窒息する女性
孤立した母親は、子どもに手のかからない
母親側からの子どもの自立を願う
それは自然になされるように見えて
子どもは、家族のために、と自分の気持ちを殺す
泣きたい ....
それから、ぼくたちは
かくれんぼをした
十数えて目を開けて
探したけれどきみはいなくて
それなのに、例えば
ぼくの腰近くまで伸びた草だとか
時折何かがはねているせせらぎとか
どれ ....
相対愛対
おみやげの賞味期限切れてた
Aカップの拇印
手賀沼の畔
今、道の駅があるあたり
河童が一匹人を待つ
臆病河童の三太郎
道祖神の裏に隠れて人を待つ
手賀沼の畔
大きな椨(たぶのき)の影で
臆病河童の三太郎 ....
その大地に立った時、私達には理由があった
けれど、その理由はまるで仮初のような
良く言えば柔らかく、形のないものだった
ただ深く、ただ青いだけの私が乗る
ゆらゆらと揺れ ....
聡明であるからこそ
自分の浅はかさを知り
聡明であるからこそ
自分の非力さを知り
聡明であるからこそ
知らなくても良い事を知り
聡明であるか ....
しずかな つばさの抑揚に
呼吸を あわしながら歩きます
しろさの きわだつ蝶を
追うとき わたしの 肩甲骨も
空を感じてました
「おたんぽぽしてるの
ふうてん とばそ」
....
私は舞い降りた
そっと爪先で立ち
首筋と背筋を伸ばし
ふんわり舞い降りた
私は言の葉の妖精
誰かが私を呼ぶ声に
そおっとふんわり
舞い降りた
私は ....
猛り狂い 窓を叩く 真夜中の嵐に
恐る恐る 外の様子を伺おうと
少しだけ開いた窓に 風の爪かかりて
勢いよく開かれた窓に 飛び散るスリガラス
そこには 耳を劈く轟音と ただ闇し ....
どこまでもどこまでも
堕ちていくのが恋ならば
廻り続ける愛こそ望め
君との距離を保ちつつ
君の周りを廻ってた
君を優しく見守って
君の幸せ願ってた
何のきっかけだったろう
ほん ....
僕は知っている
そこには辿り着けないことを
あんなにもくっきり見えているのに
決して近づくことはない
無限と錯覚する時間
僕は何度も歩みを止めて
今いる場所を確かめる
僕は再 ....
あんパンを頬張る
午睡のなかでぼくは
とうめいな壁になっていた
どこか遠いところから
木魚の澄んだ響き
井戸の水に棲むたくさんの微生物
午睡から醒めてぼ ....
なんだかわからない(イチモツ)を持ち、
浮かない顔で、うす暗い町を漂っている。
病のような、玉のような、見えないもの―
コイツを断ち切れたら、どんなに{ルビ晴々晴々=せいせいはればれ}
....
俺は
俺以上でも
俺以下でも
無い
みじめな俺も、俺。
時折かっこイイ俺も、俺。
どちらも、俺。
ならば?
悩みの全ては外面上の(夢)であり
俺は俺として、俺を背負 ....
冬の蛇のように
ゆるやかなとぐろを巻き
光たちはもう、
眠りに落ちてしまったから
わたしは雨の音だけが
心を満たしていてほしい
歌をうたうくちびるのよう ....
いちごとたまごサンドの具
いちご1パックを買い
5、6個出してセロファンを戻し
3ドア冷蔵庫最下段の野菜室に入れた
2、3時間後
冷凍庫を挟んだ最上段の冷蔵室が
いちごの香りでいっぱ ....
目が、後ろから、僕を視ている。
空気に溶けた、透き通った目
の
声がする
(負けないで…)
なんでこんなにもじんわり
ハートに滲み入るのだろう
(どくり…どくり…どくり…) ....
風は雲を押し流す
雲の願いは
移動すること
あるいは変異
低い雲は
厚く
光を遮って
高度を増すにつれ
透けて
かすれて
雲は迷いだろうか
それとも
願い なの ....
深刻な悩みなんだろうけどね
若い女性のニキビに
ムラッとする男は
少なくないんすよ
この娘、なんかエロいな
と思って
よくよく考えると
ニキビがあったりしてね
ハッとすることあんのよ
....
James Blakeが
海のむこうからとつぜん
ちいさな家のちいさな二階にやってきて
とつぜん、という音を奏でだしたから
多少の大いなる戸惑いをもって俺は
エンゲル係数を詩産してみようか、 ....
そのモノクロ界に艶も潤いもなく
擦れるだけの道具だけで 生きてる意気そのものの ままに
つり目の中の垂れ笑み
外見のガードと裏腹の魂を誰にも抱かせず モノクロ界の風を斬る
吐き出す息を ....
肉付きの薄い足はぺたぺたと
鏡張りの感情を踏みつけている
言ってはいけないことばが多すぎるから
覚えたての星座の名前を忘れていく
ユートピアの玄関口で
警備員に渡したのは虹色の砂
これ ....
胸に隠したこの言葉を
風がこっそりとさらってしまった
「I love you」よりも切なくて
「I need you」よりも悲しい
この言葉を運んで行った
届かぬはずの君 ....
あの、 ちょっと、
冗談だって言うことは、
分かっている、つもりなのですけれど、
ちょっと、しんどいです
ちょっとダケ ですよ?
忘れた筈の 上目使いを 続けた 炎天下
目薬も ....
鉛色の雲から垂れ下がった針金が
くにゃくにゃと編みこまれて
人間の子供の形をなして
歩道橋の上で行進していた
若くて錆付いていない彼等は
大人のように太くは無かった
やがて階段を下 ....
消えない過去、死してなお終わらない未来
人生とは人の中身そのものである
うぬぼれなんかじゃない
誰かから褒めてもらった喜びを
いつまでも失いたくないだけだ
不器用なんかじゃない
誰 ....
そよいでみるか
みどりのさくら
みじかいはるに
もやしてみるか
みえないものの
たゆたうながれ
みえるようにと
そよいでみるか
そ ....
歩き疲れた僕たちは
陽だまりのベンチに座って
辺り一面を覆った白詰草が
蜜の香る風に揺れているのを見ていた
君の目はいつの間にか四つ葉を探していて
僕はそのうちに花を ....
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