今は何時頃だろうか
空模様はケチャップと
ウナギやらサンマの
かば焼きの皮の色が混じったような
ギトギト目を逸らしてしまう
私の心模様も
なんだか不愉快なことやら不 ....
例え死臭漂う森でさえも軽々と駆け抜けられると信じて疑わない為の希望
お前の髪をほどいて、外に放り出したら
見たこともない世界が開かれる
小さな世界の中から抜け出せ
小さな世界の中から抜け出せ
メイン・ストリートの真ん中にあるジェラートの ....
息子が帰り支度をするのを見つめながら先生からきょうの息子の様子を聞いていた。
お礼を言って先生にぼくは微笑み保育園を出た。
ぼくは笑顔をよくほめられる。あるとき仲間に黒人であることの利点を ....
雪に埋もれたまま青く影を落とし
家々は俯き黙祷する
気まぐれにも陽が歩み寄れば
眩い反射が盲目への道標
抱擁されるまま
冷え切った頬が温もり
辺りに耳が開かれるころ
頭の後方 梢 ....
子供の頃さ
親の肩叩きやらされてさ
肩凝りってナニって
いまいちよく分かんねえで
マジ、めんどくせえとか
思ったんだけど
学生のとき
徹マでさ
チョー疲れて
すげえ気分悪くなって
....
古いデパートの舞台裏、
職員用通路の片隅に、
忘れられかけた物置がある。
狭く、薄暗いその部屋には、
用済みになった小道具が。
埃をかぶったハンガー、
古い ....
過去にとらわれた方は、遠い目をしてはります
未来にとらわれた方も、遠い目をしてはります
そして現在にとらわれた方は、白昼夢をみてはります
冬がひきこもっていた
クローゼットを開け放ち
ハンガーにヒヤシンス
春のドレスが花ひらくを待つ
頼りなげな薄手 ....
ぼくには、ない
その欠片すら、ない
それが不幸なのか
幸福なのかも分からない
あなたにはあるだろうか
なにかに殉じるものが
あなたにはあるだろうか
二人でガラスのコップに入って
誰かが水を入れるのを待っている
窮屈なのが
とても楽しかった
将来何になりたいか
お互いに言い合いっこをした
君は看護師になりたいと言った
僕は ....
赤飯は好きよ
餅米系大好きだから
でもね
キャンプで
赤飯って
おかしくね?
いやいや
めでたいとか
そういうの関係なしで
ぬるい雨
くらい新居
日曜祝日時間外
まあまあいいおもいで
"ジャックひとつしかついてないのに"
あまい
愛の色バブルの内側で、
あなたがたは不可解だろうが、
....
猫が転ぶとき
そこには道路と猫とわたしがあって
あたかもおのおの一番遠いもの同士のよう
二月にふる雪はぴらぴらとして細かく
手のひらにのせるまもなくとけ消えてしまう
ひとひらひとひら ....
咲きかけの花が
枯れてしまったよ
風に吹かれたか
人に摘まれたか
はたまた
養分が足りなかったか
僕にはわからないが
それでも
悲しくなるのは
僕も
咲きかけているからなの ....
何処よりも早く
咲く花を見たくて
何処よりも早く
鳴く鳥を見たくて
僕ののどちんこは
大陸から張り出して
しょっぱい声で
波を歌い続けている
賑やかな言葉は
トンネルの闇 ....
じぶんを打算で裏切るようなとき
きまっておまえは疲れて眠った
きのうのおまえもそんなだった
だから苦しくて自殺したんだろう
つめたい光が温かかった
水色のそらに雪が降 ....
幸せ について
語る
そうやろか
そうやろか
と 語る
わたしたちの姿が
幸せにうつればいい
雪のけしきにとけて
光る母の髪まぶしい
数えきれない星を見上げ
限りある鼓動に耳を澄ませる夜
この瞬間も
この宇宙では無数の命が微笑みを咲かせて
この瞬間も
この宇宙では無数の命が息を引き取って
....
プロペラの 形を したものが
冷たい アイスを
運んで くれると 言う
夢の中では
不思議な 人事異動
当たり前のように 増える 人口
密度が高いのは
眠る 布団が 暑いから
....
たくさんのベランダは ひかってる
さかなの呼吸のようだと おもう
ひとすくい ひろって
あきらめて 放す
ぼくらはヤドリギを しってた
ひりついた アゲハの細い ....
住宅街の静かな通りで
前方からこっちへ
歩いて来る
じいさんに向かって
全速力で突進して
ウエスタンラリアットを
食らわそうとしたが
すんでのところで
かわされて
しかも振り向いた瞬 ....
私は自然と対話する
好きなものが好き
身体性
小さな幸せ
ささやかな愛
これらは
すべて
人間の機械化への道である
おんなじことを
昔
機械達が喋ってた
万国博覧会が ....
降りしきる雪
積雪してゆく雪
夜がもう一回りしてきたように空はくらがり
冬の沈黙がぼくたちの町のうえに
いくえにもみえない層となって積みかさなっている
雪は不断に降りつづき
町は白の純 ....
親はいないのか
捨てられたのか
たかいのか
ふかいのか
風がきつい
まぶしい
今日の空
ひとのかたちで
風に捨てられて
おまえは
なんていう名の雲か
太郎か、次郎か
花子か、雪 ....
階段の踊り場にカレーの匂いがした
あたりを見回す
と階下の喫茶で
ビジネスマンがカレーを食べていた
カレーの匂い
ここまで届いていた
正義をふりかざして
....
ざぶとんにのせた言葉がいききする
母との旅行
ゆきが
遠慮なしにふりつける
にたような二人に
季節外れの
散りゆく花弁
ひらり静かな
波紋を拡げ
ただ柔らかに
注ぐ木漏れ日
風も優しく
佇む意識
悠久と云う
流れの中で
僅か出逢えた
時の隙間で
揺らぐ水面に ....
真実思っていることを
と願ってもやはり
愛されるにはと計算も
あり
明かせないことばかりの
真昼の闇
真夜の夢と祈り
流れ星のように
経ってしまえば良いのに
消えてしまえ望み ....
しあわせか
ふしあわせなのかなんて
かんたんにけつろんづけないでほしい
ふゆが
とうめいなしっとをかかえて
こいがしたいなんてまだいえない
だれかがきみに
らしさをのぞんでいるよ ....
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