肩に置かれた手の温もりに
ハッとして振り返った
見慣れたはずの顔に
涙がこぼれた
無くしてしまったと
思い込んでいたものが
ふとしたことで見つかる
たまにあるんです
自分でかいた詩が
よくわからない時が
物事が順調な時は
現代詩が
不調だったりします
久しぶりのデート
彼はつまらなそうに
パスタを食べていた
音を立てながら口に吸い込むの
やめて欲しいな
おまけにウエイトレスさんに
味が薄すぎるってダメ出し
よく言うよ
上から目線で何 ....
黙ってなんていられない
穏やかになんていられない
そんなにいつも
笑ってなんていられないよ
身体の奥からふつふつと
何かがわいて出ようとも
我慢なんかしてられない
平静でなん ....
非戦闘員の大量虐殺
言い訳はどうとでも出来るだろう
戦争を早く終わらせるため
連合国側の人的損失の軽減
卑劣な戦争を起こした報い
人を人として扱わなかった ....
なぜかちょいまえへ
たいむすりっぷ家族で
シニマエノハハに家族で
あそぶ
またたいむすりっぷ
母は死んだまま
ただラストもらった本ビジュツノ、だけがのこる
*
風の強い日 姉さんは洗濯物になる
海からの風は 姉さんを裏返したり表にしたりする
はたはたと身体の鳴る音にいちいち反応しては
子供みたいにはしゃいでいる
時折 砂混じりの風が当たると ....
{引用=
小学校の桜にいつか辿り着く 吉田右門
}
学校前の坂を上っていくと
コンクリートで固められた左手の斜面に
ぴたりとはめ込まれた形の地蔵がいて
土の猛威を抑えているのか
背中を見 ....
ベランダから晴れ 涼しげでさよならを漂わせる灼熱
今は灼熱仰ぐ 四季がめくれてゆく 優雅に無音に
余計な奇麗事も悟らせず めくれてゆく
命をまた再び運んでくる 一期一会の一瞬を
時に浅はか ....
泣くよウグイス情緒不安定
ひとりごとのボリュームをあげた
エスカレーターで小さくなっていく顔の大きな女
わしかい?
わしゃ、司会者じゃ。
会話し、活かし、沸かし、癒し、
話者介し、ワイワイ。
シワシワじゃが、
可愛いジジイじゃ。
界隈じゃ、若い支持者、
甲斐甲斐しいわい。
― ....
隣同士でゆれる花のように
なにも言わずに
なにもきかずにゆれていたい
わけはあるのだろう
君のしぐさに
添えたい手とことばを
空にあずけて
澱んだ川面に石を投げる。
幾度も、幾度も。
投げられた石は水を跳ね返す事も無く、
澱んだ川面にねっとりと吸い込まれてゆく。
石は私自身の言葉であるかのように音も立てず沈んでゆく。
....
煙草の煙は揺れて登る。
あなたの無言の言葉に変わって消える。
灰皿と吸殻と
濁った空気だけを残して。
運命は手のひらに
降り積もる間もなく消えてゆく
熱に蒸発し続ける
白く冷たい雪のよう。
耳たぶを赤くして
出会った夜から。
霜柱が降りる朝に
日向を選んで歩いた頃に
私は確かに
恋をしていた。
雪解けは早く
花色の風は強く
私は確かに
恋を失った。
そうし ....
象のような花が咲き
絶えぬ浪を踏みつづけている
霜が静かに鳴っている
海をすくう
手のひらが光る
すぐに消える
すぐに光る
わだつみではない
一滴で ....
友人の家に行った
友人の家は行くたびに違っていて
今度は旅館だった
居ないはずの息子が玄関に居て
背を向けたまま
こちらを一度も見ることはなかった
誰かが
ひ ....
バラバラに爆破された公衆電話みたいなかんじ
矢をつがえる
ヴェールを被った石膏
骨みたいな木
*
どうでもよくてうつくしい重力
*
この陳腐な悲劇は僕だけのものさ
「君 ....
わたしがあなたの名前を呼ぶ度、
薄桃色の隙間が出来ていましたか?
それはどんどんあなたを侵蝕していましたか?
わたしとのメールと電話、それは全部、
薄桃色の隙間 ....
世界は複雑
世界は不可思議
世界が怖い
人間は雑多
人間は不確か
人間が分らない
社会は幻想
社会は人工物
社会に居づらい
人生は螺旋
人生は道草
人生がはか ....
知らないことの方が 圧倒的に多い 全ての風のように
ハスカップを知覚しその加工された飲み物を味わった日
手がかりが足りない 紫の乳白色をイメージしている
雨に濡れれば 雫を弾く皮がある ....
空には雲が敷き詰められて
もうすぐ雨が降りそうな気配
薄暗い町の電灯がいつも以上に
僕の寂しい心に似合う
嘆くことに慣れて 僕ら
ごまかし続けてきた心 置き去り
....
ノロマな夏の風が肌に染み込み
この世の全ては鼓動に飲み込まれる
平等に夜はやってくるとして
不可解な事実は複雑にからまり続けるとして
星が、絶え間なく降るように
この世の全ては混沌と ....
高血圧者の朝が
薬なしには始まらないのと
同じように
降りしきる雨は
見飽きた景色を
消すこともなく
ただザアザアと
音を立て
瞬間には
線が重なって見える
濡れることを
....
上昇志向の階段を私は昇ってゆく。
脇目も振らず昇ってゆくので、私は周りの景色が分からない。
足元に広がる野に咲く薔薇よ。
お前はその身に纏った棘を研いで、私の転落するのを待っているかのようだ ....
窓辺のカーテンをすり抜けて、部屋中に漂う貧弱な香り。
太陽も顔を見せず、私の戸惑う心を反映した薄い雲が
空という画布いっぱいに塗りたくられている。
外を歩く人は思想の往来をただ足早に通り過ぎ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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