思い出した
私は色のないクレヨンだったのだ
青空とはそんなものではない
情緒とはそんなものではない
破壊とはそんなものではない
批評とはそんなものではない
真心とはそんなものではない
徹夜とはそんなものではない
植物とはそんなもので ....
れんちゃんは犬なのに
お手もできない
ある日
このぼくにできることを数えてみた
あれと、
これと、
それに、
三日数えても尽きなかった
それで
ふと、気づいて
そうだ
ぼくに ....
鳥は
飛ぶ訓練をする
幸せでも
不幸せでも
ひそかに
ひそかに
夢をみるのだ
別の世界を
別の自分を
飛んでいる自分の羽が
風となる日を
朝 陽光と爽やかな風に気づいて
眼を醒ます
ふらりと入った喫茶店の
偏屈そうなマスターの淹れる珈琲がすこぶる美味い
擦れ違った女性の残り香は
懐かしい女性のディオリッシモ
他人 ....
連れてってというものたちは
刺をもつ
過ぎ行く時間のすそに
そっと
刺をさす
──エクサンチウム ストルマリウム
野山で遊んだ私たちは
君をくっつき虫と呼んで投げ合った
いつか ....
愛してる
人とはさよならしたけど
愛することとは
さよならできない
金がなくても幸せは
少しだけなら
買えたけど
金がいらないなんて
まだ笑えない
誰かといるのが
辛い時も ....
金が欲しい
宝くじでも、あたらないかな
そしたら安楽に一生遊んで暮らすのに
そんなことばかり考えている
金が入るという逃げを
最初から打ってしまっている
なんの当て ....
今は六時
光のうろこ
空の隙間
土からの声
風とおしの良い
泥の街だ
姿の無い
列車の音も聞こえくる
うなじに揺れる羽も尾も
すぎる翠の反対を向く
背中 ....
蛍光灯が明滅している
何度か取り替えても
変わらずちかちかしている
アパートの前にタクシーが止まり
客を降ろして走り去った
と思うと、降りた客が追いかけて
行きかけたタクシーをもう一度 ....
あの頃見てた世界はどんなだったんだろう
ずっと寝ていた
ずっと1人で
携帯片手に毎日を呟いて
ただ寂しくて
そして怖くて
気の毒なくらい重荷を背負ってて
誰も分かってはくれない
誰かに ....
満員電車の中みたいに
それぞれが違う方向を向いて
時々誰かは轢かれて
進んでいく朝7時の世界
どこにむかって?
悲痛な選挙演説に
立ち止まる時間など無かった
間違っていても
アメリ ....
ただあなたを見つめてる
ただそれだけで
溢れてくるの
瞳から零れる一滴
ただあなたに手を伸ばす
ただそれだけで
もう届かないの
私から離れてく存在(愛してる人)
ただあ ....
トーストに塗りたくる
ジャムのように
優しさを押しつけて
おいしいとほおばる君を
隣で見ていたかった
だけど君は満腹
恋人は去りました
恋という行為に
実は行為そのものに
恋をし ....
考えるのをやめていた
行き着くところはいつも
同じだから
ぼくはあなたのアボカドになる
あなたがアボカドから
愛だけを感じられるようになるまで
ぼくはあなたのアボカ ....
血はいらんかえ
栄養満点の
血はいらんかえ
糖分、脂肪分豊富の
血はいらんかえ
善玉悪玉両コレステロール
満載の
血はいらんかえ
あっ、いらっしゃい
毎度おおきに
ええ、ええ
....
空を見上げる
街に並ぶビルディングの上から
きいろい四角い看板たちが
見下ろしてくる
見上げている僕は憂鬱で
あの中に
住むことを考えてみる
□
今日も地上の人 ....
自分の意思で出ていくのだから
淋しさなんて
感じない
懐かしさなんて
かみしめている余裕はない
感傷に浸るかわりに
明日の夢を必死に数える
幸せになるため
一歩前へ進むため ....
風を入れよう
部屋の窓を開けて――
カーテンが膨らみ
風が巡れば
生々発々と充ちてくる
我が心はまっさらな
空になる
弘法の池の隅にある
小さい洞窟の中に
水に身を浸し、両手を合わせる
弘法大師が立っていた
揺らめく水面に映る
弘法大師は目鼻の無い顔で
鏡の世界から
こちらを視ていた
....
私は迷える子羊だ
私を探しに来ておくれ
私は迷える子羊だ
私を掴まえに来ておくれ
私はここにいるよ
早く見つけて連れてって
私の居場所 私の居る場所に
迎えに来ておくれ
....
電車から眺めた風景は、
マスカット風味の飴玉は、
いつか消えて
夏が来る、春が終わる
君らしさなんて、すぐにさよならだ
真っ白な絵日記は、
青色のビーチグラスは、 ....
そもそもを喉仏が止めている
熱い雨が降って雪溶けている
雨のてんてん
つなげば文句ばかり
だから言いたくないの
なんて結局言うくせに
女は無口じゃいられない
静かな雨はないように
景気よくうちならせ
壊れたバケツもうたいだせ
お洒落な 満月なんて要らない
雨が降りそうだし ブルームーンなんて お洒落な言葉は要らない
青い満月をみたら 幸せになれるなんていう 言葉は要らない
要らない言葉は 小鳥にしか読めないほ ....
コーヒー飲め
センスのいい洗濯物にはうち安らいだ悲しみが留まっている
今のうちにせいぜい遊んでおくことだな
未来を見ようとしないあなたは
感覚で物を考えるとは刹那主義のことだ
おたく ....
食べのこしのビスケット
ちょうちょ
黄色信号
音楽
日々は
燃え尽きながら色付いていった
やけどの痕を
後生大事に隠しているあなたを
わたしは
愛する
しぶきをかけぬける
ふくらはぎの
まあるい
着水点
夏の鼓膜に
そっと
折りかさなる
六月の
ふやけた骨格を
並べかえる
君は
雨だれに
擬態したまま
あじさいの葉脈 ....
〜永遠にすれ違う 一番不幸な彼女のお話〜
暮れ入り延びる季節 蒸しの熱を孕んで
日には烏が 夜には虫が
またあなたを具現しようとする
長い月を 糸だけで繋がるは 寂しさ
「本当は ....
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