こだわっていた
見える形が欲しくて
愛情も友情も
勝手に線引きして
決めつけた
そんな事しても
何にもならないのに
安定した感情
喜怒哀楽なんて本当に疲れる
心の沸点・融点は
....
時間は時と時の間
そして時は流れる
時を感じようとすれば
時は時間となっている
時をどれだけ短く切り取っても
時は時間になっている
時間はつながりそのもので
時は時間から生まれる
....
一世代前の良い思い出を追って
家族で映画を見に行った日
子ども向けの映画の中では
キャラクターたちが絵本の世界へ行ったから
ママは世界に行ったと娘が言い出す
帰る途中に買い物をする妻を待って ....
2012/10/23 16:00
外は雨。風が強く吹いている。
低気圧の発達。
積乱雲。現在は流動していく。
どこまでも好きに。
窓から見える風景が滲む。
遠い記憶が滲み。
石田衣良 ....
パリのオペラ座のすぐ横のキャフェ
ぼくが好んで座った席の
もうギャルソンと呼んではいけないムッシュは
ドラキュラ伯爵で有名なクリストファー・リー氏
そっくりのパリジャンだった
でも笑った ....
「不安が消える時」
木の若芽
斬新でいる必要はない
ありのままでいつづける そのほうがいい
空にちょっと同意を求めたら
にこっと光ってみせてくれた ....
「サーカスに行こう」
木の若芽
世界という名のサーカス
さあ始まり始まり
天球の円蓋に星の明るいライト
玉乗り 道化 ジャグラー 一輪車 空中ブランコ ....
このせかいをみつめて
だまって泣いている
それだけが
神さまのできること
このせかいをつくった
小さな神さまの
「一人遊びしながら」
木の若芽
休んでいるあなたのそばで
静かになわとびをする
とぶたびに足もとからしゃぼん玉がわいて
虹色に夢ことばのせて飛んでいく ....
スタンドカラーではないけれど 凛々しく立つ襟元
ベージュが王色の トレンチコート
10年前の私の トレンチコート
袖を通した瞬間から 棺おけに羽織る永遠の私の制服
張のあるコットン ....
霧立ちこめる夢路によろめきながら
わたしたちが探しているのは
誰かに伝えたいそれだけのいろ
すでに言葉だけが空寒く
あなたは秋の果実を潰して歌う
寝息の先ゆめまた夢そこから
煮え立つ内奥の ....
辛い苦しい痛い悲しい
逃げ出したくなる現実やめてほしくてたまらないこといくらだしても毎日出る涙
アタシがいるのは闇の中一人で耐えられない夜
でもがんばって耐えるからみてて星になっ ....
「もう冬だね」
「ずっと夏だよ。私は」
「じゃあ、夏に死んだのね」
「海に落とさないでよ!」
スコープで遊ぶ子供たちを叱る
エリザベスの声
観光客から離れた場所で鉄柵にライフルを並 ....
俺は疑問符でできた巨大な広告塔
人波の中を今日も行く
俺はカメラ ポンコツのカメラ
そのフィルムは現像されることなく腐食していく
俺は葉書 宛名のない葉書
どこに投函されるでもなくさまよって ....
晴れすぎた空を仰いで
晴れなければいけない
と思った
わずかな湿り気も
吸い寄せてしまう
とてもシリカゲルな僕は
そう思った
咲きすぎた花を眺めて
咲かなければいけない
....
池袋 げに恐ろしき 人の波
都会に久しぶりに行く
迷宮で 何処が 何処だか
今日は大丈夫と 杖も持たずに
この異世界に 迷う
ぞろゝと 何処から 何処へ
靴音の ....
いいなあと羨む気持ち
誰にでもあるよ
いいなあと羨む気持ち
少し淋しくもなるよ
けど気にしなくていいよ
そうなりたいだけなんだ
ぼくらはただ
そうなりたい ....
京浜東北線の朝の満員電車
大船から本郷台にかけて
俺の横に立った美魔女が
執拗に少し崩れた身体を
押し当ててくるので
俺も負けじと如意棒を
突き返すと
美魔女は口元に笑みを浮かべ
如意 ....
羊の顔をした王様が
宝の山に
背を向けて
ばたりと
雪崩れ込む。
なんでこんな顔になったんだっけかなぁ
背中にエメラルドが、金塊が
ちくちくと主張する
壁画にはこの ....
人間は一生のうちに何度眠るのか、そして、そのうちの何度夢を見るのか、そして、そのうちの何度が悪夢なのか。僕は知らない。そもそも、夢とは。(幻影? 虚実?)) 夢の中で眠り、夢の中で夢を見る夜もあるかも ....
カタコトカタコト
プラスチックナコトバ
ツッケンドンナハンガートワタシハ
クルクルクルリトブーメラン
カタコリコロリトオトストネ
カルカッタスギサッタイタミノオクハ
....
よくわかってないんじゃないの
自由とかいってその実
不自由極まりないその文言。
どこかで見たような文体、ルフラン。
私的な感情をどこで勘違いしたのか
詩的にアレンジ。
下らないから即刻やめ ....
闇に紛れて
自分のしてしまった事や
するであろう悲しみ事を
空に開け放ったとして
星は輝くだろうか
景色は明けの明星を描く時
私の幾ばくかの悲しみも
はたして
どう変わる訳でもない ....
後悔なき生き方は難しいかも知れぬが
活き方次第だとは思うのだ
ピチピチしてたら
見ている気分が
しなびることは
実は少ないっていう 法則
★,。・::・°☆。・:*:・°★, ....
去って行くのなら
それでも良いから
ちかづいて
みえて
きえて
なにも
ないから
あったように
おもっていた
遠くだから
壁の向こうだから
電話の先だから
あっ ....
どこにもいけないなら
外に出た振りをして
あなたの脳内
*
かなしいって
なんだっけ
スカートが
くるくる
まわるので
*
言葉がきらい
だから
わたし
....
雨など降っていないのに
どしゃ降りみたいな夜だ
冷えた心が苛立って
手元に割れた息を吐く
あなたの心まで
届くはずだったベル
今は部屋の隅で
小さくなって転がっている
いく ....
すごく遠くにやってきた
生まれた町は温かで
仲間がたくさん笑ってた
すごく遠くにやってきた
車に乗ってぐんぐんと
お茶もお魚もいない場所へ
幸せにって言われても
いまこの ....
何もかもが見えなくなる
突然飛び込んでくる
その眩さに
心までも奪われて
どこか儚げなばかりに
奪われた心も行き場を失い
光の中の悲しみに
光の中の希望に
祈 ....
派手なサリーを
細く切り取って
地味なサリーの
サイドに縫い付ける
飾り縫いは50円ちょっとの稼ぎだから
エアチケットにはまだまだ遠い
余り布をもらって帰り
ベルトを編みながら
日 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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