遠い星までの距離を
なにをもって測ろうか
言葉でそれとも
夜の波の響きで
それともきみの血流の速さで
こころの深さはなにで測るの
ざわめく風のおとでそれとも
過ぎた日の木漏れ日の ....
気が向いた時にだけ
分け与えられるビスケットは
とりわけ甘いことを知っているからか
三文小説のような歯の浮く台詞で
多少の喜びも味あわせてくれない
医者と ....
冷たい色合いに温かさを感じるのは何故か
澱んだ色彩に鮮明さが明確に反映している
あなたの心のキャンバスを探ろうとしても
あなたの描く風景と色彩には及ぶ筈もない
唖然と立ち尽くしているだ ....
それは夜明け前
君がやってきた
僕は言葉も出ないまま
ただ
涙を流して見つめていた
手放したくない何かがあるように
手を握ったまま寝ている君が
とても愛しくて・・・
その瞳 ....
辛い労苦を涙ながらに語る便器を横目にお子様
ランチ鳥肌。無料サービス吐き気。
敬語使うのおかしい鳥肌。中途半端英語に涙。
たった7年で死ぬ無念鳥肌。
24時間説法。無理解のバーゲン。血 ....
131111
すぃーとん
すぃーとん
穏やかな季節
こころからの祝祭日の
いわれなき嫌疑を指弾する指と指の間に巣くう白癬菌を指摘する皮膚科医師の笑 ....
隠語覚えてから行く
眠れず夜の深海魚
泥仕合はじまってキングクリムゾン唄っている
山と山のそのむこうの谷をも なだらかに結んでいるのは、
空の高さと広さに あかるい ふしまわし
カッコー ( の声がするたびに わたしのこころに 閉じカッコをつけてみる
カッコー ....
人間がやっていることはすべてただの苦しみなのか。
人間は、ほかの生き物に 食べられたり殺されたりすることが
あまり無いからなのか ときより悪魔について考える。
いやいや
我々だっ ....
かつて
そこにあった川は
幸せが
そっと残酷に
空へ蒸発していくように
今はもうない
砂漠の砂の中で
生き延びた
いっぴきの魚が
乾いた瞳で
夜空を見上げている
流れ星がひと ....
抱えるものが多すぎて
いつからか 歩けなくなってた
泣くことをやめようと決めたから
いつからか 泣けなくなってた
でも大好きな映画を見て
久しぶりに声を出して泣いた
映画で ....
赤は止まれ
青は進め
黄色は注意
生まれて初めて知った
極めて普遍的な社会ルール
それは母が私の手を握りながら
真剣な面持ちで教えてくれた
その日パシフィックノースウエスト地方を吹き ....
あたまがいたい
はなのおくを薔薇がつついている
はなばたけにきみはたおれる
ぼくは華をみている
綺麗なはなだ
せかいはきらきらとしている
どくをはく憂鬱
ふぶんりつ
あなたに梨の実を贈りたい
寒く厳しい冬の夜に
愛するあなたが
梨の実の夢を見られるように
くちづけは消えてしまうから
抱きしめあった温もりも
....
あなたの椅子が何も話さず
ただ黙って眠っているように見えるとき
切り分けられ 椀に盛られた柿の実だけが
退屈な話を静かに続けていた
昨夜
あなたは ....
みじかいキス、そして雨
矢印の方向へ
ドーナツみたいな彼
長ぐつの夜
思っているのとはすこしちがう
水色は水に返す
言葉は
だれにかえしたらいい
みじかい雨、
そして ....
何もない
暗黒の世界に
単なる偶然からひとつの何かが生まれた
他に何もない世界だから
誰もそれを認知することができない
何だかわからないそのものを
僕は想像する
想像している
....
だれかがふいごを吹いている
ぼくのいのちを消すまいと
だれかがふいごを吹いている
知らないだれかと
知ってるだれかが
知らないところで
知らないところで
....
柔らかい声、ユニットバスの中で
名前を呼び合う時間は感涙モノ。
ただ、君が昨日の夜に打ち明けた
昔の男との胸糞悪い過去の話は、
棺桶まで
持って行くべきだった。
流れ出したものは戻って来る ....
プリンは柔らかい方が好き
スプーンで掬う その一瞬で
ミシンで縫いつける日々が過ぎ
MAROON5なんて聴く 趣味の一環で
読書は好き?散歩は好き?
季節は 追いかけっこなんてしてな ....
{引用=
糸を吐く
吐きつづける
安住する繭を紡ぐためでなく、
時は、裸形の
いつわることのない
思秋期
無月の夜に さまよい
眠りにたゆむ街に
星の つつし ....
昔大切だった人に
今さら会いたくなって
噛み締めた唇から
静かに血液が流れた
ふいに起こり上がる衝動を
押さえつけながら
私は耳を澄ませる
『純粋に
ただ純 ....
花ぬすびとをききながら流れるのは一粒の涙
移ろうことが許せなくて怖かったあの頃
あの頃と同じ一粒
*YouTube 花ぬすびと (明日香)
http://www ....
あのころぼくらが見ていた夢は
赤いへんなヒゲのおっさんにたくされていて
あのころぼくらが感じてた不自由は
深い城の奥で助けを求めていた
歩くこと、それ自体が困難
痛んだブーツの底が泣いて ....
わたしには すきなひとがいるんだけど
とってもとおくにいるから
なかなかあえない
真夜中に
そっと 進み出れば
もしくは
わたしには すきなひとがいるんだけど
....
黒々と枝を拡げる
はだかの木
ひび割れた空の奥に
狼の貌が現れる
雲を裂いて
鋭く光る眼
夕陽を噛み砕く牙
ピアノ線に触れ
切れ切れに落ちる
はだかの言葉
燃えるランプ ....
風景へと歩いていく
僕は 他の誰でもなくなった
自分がいるであろうその場所で
感覚についてを考える 僕にない
まだ 存在しない その感覚を
そして 月曜日がくる
死んでいくのだ 群衆は ....
まるで
30分で、いっきに大人になったみたいだったよ
疑問符そのもののような顔をして
檸檬が言った
エイヤパ・オパピ
洗濯船の僕たちよ
働くなかれ
突然 目の焦点を断ち切られたよ ....
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