雪のみちには月明かり
どこまでもまるく
月明かり
焦りも悔いも寂しさも
ましろな吐息
雪わたり
笑みも望みもなぐさめも
ましろな吐息
雪あかり
つめた ....
夜飯食った10分後に
腹減ったから
カップヌードルのデカイやつを
シーフードとカレーひとつずつ
食って直ぐに寝ようと思ったが
棚に置いてある
UFOのデカイやつが気になって
寝られないの ....
日が長く レンズに艶が昇り そのように見える オレンジのマント
その海を揺らす 人間業のようにも見える オレンジのマント
王子様ですか 顎の筋肉の坂道に 憧れを乞う
そのマントは感じるに ....
彼の人間性を疑う者が居るなら
架空の人間性に堕すが良い
享受出来るあらゆるを捨て
歩みを成した偉人の言葉は
あらゆる仮想的な神を凌ぐ
マーヤ婦人が命をかけて
産んだ ....
あ
ふやけた夜に あなたと二人
駅の方まで 歩いていった
途中で僕は コンビニによって
キリンラガーと きゅうりを買った
ぼんやり僕は 電車を見ては
ビールを飲んで きゅうりを食べた
あな ....
一生いっしょとはいかないかもしれない
だけどおまえが乗り越えようとするときは
いつもいっしょに乗り越えているんだよ
さよならとはこういうものなんだ
次行く場所は、
毒 ....
肥満の要因は様々だ。
貪欲との関係性と
生物としてのシークエンスは
過剰摂取を好む
其れ以外にも
食に対する無知があるだろう
肥満していると感じるならば
今一 ....
空が白むのを眺めている
朝より早く夜が終わる
どこかにひとりでいる君
目覚ましはもうない
諦めの塔の頂上の
はがれかけの立て札
同じ ....
しみだらけの顔に
クリームを塗る
傷んだ肌は
彼の足跡
生き伸びてきた証
刻まれた皺に沿って
生きてきた
流されまいとしても
大きな流れに抗いようもなかった
仕方のないことだと
諦 ....
銀色の矢が空から墜ちて来るそんな夜
僕は系統樹のほとりに佇んで生命の音を聴いていた
風がちいさく闇を巻き込んで通り過ぎていった
ときはすでに多くを語らず寄り添っているような気がした
....
大きな山があって
そのまわりを道がくるくると続いている
頂上からゆっくりと転がり落ちてゆく
それがわたし
あなたであり、わたしたち
一本道は迷うことはないけれど
あなたはいつも怯え ....
まだ歌い足らなかっただろう
貴方達が手も振らず
後ろも振り向かず
前へ前へと歩いていってしまった
当たり前のように入ってきた歌を
片っ端から聴き始めている
それでもそれでもね
私は ....
水のなかの糸を
口に含んではうたう
うたうままに
消えてゆく
今はひとりでなくなったものが
心に描くひとりきりの地に
あなたは戻りたくないのだろう
まばたきよりも ....
海であったかもしれない、その水たまりを、誰かは容易
に跳び越えてしまう。とめどなく溢れながらこぼれなが
ら変遷していく歴史だったかもしれない、それが映す風
景の色味について、語ることもなく。
....
身体に金具を埋めてしまって
途方に暮れる
ある 冬
舗道の敷石には
ねそべる猫が鳴きもせず
渇いている
とじられた傘の花模様は賑やか
そこを過ぎていく
胃には十分にあたたかな言 ....
制作進行は、死なない。
事故車両の中から、無傷で生還したプロデューサーが、新人に一言。
「安全運転を、心掛けて。。」
制作進行は、死なない。
無言配布のスケジュール表には、昨日 ....
短い詩を書こう
在りもしない宇宙を描こう
いるか座とくじら座と海で泳ぎまわり
てんびん座とコンパス座で勉強をし
おとめ座と恋をしよう
短い詩を書こう
甘いお菓子の宇宙を ....
世界から受けた鮮やかな光を
この腕に受け止めて
いつかあなたに
返さなければならない
きらびやかな街を歩いてると
不思議な気持ちになるのは
人ごみの中にいるほうが
ひとりぼっちを感じるから
夜の空気に身を溶かして
自分がとても悲しく感じたけど
つくりもののメッキを剥がせ ....
悲しい夜はひとりぼっちだ
冷たい風を思いっきり深呼吸してみる
君はよく「死にたい」って口にするけど
本当に気持ちを届けたいのは
自分の裏側にあるのかもしれない
悲しい存在ってなんだろう
....
畑違いだけど 鞭打って
馬を 走らせるから イケナイ
耕すのは 稲 のみならず
麦でも 大麦でも 若葉でも
何でも 良いのだけれど
欲張っちゃあ イケナイ
それを 忘れたから
....
優しいひととの明るい朝に
逢いたくて
電話をきって
優しいひととの明るい朝に
会いに行こう
たくさんの心
嘘つきたくない
離れたくない
やわらかな心 ....
知らないうちに
ヒトを傷つけることがある
それを知ってから臆病になって
すごく慎重に歩いているのに
そのせいでだれかの邪魔になっている
なにもしたくない
そう思ってとぼとぼ歩く
....
太陽を歌いたくて
光はあの娘のように純粋に燃えていて
癒えない悲しみもくっきりと思い出されて
本当の現実に叩きつけられる
はるかな距離を保って誘惑する
そこに行ってみたいと思う
空に果実の ....
きみがのこしたもの
ぜんぶかたづけた
ゆめもことばもきおくも
とおのいてゆく
あとはこのからだだけ
やっときみとおなじ
ばしょにいける
きせきはおきない
きみがゆるさないこと
....
夏の香りがする鉢を
あなたは両手で持っている
鉢の中にはひまわりの
枯れた
ひまわりの花だけがひとつ
えんじ色のマフラーには
秋が詰め込まれている
冬のよう ....
どんなにすごい詩人でも
言葉で木の葉を揺らすことはできないだろう
しかし
木の葉が風に微かに揺れる
それを見ただけで誰でも人は詩人になれる
しかし
私は福井県の小浜 ....
「人を愛するということと 人に合わせるということは 多分 全く別のことだ」
「空気を読もうとするのは いい加減やめにして
空気を 創り出してみたらどうだい? 」
天国から地獄
たった一日のうちに
よくもまぁ これほど浮き沈みできるものね
楽しかった時間も
幸せな気分も
たった一つの悲しいことに
覆い隠されてしまった
もったいないと思う
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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