僕らの見上げる空には
いつでも、どこに行っても
電線がはりめぐらされていて
そうしてそれは
離れてしまった、僕とキミとを
いまもどこかでつないでいる
そ ....
もっと、もっと
悲しみをちょうだい。
もっと、もっと
寂しさをちょうだい。
ありとあらゆる喜びは
ありとあらゆる幸せは
大きければ大きい ....
山肌が白い霧に包まれた
湿気を含んだ僕の心は震えた
顔の表面はおびただしい冷や汗を纏う
手で触れるような見晴らしのいい
空にあった雲が山にしなだれかかり
柔らかく、次第に重みを増して
....
痩せた熊が
水底に沈んでゆく
両の眼を開けたまま
だだっぴろい冬は
晴れた日の砂漠のようにきらめき
しろい女は
しろい男の唇に
海より ....
気が付けば僕の手に触れてくるあなたはひどい
連れだってゆっくりとただ過ぎていけばいいと思った帰りの足を
楽譜はまだ一枚の半分も来ていないのに
きっかけに躓いて顔は血の気を失せようとし ....
冷たい外気に晒されて
あまりのその寒さに
この季節だけは、衿を立てて歩く。
灰色の街は2倍速の早送り。
慌ただしい月末で、
街で見かける誰もが ....
形のないものは
素晴らしい。
人に好かれるのは
簡単だ。
元気な人が好きならば
元気な自分にすればいい。
静かな人が好きならば
静かな自分にすればいい。
演じるのではな ....
夢や希望がないと
生きられない
どんなに苦しくても
ご褒美があれば生きられる。
どんなに大変でも
人の笑顔を思えば
生きられる。
支えてくれる人が
いれば生きられる。
勇気と ....
太郎さん
紛らわしいぢやありませんか
太陽の「とう」と云えば
♪こおんにちわぁ〜こぉんにちわぁ〜っ
世界の国ではあの梅原画伯と同じく
「こらぁルノワールとセザンヌの折衷だべやー」
何の ....
文字では
なにも言い表せられないし
音では
踊らせることはできないし
絵筆と色では
なにも
描くことができない
あなたが
どれだけわたしに近づいても
あなたに
触ることもで ....
この命
かけてもあなたは知らんぷり
この名前に
かけてもあなたは知らぬ風
レモンをギュッと絞って
ジュースにしたら
あなたにあげる
ストローも貸すよ
おかしいよねこんな顔
困 ....
19年、何かを追いかけてここまで来た
19年、何かから逃げてここまで来た
「繰り返してる」なんて言うなよな
後悔するだけの一日を積み上げて、一段飛ばしで駆け上れば
誰でも見れそうな街並みだ ....
海外にきて1ヶ月
ずっと風邪を引いてる
ホテルのベッドで横になりながら
音楽をきいて本を読みネットをして
また眠る
ルームサービスにも慣れてしまった
途中から贅沢とは考えなくなった
ベラ ....
空気のにおいが変わり
熱と衣は円に舞う
夢を盗む夢を見たあと
共犯者を思い出せない
葉と花の足跡
街を分け つづく
はじまりを知らず ただ
はじまりから来たことだけを ....
感情は、体外に増設可能。なぜ、あなたは飛ぶ記憶を持っているのかな? なぜ私は深海の花の記憶なんて持っているのだろう。体重が六五キロでも四五キロでも私は私で、だとしたら私はどこまで小さくなれるのだろう。 ....
あなたは見えない涙を流して泣く。未来がないのだ、と。すべてのドアは閉じられてしまった。窓を開けても、きっと見えるのは、ここよりももっと暗いところだ。音楽は盗まれてしまった。私はもう何も感じない。何も感 ....
舞い上がるな
舞い踊るな
花よ 蝶よと
天塩に育てて
真綿の風呂に
そっと 浮かべた
桜色の 笑顔
揺れる 戸惑い
眠気の中で
真実を 探す
モノクロの心を
....
iPS細胞を
ポコチンに移植したら
黒人並みになるのかしら
もし可能だとして
亀頭とそれ以外
皮も
違うものだから
気をつけなくちゃ
ならないわね
これ以上
皮に増えられて ....
その灯台には灯台守が不在だった
しかし夜になると明かりがともり
海峡の向こうの
いくつもの遭難船を導いた
(遭難船からは
漁期をのがした青白い
懐かしい人々がぞろぞろと
つむぎ ....
強さだけ積み上げて 貰えないやさしさに
くびり泣く 赤
野に ひかれ
弓ならば 矢に
切られてしまいたい
いつか別れはくるけれど
こんなに突然だなんて思わなかった
僕がもっと気をつけていれば
こんなことにはならなかったのに
口をきかぬものだけど
それでもなにか傷心に聞こえるお ....
見捨てることは
見ることを捨てることだ
見ることを辞めることだ
そこに人が倒れていても
人かどうかも見ずに
ただ邪魔なものだと想い
躊躇なく踏みつけ前へと急ぐ
誰もが倒れ人を気に ....
あたい
上手に騙してくれるなら
騙されてもいいと
思ってる
そのテクニックには
お金を払う
価値があるもの
嘘がなくたって
真実なんだって
つまんないご託
並べられるのは
....
この頸動脈の奥にある植込み
スカートをまくしあげしゃがむ
、というタイミングを待っている
ズキズキとする森へ
咽の先へ行きたがってるのに
すこやかとすごせますように 4車線に祈る ....
ほんとに大事にしなきゃいけないことを
私はすぐに忘れてしまう
思い出すために忘れてしまうかのように
まよいごとが
広がる道はいつまでも
広いまま
思い出せ
心の中の声をきいて
アクセルを開ける
しだいに風景がうしろに遠のいてゆく
風だけの世界だ
僕はすべてから解放されている
一瞬彼女の指を想う
届かない距離にある白さ
ただ優しい仕種で
微笑んで欲し ....
いろんな時空がひとつに在る
それが
ひとつが在る
そういうことを教えてくれている
遠い朴訥なこえ
山の端にかかる虹が
柔らかい
たまにわがままになる
....
内臓を散らかしたような空が見えたから
遠い海の色を想像していました。
しばらく見ていると増殖していく雲が次第に均一に伸びて行った
排水溝から枯葉。季節が流れ込んでくる。
冬になった ....
置き忘れてきたわたしの笑顔
いまどこらへんで泣いてるかな
いつも思っているのに
足りなくて、足りない気がする
思わなくっちゃ思わなくっちゃ
泣き虫の笑顔のはにかみやこぼす愚痴のこと
聴 ....
かなしいけどあのひとはもういない
って 悟ったほうがいい
追いかけない、わたしだった
はず
思いを今日もひとつ
捨てて
時をたずね明日を
知る
みたい夢ばかりじゃない と
決 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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