明くる日の朝目覚めた瞬間
飛ぶように散る金切声と共に
僕は夢を見始める
瞼が重く垂れさがったような空の下で
誰かの視線が気になっても
下を向くことをなく前を見る
瞼を閉じたいのは 僕の ....
疾走するのは 本当にかなしみだけですか?
拘束する身体が 飛び跳ねながら太陽に舞い込んだ
黒い黒い太陽に
古い傷が開いて
小さな言葉ひとつひとつが蝕んで
古い傷の中に新しい傷を刻み付けていく
涙がゆっくり時間をかけて
傷を癒していっても
僕の罪は
消えることは無いんだ
傷 ....
君を纏って眠る(君はいない)君の気配に包まれて
君は君の家に戻って、私も私の家に戻って
異なる日常で眠るのだから
身の回りにあるものの中で、今もまだ当たり前に存在し続けているもの
(と ....
あたしなんか
消えちゃえばいいのにって
何回思ったんだろう
でも
あたしが消えたあと
君はどうなるだろう
なんて
考えたこともなかった
大好き、大好きって
気持ち ....
神格化しすぎですと言われて
そういえばそうか
でもなんか
かみなので
みつぎものとか
あげるから
と
いって
みつぎものを
あげるとして
やっぱり
1まんえんとか
じゃないと
....
広大な世界の中で
怖気づき不安なときがある
生きていくにはしなければならないことがあまりに多い
生存競争の目指す場所はどこなのさ
優しい行いを目にすると
また人を信じてみようという気になる
....
踊っちゃいけない国で踊ーる
頭 揺らーす
カカト 浮かーす 身体 跳ばす
踊っちゃいけない国で踊ーる
頭 揺らーす
カカト 浮かーす 身体 跳ばす
ある日突然 あった ....
草の香りのする夏の夜に
汗ばむ背中に頬をつけ
両腕をからめ眠りにおちる
そんな不埒なことばかり
冷たい布団のなかで
....
ごめんなさい
ねむりにつく合間に
どうしても
顔がみえない
朝日とともに
氷水に浮かび上がる
わたしの身体
すべてが見えてしまっている
現実は
誰しも生きられる
ゲーム ....
あなたのかたい頬
思いのほかやわらかくて
その冷やかな瞳にも
熱い涙は宿るのだが
心の奥深くに一つの扉があって
それは故郷へと繋がっている
絶対零度の沈黙
この地上の何よりも冷たい場 ....
赤い傘と赤い長靴を履いて
雨音を鳴らして
スキップをして
くるっと回って
「はーやくてんきになーれ」って
太陽さんにお願いするの
そうすればね
晴れにしてくれるんだよ
ねぇ ....
いっぺんだけだぜ
....
爆発的に流行しているそうだ
僕らの若い頃
ノロは宍戸とともに
人様を騙して
その姿を嘲笑い
騙された人が
困り果てたり
怒り出したりすると
ヘルメットを被り
看板を持って現れた
....
人の心は汚い
世の中は汚い
そう感じた年末年始だった
私の心が汚れていないとは言わない
愚痴を言わずに生きていきたい
悪口を言わずに生きていきたい
人に優しくしたい
人に優しくされたい
....
ため息ついたってかわらない
いまある現状は
過去のわたしがつくったもの
引き受けよう
じぶんがつくったものならば
....
汗に濡れた少女の髪に
マイコアカネが横切ると
青い空に高く高くうろこ雲
赤いかき氷も
線香花火も
思い出宝箱に納まっていく
少女は少し無口になって
少し賢くなった顔つきで
明かり灯る机 ....
今朝の月は 銀色じゃないよ
太陽の陰になって 宇宙の色
太陽の輝きを
だんだん だんだん遮って
三日月のようになった
(三日太陽!)
輝きの先端と先端が
だんだん だんだん近づいてきたら ....
雨音に混じって
遠くで雷鳴れば
その積乱雲の上で
今夜は星たち降れば
雨が止んじゃぁ
木枯らし吹いて
この世界はまた冬になる
お眠り お眠り
幾多のモネラたち
僕はようやく菌糸を ....
沈黙の海へ
ダイブ
言葉の氾濫に
へきえきして
漆黒の空へ
ジャンプ
人工の極彩色が
毒々しくて
指でサインする
タイム
遊びの約束
子どもの現実
繋が ....
目がさめて
なすこともなく
壁にうつる影をみている
となりであなたが
光だね
と
言った
そのとき
どうしようもなく
たとえようもなく
わたしは
あなたでした
....
みえない森の方角から
霧を纏い
しなやかな足どりで
私の窓の下に来る
ひかる夜露に足を濡らし
銀色のうぶげを欹て
耳をすましている
胸を刺す
たしかな気配
明かりとり窓のはるか下
....
俺いがい大切にできるだろうか
俺は傲慢なのだろうか
俺はおまえとのことに謙虚なだけだ
俺がそうであるように
俺いがい大切にできるだろうか
じぶんを滅する、そうすれば
....
ほら
めかくしをすれば
大丈夫
この世の全てのかなしみを
わたしの手で
隠してあげる
あなたが
もういいよ、といったなら
指のすきまを開けましょう
朝
目覚めて
しずしず ....
強さとは野蛮とは何
研ぎ澄まされた刃で誰を斬るのか
姑息な闇はもういいとおもった
死がもたらすものの方が正直だと
首を刎ね八つ裂きにしても僕は生きるのだろうか
キンメリア ....
ニュース番組によると
女性のバラバラ死体が
見つかったらしい
なんて残酷な
そう言って母は
怒り狂っていた
食卓にならんだ魚が
口を開いてそれを見ていた
あの子は なぜ あんな風 なのだろう
そこにあるのは ただ 面影だけだった
年も明け 早く 家に 帰りたかったーー
時計は 朝 3時を 回っていて
そう 思いながら その 店を 出るーー
....
川沿いを歩いていると
色鮮やかな
もげた螺旋階段がくるりと横たわっていた
私は危ういバランスを保ちながら
登ってみると
先に透明色の螺旋階段が伸びている
そうっとゆっくり
どっこ ....
すみぬり教科書を使ったのは
なにも
昭和に
限ったはなしではなく
ゆとり教育の時代にわたしたちは
せんせいに言われるまま
指導要領からはずれたところへ
だまって
すりすりと
線をひい ....
こわかった/じぶんがどうなるのか/どうなるかなんてわかってた/しつこくなる/じぶんをためしたくなる/こわしたくなる/つなぎとめたくなる/あなたをためしたくなる
それはあなたに/あまえているのか/ ....
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