かけた心を
また探してここにくるけど
あきらめ気分で

ページはめくらないと終わらない
つまらない小説みたいに
行間がやたら広いから
うまらない
逃げ出そうとする
心 居心地悪い
 ....
閑古鳥もいない  無音 「月が綺麗ですね」

大学からの帰り道
電車から降りて見上げた月が
あまりに綺麗だったので

写真には残しませんでした

呟いたりもしませんでした
私の指はとても不器用で
目の前にあるものを掴むのに時間がかかる
だから誰かがサッと掠め盗っていってしまったり
のんびりしすぎて消えてしまったりする

ビルの谷間に逆立ちで歩いている
理想郷 ....
すべらかな曲線の感触を
薬指は覚えている
残り香は闇にほどけて
薄らいでいくというのに

互いのささやかな湿度を
夜ごと貪り合った
決して同じではない温度が
夜ごと擦れ違った

 ....
色彩が夢現の境を決める
柔らかな産毛がつやつやと光り
躊躇うようにそこにあるもの

黄金の液体はさらさらと流れる
破裂しそうな伸縮音

ざらついた肌 伝わる重み
鮮やかすぎるために拒ん ....
健全さという 毒を飲んだら
ことばが すべり落ちた
仮面の外側を 冷や汗のように すべり落ちる

常識という 毒を飲んだら
ことばが 抜き取られた
他人の口に 語られたように 抜き取ら ....
紅くてちりちりした涙が枯れ果てる

オレンジ色の小さな花の

フルーティな抹茶みたいな香りが

ぼくらの世界を席巻している

それはグーグルアースにも映らない


道をゆく者たち ....
王様みたいな人、
平民が必死で献上した砂糖を
これは要らないんだとごみ箱の中に捨てる。
純粋な砂糖しか受け付けない。
不純物入りなど認めない。
そんなものは突き返す。

王様も平民もいず ....
泌尿器科に通う前の
爽やかな腎臓を
ザクザクみじん切りに
してポン酢でささっと
かきこんだ

ちょっと待ってくれ
俺の後ろの席で
らくらくフォンのタッチ音を
高らかに響かせている
 ....
秋空のした二人の生活がはじまるのですね
おめでとうございます

こけつまろびつ行く二人三脚のような人生もけっこう味のあるものです
ときにふたりの関係が風邪をひくこともあるでしょう
でも長引か ....
感謝を忘れてしまいがちの平らな便り ふけらない思考

のどかなパノラマは それでも進みを輝かす

許されない訳ではなく 忘れても ふと思い出された太陽時計の夕暮れ

薄紅のパノラマは 感謝 ....
思想というもの
人間の善悪の判断を
コントロールしうるもの
恐るべき不幸を
生み出しうるもの
その力を
軽く見てはいけない


ピンチをチャンスに変えるには
正確な情報と
その意 ....
木々の緑を水面に映す静かな湖のほとり
子どもたちが乗るボートが1艘
桟橋の近くのサンドイッチ屋に到着しました

「いらっしゃい、みんなおなか減った?」

女店主が言うと

「減った。」 ....
離乳食

自立の一歩

母さんのおっぱいは

少し寂しくなります

いつまでも

吸血鬼で

可愛い可愛い鬼で

いて欲しいのは

母さんのわがままです

きみは
 ....
あたしゃ
あんたに{ルビ殺=あや}めて欲しい

年とって皺くちゃ婆になって
医者に命を盗られるくらいなら
いっそ
ここで殺しておくれ

女にとって幸せなことは
きれいなうちに 
惚 ....
きみは愛しい
そのきみに
あなたを認めると
一層愛しくなる

それはきみなのか
あなたなのか


***


数少ない出会い
別れ
いつかは来る孤独

一瞬でも
一緒 ....
空に飛ばすもの
紙飛行機
手から与えられた動力だけで
人には真似できないことを
いとも簡単にやってしまう
おまえはいつだって軽いね
たった三秒の空中飛行に
まさか私が希望なんて
重たい ....
小池さんが出てきたのは
キン肉マンだったっけ・・・

ジークなんとかは
ファーストガンダムなんだよね
続く名前が 出てこないけど

などと 考えていると
ずるっ と すすろ ....
ありのままの
星空よりも
ふんわりと雲のかかった空を見上げ
満天の星空を
想像する方がきれいかもしれない
ありきたりなことだけれども
わたしたちの想像力は
ある種の創造力よりもずっとずっ ....
噴水の枯れた公園の溝で交換している。へばりついたしじまで億劫になっていく。
チョコの食べ過ぎで、覚えたての関係代名詞をすれ違いざまに渡されて。

誰もいなくても跳ねたがるバスケット・ボール
 ....
カテゴリ違いの方向
カテゴリイって言うとまた別の状況
を、起点として加速するタービンとコイル
原子力発電所が叫ぶマイナス感情
太陽に向かって届けこの放射能
観測史上最大が日々更新されていく現 ....
歯が痛い 夏休み最後の日曜日
娘達を連れて出掛けた『ツタンカーメン展』                          

それまで静かに私の後をついて来ていた下の娘が
王妃の小像の前で時突然口を開い ....
{ルビ박=パク} {ルビ계관=ゲグァン}は南へ跳ぶ
規律を捨て装備を捨て
命を賭して今を怯える
GEGANGEN GEGANGEN

&#48149 ....
よってたかっての虫達が少なくなった頃を見計らって甘い香りを遠慮もなく振り撒いて
誰を誘惑しているのか
ずるい金木犀だ

俺だって 夏からつきまとわれて 迷惑している女の子達がいて

 ....
  金色の水がつたうと
  かたく四角いその壁は
  栗鼠のようにまるくなる
  ひとびとの話す声が
  物陰にひしと隠れる秋  
  きみの舌は木枯らしをつかみ
  それからねむ ....
できないこと
それは人並みのこと
それが多すぎる自分を
鏡に映す

鏡は冷酷じゃない
うそを映してくれる
許すように
そっと

なにもかもを捨てようか
たずねてみた

いのち ....
君はね
心に大きな荷物を背負っている


だから
たまには疲れてうずくまったり
前に進めなくなったりもするよね


僕は
わかってるよ



だからね
君の小 ....
わたしはかなしみに愛されているんだ
と確信した夜があった
抱きしめてください
とわたしは言った

かなしみはそっとわたしの許に降りてきて

降りてきて

隣に寄り添って理由をたずねて ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
小さなこたつ朧月412/10/11 22:21
閑古鳥もいない北大路京介5+12/10/11 22:08
名刺中村葵412/10/11 22:00
アヒルのピーッて鳴るやつカマキリ712/10/11 21:54
月の滴る夜nonya21*12/10/11 21:52
果実中村葵412/10/11 21:50
abuse月音312/10/11 21:48
宇宙には届かない吉岡ペペロ412/10/11 20:33
王様山岸美香112/10/11 19:43
ザックJAPAN花形新次012/10/11 19:02
結婚する君に梅昆布茶1612/10/11 17:10
忘れた頃に動く太陽時計朝焼彩茜色612/10/11 16:52
平常心眠り羊112/10/11 16:31
パスコ和田カマリ4*12/10/11 14:21
離乳食小原あき12*12/10/11 11:20
【 情死乞 】泡沫恋歌7*12/10/11 11:20
小原あき8*12/10/11 10:49
フライト シュミレーションそらの珊瑚11*12/10/11 8:21
ラーメン藤鈴呼3*12/10/11 8:09
曖昧さをかかえてかんな12*12/10/11 7:51
冷たい歓楽112/10/11 7:25
鉄腕アトムは核廃棄物の夢を見るかrabbit...2*12/10/11 2:24
_番田 112/10/11 2:09
ツタンカーメン展と娘夏美かをる18*12/10/11 1:13
ゲガンゲンsalco1+*12/10/10 23:46
星は流れないぎへいじ14+*12/10/10 22:41
秋の夢草野春心912/10/10 22:30
深夜の音もっぷ6+12/10/10 22:06
だいすきだよジュリエット212/10/10 22:05
わたしの部屋もっぷ1212/10/10 22:05

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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