水さえ眠る凍てつく朝に
歩くもののいない歩道
寒さが静けさをより深く沈める

空が白んでいるのに
明るいままの街灯
信号機は気楽そうに青色を灯す

背の低い草叢に霜がおり
間接に照ら ....
白い雨に打たれてキミは
横断歩道に立ち止まる
奪われていく体温も
すべて時の比喩だった

ちいさい よわい やさしいものを
なんと名づけても正しくはない
キミの未来に光るものを
なんと ....
紅茶だったり
緑茶だったり
ウーロン茶だったり

君と飲みたいものは
その時々で違って
正解があるのかすらわからないけど

丁寧に淹れる
きっと
その行為がすきなんだと
こんな夜 ....
友が育てたバラの花びらを
ポプリというものにして
ひと壜 私にくれた

大きなガラスの広口壜にいっぱいに詰められた
枯れた花びら

乾いて 色も抜け落ちた
かさかさの花びらに
香りが ....
あんたね
さっき風間ゆみで
いたしたあと
やっぱりボリューミーな
熟女が一番って言ってたくせに
もう、つぼみちゃんで
この日二度目をいたしちゃってるわけ?
一体どっちが好みなんだ
コロ ....
熱い琥珀色の紅茶に角砂糖を溶かしましょう。睡眠薬がわりに疲れたミルクが、銀の容器のなかで一休みしていますから。
街は人のことなどまるでお構いなしですね。くつろぎの傍らを、電車が疾過していきます。カラ ....
ありがとうございます
すいません、じじいなもんで、見えねえや

喫茶店で
七十前後の男が小銭を落とし、
床に数枚転がった

僕は眼鏡をかけ、
床を見渡して百円玉を一枚見つけ、
男と男 ....
 
 
国境線の上に魚が死んでいた
線に沿ってナイフで切ると
両方の国から猫がやって来て
半分ずつ咥えて行った
近くでは国境線を挟んで
男たちがチェスをしている
自分の陣地は真ん中ま ....
雪の音が
ふわふわり

ねぇ
耳を澄ましてごらん

きっとアナタにも聞こえるよ

ふわふわり
ふわふわり

この地面に落ちて
溶けてゆくのに

ふわふわり
ふわふわり
 ....
落下してゆく
この躰

深い眠りに導かれていくような

でも
それが現実であり真実

孤独な夜
鈍い音と共に
深い深い眠りについてしまおう

いつかまた起きるとき
きっと他人 ....
信じていれば

夢は叶う

信じていれば

いいことがある

信じていれば

頑張れる

信じていれば

一緒にいられる

たから、わたしは信じて生きていく
本当は 一緒に 過ごしたかった
沢山の 漬物が 薫る 店内

元々 スモークは 好きじゃあ 無いんだ
燻ったのは 想いだけ

咳き込んだ あなたから 滲み出る色は
淡い 桃色

そこ ....
時間の流れが早すぎて
いろいろなものを捨ててきた

捨てることが美徳のように
もてはやされているけれど

捨てることが輝くのは
大事なものを持っているから
だと私は思う

分別がつ ....
からだという
枷をひきずりながら
とぼとぼと囚人が
やってきた

まどろみのなかで
わたしはうしなわれ
再生してゆく
あかんぼうのように
泣き叫ぶことが
できるだろうか

砂浜 ....
リズムをみつけよう
心地よいリズム

ゆっくりと歩もう
自分に合った速度で

いろんな街の匂いを
風が運んでくるから

時々立ち止まっては
立ち位置を確かめる

胸を広げて深呼 ....
箸は二つで、一膳です。 

誰かの手に持たれ 
一つの食を摘みます。 

君と僕が夫婦であるように。 
バスタブから飛び出してきたピアノが空中を凌駕する朝


僕はいつも通りの朝を迎えいつも通りの朝食を摂りそしてまたいつも通りの「朝」の日課を黙々とこなす

要はいつもどおりの、そう朝にしなけれ ....
目の前で強盗に母が犯されていた

母はぼくや自身の生命を守るためにそれを許しているのだと思った

だからと言ってふたりの命が保障されている訳ではないだろう

ぼくだけが今から逃げ出して後か ....
そしてライラックは飛んだのです
{引用= 恋人を探しに?
いいえ
思い出を探しに?
いいえ}
芽生える緑に、もうもたれかからずとも
新しい世界を知ることができるように
すり減った若さを残 ....
あたいはしがないエレベーターガール
箱に入って一日上がったり下がったりしている

こんなんじゃ彼氏だってできやしない

あたいは孤独なエレベーターガール
人件費削減の為に
近々箱を追われ ....
幼児並みの知能の

ばったり倒れ屋さん

自分の存在意味を

たずねる旅は続く

哀愁と友情とを友として


泣き虫の私は

どうしても涙する

同時に孤独の本質を知る
 ....
            ハラハラサイタハナノシタ
            キンギョハオヨグヒラヒラト
            アカイコロモヲフルワセテ
            ....
不規則に叩く数だけ
私の心臓は嘆きと哀しみを笑う

もう一度

もう一度だけ

死ぬためだけに生きてみたい

そんな途方もない願いを
どうしてもっと早く殺してしまわなかったの

 ....
生きている痛みや歓び

どっちが

刹那や永遠だろう

ほんとのことってなんだろう

僕は馬鹿だから

あたまで考えたことは

信じてももらえずに

密かな証にしかしてもら ....
動物達にしか聞こえないラララララ



森がけたたましくあくびをしている

動物達が  微かな
             物音を

        微かな
             ....
      その横っ面を
      おもいっきり
      はり倒す
      
      約束をまもらぬ
      ろくでなしの
      
      横 ....
     あ


     あ、向こうから
     

     あ


こっちから

     あ、

     あ、

   ....
どこから説明すればいいだろう
寒い
風邪薬だ
酒瓶

すべての現象は冬らしくくっきりと
くっきりとしていてむしろ象徴に
ごらんよビルを
突き立っている
ごらんよ空を
磨かれてい ....
燭台のともしびに羽虫の燃え尽きるように
夕陽を沈ませてはならない

銀色のリングのような月を黙って見送ってはいけないのだ

彼女の涙を数えてはいけない
きっとすぐに溺れてしまうだろうから
 ....
掌の葉脈を、陽に{ルビ翳=かざ}す。   
樹液は枝葉に沁み渡り 
樹液はからだに沁み渡り 
木の人となり、陽を浴びる―― 
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
冬の眠り木屋 亞万2*13/1/12 23:42
雨止まず瀬崎 虎彦013/1/12 23:10
夜の飲み物朧月213/1/12 22:38
サシェLucy5*13/1/12 22:33
新しい大人のきみへ花形新次013/1/12 21:54
ティータイム月形半分子413/1/12 21:33
友情三田九郎2*13/1/12 20:54
国境スープたもつ813/1/12 19:46
ふわふわり柊 蒼衣313/1/12 19:44
暫し、湊 憂羽213/1/12 19:26
信じていればスマイル?113/1/12 18:30
しっかりしろ藤鈴呼2*13/1/12 17:35
破棄予定未完3*13/1/12 17:25
くらげwithin3*13/1/12 17:02
【 リズム 】泡沫恋歌10*13/1/12 14:54
箸 服部 剛3*13/1/12 9:35
バスタブに降り積もる、雪赤青黄1*13/1/12 9:24
忘れてしまおう吉岡ペペロ313/1/12 9:23
眠れぬ夜の下絵 (1瑠王6*13/1/12 6:34
エレベーターガールの哀しみと梅昆布茶15*13/1/12 5:34
正体不明で天涯孤独ドクダミ五十...5*13/1/12 3:22
ハルトキンギョ石田とわ9+*13/1/12 3:06
袖に立ちて尚Mélodi...013/1/12 2:42
ハッピーバースデー吉岡ペペロ913/1/12 0:54
うるさいうた赤青黄1*13/1/12 0:48
あしたのジョーになりたい夜に石田とわ10*13/1/12 0:26
赤青黄1*13/1/12 0:23
三匹の豚はるな513/1/12 0:00
ストレンジデイズ梅昆布茶1013/1/11 23:57
木の人 服部 剛3*13/1/11 23:49

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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