玉ねぎを切っていた
パートの時間まであと少ししかなかった
カレーが煮立っている
そこに彼女はさらに玉ねぎをつき足そうとしていた
炊事場の小窓をあけて換気した
出掛けるまえ ....
赤い目をしたうさぎの耳に
月から
はぐれた言葉が落ちる
ので、
偽らざるをえないだろう
いつか
偽らざるをえないだろう
うさぎは白くて赤い目をしている
茶色や黒やまだら模様 ....
昨日までの自分が仰向けに倒れている
わたしを見つめて
ワタシが言う
「踏み拉き進んで行け
過ぎ去ったものは階段だ
額ずくな 口づけするな……」
そっと足をおろす
枯葉を踏む ....
さむらごうち氏の作曲家復帰第一弾が発表された
クリミア半島のおかれた状況をテーマに
戦争の悲惨さと平和の大切さを訴えた意欲作だ
前作までのゴーストライター ガッキー新氏に代わって
ウクライナ人 ....
素直な言葉で 伝えたい
小さな旅の中で気付いた 僅かなこと
置き忘れられた 小さな輝きを
踏み潰されても 起き上がろうとする健気さ
暗闇の中で 小さくつぶやかれた誓いを
....
虹からこぼれた魔法の玉に君の名前を彫っている
朝顔が凍えている君のいない夏
見上げた向日葵の息が止まっている
書くことがない
最初に言っておくよぉ〜
この詩を読む数十秒間
あなたは時間を無駄にするだろぉ〜
読まないことを勧めるよぉ〜
いらいらしてしまうよぉ〜
だって
今の僕にはさぁ〜
何に ....
一馬はボールを天井に放る
それを手でキャッチする
そのとき彼はピッチャーであり、バッターであり、キャッチーであり、審判であり、実況席のアナウンサーであり、試合を見つめる恋人だった
ツ ....
みんなは
去った
まちの
こうえんの
水のみ場のしたに
のまれることなくいく百年もたゆたう
みずにいきる生き物が
いきたえだえにうたうこえ
きいてみれば
むかしからしって ....
不感症を克服し
大スターとなった
AV女優夕木熊野(22)に
不感症は嘘で
実は感じていたのではないかとの
疑惑があることが
共演した複数のAV男優の証言から
明らかになった
夕木 ....
あなたの顏は時計のよう
ただ『今』を確かめたくて
見つめてしまう
過ぎ去った時間 ……もう……
残された時間 ……もう……
いたたまれなくて目を逸らし
気がつけばまた
....
もうカーテンは暖かいよ
朝の日差しは
ひっきりなしにカーテンを暖めてるから
カーテンは暖かいよ
カーテンをさわってごらん
とっても暖かいから
暖かいカーテンは
冷たい指に ....
あー、なんてきもちのいいかぜなんだろう
とおもっても
もうえいえんにこないかぜ
たったいっしゅんの
もしかしたらわたしのじんせいもそんなふうにすぎてゆくのかな
だから
つぎのかぜに ....
首すじの まるい砂に
あまい夢が 今日のしずくを落とす
夕いろの、せまい、部屋のような瞳を
ころがしてあなたは とかげの顔で笑う
いつも 恋は速すぎるし、
と ....
シッポを切って逃げる
簡単…でも必死
自発的な変化
エントロピーは常に増大する
生き延びるのだから場合の数は増える…
当たり前のこと
こわい夢/現実から
すんでのところで逃げ出せ ....
桃太郎はさびしい男だ
きびだんごがなければ
ともに戦う家来はいなかったのだ
となりのベッドの見舞い客がそとの桜の様子を話している
彼は半身を起こし窓際に意識をやる
さ ....
あなたの手を ゆっくりと取り
「あたたかいですね」 と 声をかけた
あなたは
ゆっくりと にっこりと 笑って
いえ、それは 褒め言葉では 有りませんよと
ピシャリ。
....
親戚の家に行く時は蒸気機関車に乗り、二つ目の駅で下車した。ひたすら砂利道を歩き、途中で山道に分け入った。薄暗い山道を息を切らして登っていくと、大きな杉林のある地獄坂と呼ばれる場所があり、そこ ....
沢山の食べ物を食べることなく
少しばかりの暑い寒いを我慢し
便利さばかりを求めるのではなく
静かに過ごすことを良しとし
他人を認め「あの人も私だ」と思い、理解すれば
患いは少しづつなくなるだ ....
蟻は象に問うた
「おまえは大きいが、何が出来る?」
象は答えた
「食うこと以外、何も出来ない」
蟻は言った
「おれは小さいが、おまえと同じだ。食うこと以外、何も出来ない」 ....
今日の空は青く
日は明るく
春の一日は輝く
それぞれの営みはつつがなく
三年目の今日を過ごすだろう
毎日の記憶は更新され
消えるものもあれば
....
濃密な生気に溢れた暮色
童女の細い眉は西に沈んだ
夕映えの桃のその向こう
故郷は消えようとした
風は何も語ることなく
不意に吹いては運び去ろうとする
置き場所のない甘い記憶を…
それ ....
何も決めずに
何の情報も頭に入れず
君と気ままなドライブ
初めて通る道はワクワクする
この先に何があるのか想像して
あまり有名ではない場所
有名な場所へ行くより
新しい何かに出逢 ....
マニュファクチャーvol.7
勝気な猫
突風吹きすさぶ
山から牡丹餅
屑鉄の仁義
持ち上げられたハイウェイ
ポリメラーゼの産生
目が張るからさ
アポトーシスの開始
複雑な ....
どうしたら高く上がるかですか
風を読むことです
どんな風が
どのようにふいているか
知ることです
人の顔色をうかがう風には
誠意がありません
風に乗って
高く上持ち上げら ....
南柏駅前のビデオ屋で
「にいちゃん、裏ビデオ見ないか」
と誘われたあの日が懐かしい
もう20年になる
今ではどこの家庭でも
裏ビデオのひとつやふたつ
珍しいことではなくなったが
当時柏市 ....
言葉が実らないまま葉を落とした樹を
じっと立ち尽くして眺めていた
夕日が心を刺すかのように沈んでゆく
会いたい
、出かかったため息すら失い気味に
ひたすらに泣いている自分に気がついていた ....
第一楽章 常磐線快速地獄の満員電車
第二楽章 松戸
第三楽章 そごう
第四楽章 丸井
第五楽章 高島屋
第六楽章 通り魔
第七楽章 柏の葉公園国立がんセンター
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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