天使になりたての君の動物がライラックの花に食べられている
柘榴が鮮明な産気をたたえて
アドバルーンな果汁を滴らせている
甘やかしの子守唄に占拠された銀色の市街

古い有線電話がサイの ....
俺が
俺が
というのが
ないでしょ、彼
あんな天才なのに
自分を殺すところは
殺して
チームの勝利第一でさ
さすがだなと思うよ

どうした
そんなサッカー好きでもないのに
ハハ ....
死と向き合う時

見えるものは何かと

振り分けを考える。

『故郷へと向かう高速バスは、静寂のターミナルに停車をして寒い空気の中に降り立つ私の心は、都会の無機質に揉まれて麻痺をしてしまっ ....
ホワイトデーのコーナーに
ふたり背の高い君
丸刈り真っ黒な君らが
微笑みながらえらぶ
リボンのついた箱

また相馬にいってくるよ
あなたは書いてくる

顔をあげて目にした
ギフトコ ....
 
 
眠れない羊が 
僕の数を数えている  
僕が一人、
僕が二人、
僕が三人、 
僕は増え続ける
ため息のように鳴いて
羊は順序良く
僕を整列させる
そのようにして夜は明け
 ....
俺は
相撲は絶対
八百長だと睨んでるんだ

なんだよ
今頃になって
あれだけ問題になったんだから
さすがにまだやんねえだろ

だってさ
マジでやって
まわし外れないの
あり得な ....
? ? ?


孤独、生の騒ぎと死の無言に君は何を聞きだした?

孤独、握り拳の財宝と結んだ小指の煌めきに、君は何を見た?

孤独、小さな硝子に傾げたポトスと黄ばんだ森の癇癪の中で君 ....
この単純な好意が
長く伸びること
勢いよく飛び出し
曲がり角にくいこみ
歩道橋を渡り
螺旋階段をまわり
川で苔むして
切り立った山を抜け
どこまでも
めいっぱい伸びる

 ....
               
季節の足跡が白い凍土となり
剥がれた絵の具のように
海鳴りが景色に仕方なく張り付いている

此処には君はいない
それでも此処は君のいた場所

今日君はい ....
僕の場面早送りされている 呟いてみんなが損をする 魂燃えている焦げている もう電車をおりたら
かたい
泥炭でできた
ランドフィルの上、
巨大なつばめの巣のようなものか

逃れ者ほど、かっこよくはない
ああたしか
すべてどうでもよくなった
わけではないのに
 ....
 ある、は動詞で
 ない、は形容詞

 おもしろいっすよねおもしろくないっすか
 在ったら動いて
 なかったら形になるなんて

 いっぱしのブンガク青年を気取る
 ぼくの話を聞きな ....
小学生ぐらいの子供に

軽くおっちゃんと呼ばれる

私は年齢的にも充分おっちゃんの部類に入るのだが

おっちゃんは元々から

そうプラモデルのように

細部に至るまで

おっち ....
乳色のひかり影とかす

歩くひと皆看板のよう

裸木がしんみり見つめている


血圧悲しく乱高下

とどめてるだけで

副交換神経最悪

あっ禁煙そっくり

南風みたいな ....
いく度もあなたを忘れ
出会うたびに恋に落ちる
もう
もうあたらしく
忘れました
はやくわたしに出会ってください
海辺にひらいたからだが潮まみれになって
こまかい
こまかい傷をつくり ....
いつでもそうなんだ



息をするのが苦しくなって
それでも黙っていられなくて
駆け下りてばかりの坂道を
ひたすら駆け上がって
上りきった坂道の頂上で
沈んでいく茜色を偽装した
弱 ....
血色の悪い炎の連れ子に
躄りながら引かれ
生肉のいくつかの部位を教えられて
馬が

かれの針葉樹のような脚は
コンパスと弓のかたちをして
根性焼きの地面をかたどる
猛々 ....
近くなるほど大きくなって
遠くなるほど小さくなって

思い出は等身大で
現実もまた等身大で

思い出の中に、
思い出の自分はピタリはまる一片の欠片

現実の中に、
現実の自分はピタ ....
てぇ小っこいね
てぇ大っきいね
上目遣いのリフレイン
前髪で隠す横顔とか
何やら醜い街並みで
一緒にきずついて
ほんのりあまく
 単純なことほど難しく
 複雑なことは解らない


無器用なことを言い訳にしながら
いま退屈が僕を殺そうとする


出来ることと出来ないことの境目には
いつも壁があるから
仕方なく ....
チェシャ猫はティーパーティーが大好きでした

アリスも呼んで午後のひとときをなごやかに過ごしたら

白ウサギが言いました

すでに時は来たりまた次の物語を綴らなければ

不思議の国は終 ....
今日僕は何をしていたのかを考える
多分 青山の暗がりのどこかをさまよっていたのだろう
人と笑いあえるひと時を探し
煉瓦の壁を見つめ 考えた


だけど僕の思う理想が叶えられるわけでもな ....
果てと最果ての境界線上で
ひとつの紙飛行機を放る

ゆらゆらと
詩になりたがることばを
蟻のように背中に載せながら
飛んでゆく
府中市立白糸台小学校
校庭の一隅には珍しく
二宮金次郎の銅像があり
{引用=刻苦勉励・立身出世de官僚の道}
総身黒ずんだ彼は
歩を運ぶ態勢で停まっておるので一見わかりづらいが
用心しいし ....
人の心の中がわからないから
自分の心をのぞいてみた
おそるおそる
深い泉をのぞいてみた

みえないから
ほっとして
みえないから
さみしくて

だからみんな泣くのかな
だからみん ....
まっしろく
息を吐きながら
晴天の
した

軽く、
多くのものに
通過されながら
わたしは
光に
耳を
すます


たやすいものを
幾つも集めて
したしんで
 ....
 ○○○○
 ○○○○//

 おい
 なんや
 鉄板熱かったな
 たいがいやったで
 最初は温うて気持ちよかってんけどな
 後からたまらんかったな
 けど我慢できへ ....
{引用=――はるな「物語たち」に寄せて}


  つめたい夜がやってきて
  わたしの両手の爪を、一枚いちまい
  丁寧にはいでいった



  つめたい夜がやってきて
  物語の ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
銀色の市街よしたか0*13/3/13 20:32
メッシ花形新次013/3/13 20:15
梓ゆい113/3/13 20:02
それぞれの三月朧月213/3/13 19:41
出航する朝たもつ613/3/13 19:18
大相撲八百長問題花形新次013/3/13 17:49
転がる花よしたか1*13/3/13 16:54
単純な好意の顔2*13/3/13 16:05
冬の海乱太郎23+*13/3/13 14:38
僕の場面早送りされている北大路京介213/3/13 14:35
呟いてみんなが損をする213/3/13 14:35
魂燃えている焦げている113/3/13 14:35
逃れるマシュー=ハ...113/3/13 14:03
動詞と形容詞の問題平瀬たかのり7*13/3/13 13:15
昭和式おっちゃん灰泥軽茶7*13/3/13 10:43
禁煙そっくり吉岡ペペロ113/3/13 10:12
潮まみれはるな413/3/13 9:46
また時の流れに打ちのめされる寒雪113/3/13 6:47
馬の着地113/3/13 3:42
流れ、流れてカルメンオジ...3*13/3/13 3:03
虹彩さひ013/3/13 2:27
「退屈が僕を殺す」ベンジャミン9*13/3/13 1:12
時の種梅昆布茶613/3/13 0:39
青山を歩いた日番田 213/3/12 23:49
紙飛行機ロクエヒロア...213/3/12 23:47
二宮考salco1*13/3/12 23:23
はんぶん朧月213/3/12 21:40
三寒四温千波 一也313/3/12 21:29
大阪ラプソディー平瀬たかのり4*13/3/12 21:23
物語へ草野春心5*13/3/12 21:20

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