円周率の最後の一桁に出会ったら
宇宙はそのときめきに吸い込まれてしまうだろう
数字とは限らないその解は
きっと愛を語る詩人のように嘘っぽい
輪転機が無限に探すが
解けない問題こそ美しい詩のよ ....
弱虫な僕を殺してくれよ
お前らは皆強いんだろう?

地べたに這いつくばって、血走った目でお前らにらんでてやるからさ
さっさと僕のこと 殺してみろって。ほら、逃げも隠れもしねぇから。
どうして ....
信州の古城の櫓跡から
千曲川を眺める

川面の風景の上には
大きな空が広がり
風が吹きわたる
風に膨らまされた空は
何も言わず、僕の頭上にある

古戦場の舞台となった古城
望める山 ....
遠く水が閉じるところ
遅い秒針をかきわけ追いやり
夜は夜に身を起こし
剥がれこぼれる光を向く


すべてが昇る夕暮れに
ひとつ落ちる冬の爪
おまえは銀を忘れたという ....
夜へ向かう枯れ野のなか
光のように咲く花もある
だが彼の目はただ
手のひらの淵にそそがれている
朽ちた椅子に腰かけ
うなだれる背と膝を
まだ照らすもののあることに気付く ....
ですから、


ね、
あらゆる、


「わたしから飽和するわたしたちよ、
もうここには語るべきことなどありはしないのです、と
語りはじめる卑怯をおびやかしてください、
かなしいほど ....
シャワー浴びたら
急に頭が カラカラ 言い出して

タオルケットで頭を拭いてても
リンリン 音がする

合わせ鏡で宇宙を作ったら

髪の毛が天の川の色に染まってて
星屑が ポロポ ....
ただ頷いて微笑うのはおりこうさん
泣きながら問い詰めるのはおばかさん
ひとつ問題があって
ものわかりのいいひとの粒子は
少しずつ崩壊している


淋しさをこじらせると
言葉すら思い浮か ....
何もない
あるのは道のり
歩いてきた気がする
そして 全て 失った


信じたことを
忘れ
そして 歩いた
海辺の街で


何をすればいい?


ボールを見ているみた ....
 
うちわであおがれひざ枕

これにまさる涼はなし

お礼に西瓜でも切ろうかしら




 
私の耳の穴をさわっても
なにもでてこないんだ
脳内を今日のかけらが
さらりとながれる

君の耳のかたちの
しまをめぐれば
世界ににたけしきが
耳からきざまれる

あしたへゆこう
 ....
涼それは
沸騰している中身(こころ)を
落ち着ける小さな風鈴(ねいろ)

涼それは
身体を刺すような棘(あつさ)を
癒す青い海(ぬりぐすり)

涼それは
のしかかるような熱風(おもさ ....
芯まで凍えちまうと















 ....
黙って水を口にして。扇風機の回っている部屋で、借りてきたばかりの本を読みながら、僕はたまらなく切ない気持ちになってしまう。
一人でいるとき 静寂がこの部屋を包み
静に吹いてくる風は、黙って僕に重圧 ....
「愛する人に愛されたい」
「あなた以外は要らない」って
同じ思いでいて欲しい


そんなの我儘だってことは分かってる
でも我慢できるほど私たちは大人じゃなくて


無条件に愛せない幼 ....
どうすれば僕は  
急坂さえも一気にのぼる  
機関車男になれるだろうか?  

この腹に内蔵された  
エンジンの蓋を開けたら  
思いの他にぼうぼうと     
炎は燃えていたのです ....
ダメ句つぶやいて婚期が遠のいている 忘れる人がいるかもしれないふたつ持っていく おまわりさん見るたびに敬礼している 異次元スポーツの代表格と言える
超人気スポーツ競歩が
単独で世界選手権を行うことになった
これまでのような長距離だけでなく
100m競歩や110m競歩ハードル等の短距離競技から
競歩幅跳びや ....
住む人の居ない
山の墓地

お盆には賑やかに花々が供えられている
生まれ故郷を訪れた人の形跡が
風に揺れる

たった今まで
誰かがそこにいた証拠
ロウソクの炎が
消え残り
線香の ....
自由な空
遠い明日
奇妙な行動
繰り返される今日

辿り着けぬ象徴のような
君の耳たぶ
頬は紅く
手は小さい

沈んでいく
どこまでも
どこまでも
もう這い上がることの出来な ....
こんな晴れた日にはあなたに会いたい。
見えない翼を広げてあなたのもとに飛んでゆきたい。
あなたは驚くでしょう?
私には見えない翼があるってことを。

こんな風の涼しい日には今すぐあなたに ....
君が悲しみに暮れる夜。
見えない僕は君の傍らに腰掛けただ微笑んでいるよ。
言葉なんかいらないと思うけれど、
もし必要なら夜が明けるまで話をしよう。

君が記憶の扉の中、淋しさを感じる夜。 ....
群青色の夜空を指で穿つと銀色に輝くんだ。
ほら、そこかしこに。君に見えるかい。
君もやってごらんよ。
そうすればこの夜は満天の星空に変わり、君と僕は今繋がる。

僕と君、二人の手を重ね合 ....
昨日がないので今日もない
だから明日も明後日もない
あるのは太陽の昇り沈み
大気の湿りと突然の雨
そして疲労を癒す涼しい風

自分は動物だと思っている
ときには蛇のようにしなやかに
 ....
あなたはもっと自信を持て

あなたはそんなもんじゃない

あなたに期待して

かつて地球におられた方々が

一心に合掌しているのだから


激流がしめされる

あなたは岩だ
 ....
隣の席の君が奏でた
低く透明な音質をまとって
価値はわからないけれどといって
ペンを走らせる尖った質感
体は売れるような品物じゃないですよ
そう高らかに笑って涙を落とすと
欲しいの ....
ほぼ体温と同じくらいに
熱せられた夏が
発火点を探しあぐねて
彷徨いの果て
私の絵の具を溶かしていた

指で透(なぞ)写る
あらかじめ決められていたように
螺旋状に滑り出すその先で捉え ....
前略
 このクソ暑い日々の中、今もあなたは自分の殻に閉じこもっておられますか?
 私は殻をぶち壊してしまい未だ修復不能という体たらくでございます

あなたと出会ったのは今よりは涼しく、しかし茹 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
乱太郎2713/8/19 13:56
「ヒマワリのようなクラス」で復讐へ一生の誓いを創輝013/8/19 11:16
千曲川−夏ー……とある蛙16*13/8/19 10:53
色と羽木立 悟613/8/19 9:54
ノート(リトアニア2010)[group]213/8/19 9:50
_紅月513/8/19 6:34
わーなかうち ま...313/8/19 2:56
ひどく簡単な、冴えたやり方伊織11*13/8/19 1:22
浜辺を番田 113/8/19 0:50
殿上 童20*13/8/19 0:46
耳のかたちのしま朧月613/8/18 23:50
熱さとともにムウ713/8/18 23:28
芯まで凍えちまうTAT1+13/8/18 21:57
突然襲ってくる、切ない気持ち創輝213/8/18 20:55
赤裸々キダタカシ413/8/18 19:00
機関車男  服部 剛1213/8/18 18:55
ダメ句つぶやいて婚期が遠のいている北大路京介613/8/18 18:53
忘れる人がいるかもしれないふたつ持っていく613/8/18 18:53
おまわりさん見るたびに敬礼している313/8/18 18:53
世界競歩花形新次213/8/18 18:44
お墓参りLucy19*13/8/18 17:18
沈みopus013/8/18 16:47
こんなに空が青いのに。ヒヤシンス7*13/8/18 16:04
もし僕が先に消えたなら。4*13/8/18 16:02
夜空の散歩3*13/8/18 15:58
葉leaf213/8/18 15:26
あなたは岩だ吉岡ペペロ613/8/18 13:51
レ・シートかんな1+*13/8/18 11:25
デカルコマニーそらの珊瑚13*13/8/18 10:45
前略 あなたへ創輝113/8/18 8:56

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