一喜一憂するのに疲れた
なんか言われたり
言うのを聞くたび
満杯のコップをイメージしている
カウントダウン
いつでも辞めてやる
さあぼくに自由を
悲しくて呆然 ....
からだが小刻みに揺られている
そして疲れをきしませている
浅い息をふとい溜め息に代えてみる
粗雑なストレッチを繰り返してみる
どこにも居場所なんかなさそうだ
淋しいけれど ....
助手席専門家 御嬢様ではない
サイドミラーはテクマクマヤコン
太陽の光が一番美しく顔を映す
助手席専門家 顔写真つきの身分証明書がない
飲み物をたまにこぼす 運転者に文句は言わな ....
万頭の牡馬をかしずかせ
万頭の牝馬を従えて
万頭の仔馬を慈しみ
ホクトベガは
乾いた風の中に
立っている
時空の流れはひとつきりでなく
すこしずつ異なった世界が
....
130312
厳しい経営の曲面を乗り越えられるか
「銚電のぬれ煎餅」(登録商標)で
やっと電車を走らせてきた
名物を焼いてやっと凌いでいたのに・・・
....
?
漣の壊れた
三月の浜辺
に
カモメの死体が、
海岸線を歩く
足跡を残しながら
振り返る
消えている足跡
波にさらわれる軌跡 ....
スタートラインはみな一緒だった
だけど長く厳しい走破の途はそれぞれ
舗装された途を走るもの
獣道を注意深く走るもの
畦道を田圃に落ちないように走るもの
砂利道を痛みに耐えながら裸足で走る ....
こんな遊びの
どこが面白いのさ
後ろの正面誰って
義太郎くんに
決まってるじゃないか
僕には
いつも
義太郎くんが
ついていてくれるんだよ
ねっ、義太郎くん!
僕は
義太 ....
日が落ちたら
手をつないで出かけよう
この世のきれいなものはみんなだれかのもの
まだだれのものにもなっていない一日を
この世でいちばんさいしょにみて
それを宝物みたいに抱いて別れよう
....
遮断機が降りてじっと待つ
ここの踏切は駅の近くだから
電車はゆっくり通り過ぎるので
だいぶん待たされる
踏切の向こうにいる人もじっと待つ
がたんごとん
のろりそろり ....
そのあと
泣きながら話したこと
そのあと
青い空に憧れたこと
そのあと
たんぽぽの綿毛が優しかったこと
きみが傍にいたこと
本のあいだにしまい込んだきもちのこと
故郷という ....
頭のなかで
あなたはそのままでいます
形も匂いも
まだ消えないでいます
新しい世界では
訃報が飛び交います
不在を囲む
から騒ぎが
やがて全ては
過去によって
今を取り ....
本当に欲しい物を 手に入れる旅に出かけよう
必要な物だけ鞄につめこんで
きみは ひとり 旅に出る
大きな山脈も 美しい谷川の水も
たくさんのビルも 小さな村も
まるで どこかで見た景色
....
また 停滞してやがる
飽きもしないで
自分の裏側にいるボスは
見えない指令を 毎朝突き付けてくる
それじゃあ あんまりじゃないかと
僕はいつも ちゃぶ台を ひっくり返す演技をする
....
その何気ないひとことに
心は固まってしまった
季節は巡って
またバラの花が咲く頃
立ち止まって
うずくまっている間に
バラの季節は何度通り過ぎたのだろう
....
?
どこやらの詩人も嘆いていたが
愛は日々の暮らしにぶつかって
粉々にくだけ散るものなのか
唯物論者の群れに追い回されて
メッタ切りの憂き目に遭う運命なのか
....
空を見上げる
あなたの隣で
わたしは
深い海に沈んでいく
夢を語る
あなたの声を聴きながら
止めどなく
涙を流している
相容れない
対極の感情がある
二分化した心は
....
鉛色の空に佇む
影法師がひとつ
アスファルトに落ちる
希薄な空気を呼吸をして
吐く血痰
地べたを這う風に
ゆらゆらと揺らめいて
逃げ込める隙間を探している
瑕疵な魂は
誰にも ....
村上春樹ではない僕の風の詩を描こうと思った
ラヴェルのモダンなピアノ曲を聴きながら風を思った
風は自由だ
あくせくしないし
僕たちは単純に生きる事を学べるのではないだろうか
ゆるやか ....
夜でもない朝でもない
真昼が俺にはお似合いだ
納屋の小麦を盗み喰う
そんな手口もいたについて
俺は名無しのガスパール
尖った爪で花を摘み
あの娘の窓辺に飾るのさ
誰ともし ....
回収する気のない伏線を張る
人気者が勝つ仕組み
ハリセンで突く
よみちに
しかが
にひき
つったっていて
ひきそうになったけど
ひかなかった
どうぶつが
にひき
たっているのは
めおと
たぶん
でも
なんか
めおととか
やめとけばい ....
故郷を思い浮かべ
ここがどこなのかを忘れる
東京の果てに海の広さを描く川で
僕はひとり 遠い国にいきたいと叫ぶ
水上バスが波を立てていく
橋の下にいる人々を思う
それはあなたの不在より
戻ってくる沈黙が
のしかかるあいだ
かくも連ねて
欲望のあいうえおの全貌から
「ん」でふんばってる「人」よ
みえる領域に
何云うつもりないなんて
何云 ....
朝起きてカーテンを開けたら、陽が差してる。
パンを食べて、コーヒーを飲む。
スーツに着替えて、会社にいく。
メールチェックをする。返信する。
技術資料を作る。
同僚と談笑する。
昼ごはんを ....
大きな地震がありました
とんでもない津波がありました
爆発して放射性物質が飛びちりました
自然もにんげんがつくったものも
にんげんも
こころの行き場に無関心でした
....
ゴツゴツした大きな悲しみ
それがあなた
そばに転がっている
小さなカクカクしたのが
私の小さな悲しみ
目をつぶれば
押し潰されそうになってる
だから怖くて
目をいつまでも見開いてる ....
小銭を持って忍び込む
生臭い二つの身体で
薄汚れた僕らの下着は
日々の生の慎ましやかな残渣
死に対するささやかな抵抗
乾燥機をかけよう
余計な水分が
涙にならないよう ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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