ふとした拍子に
古い記憶が鮮明に
浮かび上がってくることがある

その時食べた食事
見ていたテレビなど
まるで昨日の日記を捲るように
音と色と匂いまで伴って
思い出される 瞬間

 ....
夏休みさいごの日

ぼくは飛行機で全寮制の中学校に戻った

いきなり夏休み明けの実力テスト

ぼくは明るい暑さと空虚な開放感をさびしく嗅ぎながら二日間のテストを終えた

それからは普通 ....
雨が降っていた

同じ小学校だった女友達と
ゆうべ電話で話す
今度何十年かぶりにする
同窓会のこと
思い出話なんかも取り混ぜて
時々あったお弁当の日
彼女のお弁当箱には
美味しそうな ....
その言葉で
誰かを 非難するのは
意外に 簡単、

自分を 振り返るのは 
意外と 困難。

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°
いつもの帰り道なのに
そこがどこだかわからなくて
途方に暮れてしまう

風景がぐるりと回転して
馴染んだ世界の裏側に放り出されてしまうあの瞬間に、

いつもの空はいつもの空でないように青 ....
あの人を
追いかけて
追いつかなくて
近づいたつもりで
遠くへ行ってしまった
のは私の方
心はどこかへ
置いてきてしまった
あの人は
もう
私の視力では確認できない
ずっと
ず ....
君は、君の時間をくれる
午後九時半ごろ声届く
言葉をくれる
詩をくれる
せいいっぱいの誠実も

心を尽くして
毎日毎日
ひとりで淋しくしてないか
一人を涙してないか
せいいっぱいの ....



残暑の厳しい日のこと。古本屋へ行ってきますと断りをいれたら
家の者が、ああ、あの分かれ道だねと言う
不思議なこともあるもの
分かれ道とは曼珠沙華のことではなかったか
伝統工芸品の ....
欄外に繰り延べられていく夜を
空欄の中に込める

この世界に最も必要とされている
無意味という名の希望を生産する

巨でありながら虚
虚でありながら響

かまびすしくあるような沈黙と ....
真夜中に歩いているんだ
電灯に近づくと急に影が生えるよ
影は僕の色をして
濃くなったり、大きくなったり
そしてぐるりと僕を一回り
でも、もう遊ぶ時間じゃないから
バイバイ バイバイ 色の足 ....
オーロラ

僕が今も戦っているのは あの頃くじけてしまった
紛れもなく僕自身の亡霊
遠回りした隙に 遅れてしまったスタートダッシュ
周回遅れで始まった物語

いや、そうだな
遠回りを遠 ....
?
見えない線を指先でつまめば
運ばれていくものと残されるもの
の生誕だ
声にならない声でいのりを告げる

一日に何度流されていることか
電光による死の宣告
人々はいらだちを隠せずに
 ....
君の部屋には誰もいない
夢を見たのだ きっと
僕の忘れていた風景の中にあるような
人があふれた 公園は 緑色

僕は何を思いながら空の下 
たどりつくために歩いたのだろう 体は 
忘 ....
生きながら祈れ
神はいないのだから

宇宙が終わる
もしくは永遠に終わらない

しかしそれとは無関係に人間は死ぬ

終わりのある私に
終わりのない宇宙に

終わりのある宇宙に ....
毛穴の黒ずみ1個につき
5円を徴収するという
毛穴税法案が
国会を通過する見通しとなった
国会周辺では
これに反対する
30から40代の女性達が
鼻の白いのを
剥がしては
こんなに取 ....
「もしもし。」を聞けば、安心する

寂しくなると笑顔が見えて

耳をふさげば泣く声がする。

(身体の一部を差し出して

痛めつけなければならないのだろうか?)

いなくなることは ....
雨上がりの空気に
金木犀の香りが混じる。
甘さは、体の中に入りこみ
心をせつなくさせる。

いい匂いがする。
金木犀を食べたの?
包茎のくせに
暴力を振るう夫には
寝ている時を見計らって
アロンアルファで
余った皮を
小籠包みたいに
閉じてやりましょう
翌朝寝ぼけ眼で
駆け込んだトイレの中から
凄まじい悲鳴が聞 ....
まきびしがなくてコンペイトウ撒いている 隣にたけしがいて楽しい 聴いてなかったが正解した 隙間を埋めた新聞が震える
山小屋の木壁はとても
この吹雪を乗り切れそうにない
テーブルを倒したバリケードの裏側で
貧しい体温を分け合う二人
「きみが生き延びたら僕の父と母と姉に愛していた ....
は『 .... 鍋に火をかける。

ことっ。ことっ。ことっ。ことことことっ。

コンソメの香りが溢れ

作り置きのパスタを沈めると

つまみ食いの衝動が止まらない。。

(にんじんと、たまねぎとジ ....
雨が降りそうで 今にも

ヤキソバでも
作るかな

雨が降りそうで
降らない

風が冷たい
夏なのにサムイ

君は出かける
ひとり どこかへ
風に吹かれて チャリこいで

 ....
山手線から見える住宅街のテラスを遠くに

厚切りのミートローフを思い返す。

暗い路地を遠くに

音と植木のテラスを目指して上る坂の上には

友との語らいと味わいの時間が

一人き ....
さみしげなあなたの面影が私の感性と同調する。

あなたは燦々と輝く太陽を信じてはいないのでしょう。
あなたは夜空に瞬く星星の光を吸収して、
数々の詩を編みました。
ボードレールの戦慄の泉を飲 ....
教室に這う蛇たちはいっせいに白い壁をあがりつつましい蛍光灯になってしまう。すっかり硬くなった彼らが行儀よく整列し彩りのない熱を放っている
わたしたちは激しく動くシャープペンに肥えた腕を操られつつ柔ら ....
あなたが弾く鍵盤からは
詩が聞こえてきます
ピアノ色の言葉が
楽譜から飛び出して
わたしの耳元でささやくのです

あなたの詩は
私にとっては水の流れ
水色の言葉は
静寂で濁った悲 ....
階段の上から三段目であなたを見かけた。

みんなみんな燃やして庭の隅に埋める。徒花に
たくさんの水を遣る。可哀想だからといいかけ
て口を噤んだすべてはこの花のために。

そこはあなたのため ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
【 残像 】泡沫恋歌13*13/10/25 14:38
いいともの頃吉岡ペペロ1113/10/25 11:45
フレンチトーストとおちょこ傘そらの珊瑚1313/10/25 11:39
その言葉で藤鈴呼1*13/10/25 8:23
1きるぷ3*13/10/25 7:38
喪失そらの とこ213/10/25 6:32
君はもっぷ513/10/25 2:08
月形半分子313/10/25 1:47
ある神に関するメモ一般詩人-113/10/25 1:19
朝日月形半分子213/10/25 1:00
オーロラitukam...2*13/10/25 0:55
空は他人のもの —K.Iに捧ぐ—中川達矢213/10/25 0:53
人のいない写真には番田 313/10/24 23:58
祈り佐藤伊織213/10/24 23:35
毛穴税[group]花形新次113/10/24 22:54
無題梓ゆい113/10/24 22:30
金木犀Ninigi013/10/24 21:19
暴力を振るう夫花形新次113/10/24 21:14
まきびしがなくてコンペイトウ撒いている北大路京介1013/10/24 21:07
隣にたけしがいて楽しい113/10/24 21:07
聴いてなかったが正解した413/10/24 21:07
mizuno...413/10/24 20:35
ホールデン・コールフィールドTAT313/10/24 20:28
いえのあかり梓ゆい213/10/24 19:54
ヤキソバLucy10*13/10/24 19:31
回想梓ゆい113/10/24 19:24
闇を巣食うヒヤシンス6*13/10/24 18:07
生物室のゆうべマチネ113/10/24 17:33
あなたからの贈り物乱太郎1613/10/24 17:21
箱庭の花岩下こずえ313/10/24 17:02

Home 戻る 最新へ 次へ
2100 2101 2102 2103 2104 2105 2106 2107 2108 2109 2110 2111 2112 2113 2114 2115 2116 2117 2118 2119 2120 2121 2122 2123 2124 2125 2126 2127 2128 2129 2130 2131 2132 2133 2134 2135 2136 2137 2138 2139 2140 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.68sec.