柔らかい楕円の香り
肌を透かせる真白な木綿
多角形の雨おとにふれた
水彩のゆびさきは筆跡を整え
ゆるやかに乱され
空白に孕んだ風を
あたたかい命と錯覚する

あかい器官をひとつ
平原 ....
新しいノートを開いて。さいしょのページだけ。きれいな字を書くようなひと。僕もいっしょだ。

サイドミラーに映った、中華門のおおきな金文字。鳥居っぽいね、話しかけると。となりでは眠るひとがいた。遅い ....
朽ちてゆく薔薇に敬虔な祈りを重ね合わせる深夜の戯れ。
矛盾のように見える行いのうちに机上の蝋燭の火がゆらゆら揺れる。
古い書物の中、詳細に描かれる神々の行為に戸惑いを感じ、
劇的な出会いを求める ....
大好きで大好きで 恋する気持ちが苦しい
苦しくて切なくて苦しい

(食事は喉を通る 食欲もある)

君に好かれたくてダイエット頑張る

(食事は喉を通る 食欲もある)

好きで好 ....
目を瞑ると君の顔しか浮かばない

あんなにも大好きだった森高の顔が浮かばず
 
キミが好きな歌を唄って 僕は生きていく

緑のバスに乗ってキミに会いに行く

 会いに行くときは短い時間
 帰るときは寂しくて長い時間

キミが好きな歌を唄って 僕は生きていく
風のなるほうへ歩くよ
誰かを傷付けてしまったわたしを
きっと忘れないために

だからね
あの月が静かに輪郭を失って
カフェオレのような夜に溶けていたこと
あなたも忘れないで


雨のふるほうへ走るよ ....
  

それから

その絵本の背表紙はすっかり
すりきれてしまって

そんなことではなくても
胸にかかえて
ときどき泣いてしまいたくなる

くるくるまわっている
のは
だれだ ....
これは
階段とはちがう

生きることは
死ぬこととにていても

あなたと生きることは
あなたと死ぬことじゃない

いつまでも嘘をついていて
思い出を忘れるような
悲しい解放を ....
一年最初の性行為のことを
姫初めというのは
広く一般的であるが
雪忘れ村では
一年の最後
大晦日に
紅白をつけながら
する性行為を
姫くくりと呼んで
特別なものと考える

姫くく ....
                  130917



雨戸があったから
被害は少しだけで済みました
無かったら
瓦や小石が飛び込んできて
ガラス ....
歳を取るということは
感覚を鈍くすること

子供の頃
あんなに嫌いだった
トマトを肴に
酒を飲むこと

許せなかった
髪を嗅ぐ仕草を
見過ごして
口説いてしまうこと

嘘をつ ....
 ダダ漏れのDark Matter 鉛色の重力
街を歩いてもアスファルトに走る無数の亀裂
から滲み出てくる闇を見つめるだけだ

   ああ この皮膚がすべて剥がされても
  感じているか ....
  家に帰って
  ギターの弦を布でふく
  なにか歌いたいような気はするけれど
  なにも心にうかんでこない



  なぁ、訳知り顔で、
  知ったようなことをほざくような ....
十二月二十四日に
俺にメールしちゃうなんて
君の考え見え見えです
とか言って君のメールに俺は歓喜し
手元にあるベルを鳴らしてホーリーナイト

今夜は聖なる夜だから
朝が来るまで飲み明かそ ....
「空はどこまでが空なんだろう」

そんなこと、僕に聞いたって
答えがないのは分かっているのに

「あの海の底には、無限が眠っているんだね」

僕が理解できないことは、
分かっていたはず ....
遅刻や忘れ物をした生徒に裸足でランニングさせていた中学校のことが体罰問題としてニュースになっていた

その中学校は遅刻や忘れ物を先天的な障害でしてしまうこどもたちにそうしていたのだろう

とん ....
{画像=130917162815.jpg}

この幸せが
たとえば うつろいだと言えば
消え去ったあと
笑ってしまえる

この幸せが
たとえば とこしえだと言えば
消え去ったあと
 ....
チビ・ビールの唄

ジス・タイニイ・ワン
チビ・ビール
開店を待って
チビ・ビールを買う

オー・ジス・タイニイ・ワン
77円の小さいやつ
椅子にすわって
チビ・ビールを呑む

 ....
「お父さんは、いつもむっつりしてたけど
 家族は結構大切にしたんだよ。
 日曜日の度に色々なところへ
 連れて行ってくれたんだから。」
 
週六日精一杯働いて
やっと巡ってきた休日なのに
 ....
{引用=
雨の去った午后
 くもがくる 心の硬貨は、
 ありし日の 思い出


ゆく雲は
 どこまでも
 どこまでも なだらか
 秋をかざす 陽光のサンデッキに
 秋空を ことほぐ ....
1999年、世界はとっくに終わっていた

しらっちゃけた、風景
登下校のとき、スイミングスクールに行くとき
アンゴルモアはそこにいた
スポーツ刈りの、ちょうど角張ったあたり
奴はべったりと ....
たったひとつの科白で終えるとき
誰もいない薄暗い部屋を飾ろう
もし手向けられるならば
二度と咲かない蒼い薔薇がよく似合う
使われない硝子が棚の底に
染み付いた煙は放置され
黒い黴が支配 ....
繰り返す中に人生が始まり

いつの間にか、落ちてしまった・・・・。

(何かあるなら・何かするなら・生き残るよ・・・・。)

誰かの入れ替わりと

自分とが重なり合う刹那

鮮血で ....
泣かないことが強さだと
決めつけたのだーれだ?



(君はいつから腕を組んで
前をみるようになった?)
すべての投影
まぼろしのごと
偶然性おび
世界があらわれ


夢の質感
デジャヴの感触
不思議なことが
起こる脳内


暗闇のなか
今日と明日に
はさまれる夜

 ....
白い鳥は
どこに飛ぶ
心の どこに
何を思って


黒い鳥は
何を描いている
遠い故郷に
傷ついて
夜に虫が鳴き出して 少し肌寒い風が吹き始める
街のみんなはわざとらしく思い出したかのように
「寂しい」と呟く
僕は月の窓から覗く君の視線を気にしながら
新しい洗剤を買いに行く
白く清潔な泡が ....
世界中の人の優しさと勇気を紡いで毛布にしても
それでも尚うずまく悪意を包み込むことなど
きっとできはしない
あなたの胸の愛おしさは
卑怯さと狡猾さと悪意で守ってもいいと思う
そしてそれを本当 ....
何かを綴ろうとして感情が一目散
転がり落ちる一日の終わりが
階段のいちばん下で悪い頭の打ち方をして昇天
きちがいじみた断末魔だった
どうしてやることも出来やしない


通信を何 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
花茎sample613/9/18 2:24
軽口コーリャ513/9/18 2:02
一夜の祈りヒヤシンス4*13/9/18 1:14
恋する気持ちが苦しい北大路京介613/9/18 1:02
目を瞑ると君の顔しか浮かばない213/9/18 1:02
緑のバスに乗ってキミに会いに行く313/9/18 1:01
謎解自転車に乗れ...513/9/18 0:20
それからはこぐまのサーカスばかり見て暮らしたAB(なかほ...513/9/18 0:02
階段2はるな413/9/17 22:04
日本のエロ風習8 姫くくり[group]花形新次2+13/9/17 21:59
それからはこぐまのサーカスばかり見て暮らしたあおば5*13/9/17 21:51
歳を取るってこと花形新次7+13/9/17 21:23
賛歌壮佑17*13/9/17 21:06
帰宅草野春心413/9/17 20:48
ジングルベルにHoly Night北橋勇輝2*13/9/17 18:58
その音は岩に響いてゆったいり313/9/17 18:56
にっぽんのこと吉岡ペペロ113/9/17 18:49
夕空の虹そらの珊瑚13*13/9/17 16:33
チビ・ビールの唄生田 稔313/9/17 14:23
無口で運転の上手い人夏美かをる29*13/9/17 13:16
むらぎもの心月乃助613/9/17 13:07
1999カリグロ3世213/9/17 11:29
終幕の薔薇アラガイs16*13/9/17 5:07
井戸の底梓ゆい213/9/17 4:36
謎々自転車に乗れ...1*13/9/17 2:42
脳内模様シホ.N313/9/17 2:32
電線番田 313/9/17 1:43
洗剤ボトルシップ313/9/17 1:20
生きる313/9/17 1:09
もし、そんなことをしたら…ホロウ・シカ...3*13/9/17 0:40

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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