆくあわい複眼の滴が砕ける
雨煙のなか
ただ立ち尽くす
(なまあたた ....
家をでたまま
中学校への道をそれて
雑木林にわけいる
ハンターが通るだけの狭い道を進む
二股に分かれて獣道に入る
林の奥の日光の柱が立つひとところ
草むらで鞄を枕に
制服のまま寝転ぶ ....
仄暗い真夜中の階段
それらは裸足で降りると
冷たくなめらかな
黒猫の尻尾みたいで
よく畝っている
そう考えると
なんと愉快な夜なんだろうと
わたしはおもうのだ
....
花だったら
きちんと枯れたのに
人でいて
笑顔で腐れている
あなたを撫でると
わたしの花が枯れるようで
それだけが救いだった
それは
いつも夜でした
横たえたただしさに水をそそぎ
愛や嘘が流れる扉を背に
あきらめるように
また
生きることを決めるのは
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小学生になった子供の頃
よく新聞に挟まれてくるチラシの裏に地下世界を書いた。
それは壮大な地図で
地上世界の下にもう一つの世界が ....
すばらしい
愛を見つけた
このため僕は
幸福だ
春も来た
桜の季節
このため僕は
幸福だ
愛のこと
を歌っている
このため僕は
幸福だ
夢のよう
に感じている
....
前触れもなく 出逢って
目が合って
語って
惹かれ合って
焦がれて
もう一度 出逢って
もっと引かれて
手を取り合って
求めて
確かめ合って
抱きしめて ....
うすまりゆく
現実感の
後ろ姿
まぼろしの
不合理な
リアリティ
脳みそこすりあわせ
自慰に耽って
夢ごこち
夢かうつつか
境界をいつともなく
またいでる
....
高い所や高級な場所が好きになれなくて
そんなところに行くことはなかった
それはぼくのわがままで
そんなわがままに象徴されるぼく自身が
宇宙レベルのまちがいでもあったのだ!
....
逆さまつげの生えた道を丁寧にグルーミングする犬の/バイタルサインを見逃して/睡蓮の咲くバルコニーで破滅的な行事に従事する女よ/どの恒星からも均等に遠のいて/寄り目の思考をダウンロードする/サイレン ....
優しさに接吻
朝晩冷え込んできたから
風邪に気を付けてね
優しさに接吻
車の往来が激しいから
帰り道は気を付けてね
優しさに接吻
生きようとしてい ....
{ルビ井桁=いげた}{ルビ出歯子=でばこ}の独白
かあ{ルビさま=ファワ}、親とは
生{ルビし=フィ}た子に指を食べ{ルビさせ=ファフェ}るのではあり{ルビませ=ワフェ}んのか
....
書けないので
書けない と書く
窓の外の嵐のように
こころは散り散り
渦巻いていて なのに
何ひとつ浮かばない夜
言葉を失って
無言のままにのたうちまわる
....
雨と風が共謀して
世界を動かそうとしていた
食いちぎられそうな木々が耐えていた
ヒトがつくったものたちは
ごめんなさいとたおれてた
そこへ小さな四輪が
ふらふらふらふら走ってた
....
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