一つの詩が書かれる為に

ただ、そのためだけにこの世界はあった

病んだ男ーーーパスカルが

よろめいて食卓にもたれかかりながら

この宇宙を思考する時、その時だけ

 ....
西陽射す放課後の第二音楽室
古びたオルガンが
窓際に押しやられ
やがて来る
粗大ゴミの日を待つ

かつてはだれかしら触れていた鍵盤にも
今ではホコリがかぶり
ただポツンと置かれた佇 ....
波のゆくえが
気がかりならば

波の言葉に
添いましょう

正しさに
包まれようもないけれど

同じだけ
誤りようもないならば

それは
素敵な所作ですね

波の ....
僕が生まれた時に、君は死んでしまったね

僕が死んだら君より早く生まれ変わろう

今度は僕が君を待ち続けよう
誤解していたよ

僕らはよく
人生の節目などと言って
「節目」を何かの区切りみたいに
扱っていたけれど

君たちの節目は
違ったんだね


普通の植物の
成長点は
先端の1カ ....
夜は果てしなく深く

僕達の心を隅々まで浸していった

僕達は静寂の中に生きる事を第一としている

しかし、時には喧騒が必要にもなる

その時、僕達は「都市」に行く


 ....
しゃがみこみ 君は土に触れる
口にできなかった思いが
冷えて固まっている

ほこりを舞いあげながら
潮まじりの風が頬をたたく
道であったはずの地面が続いている

枯れたつる草をはぎとり ....
水の焦げる匂い 室温が1度あがった。
彼が居ない冷えた部屋の空気が少し暖かくなった。
私一人でも、幸せな瞬間があった。
当たり前のことだけど。
最近は、何を見ても彼のことを考える頭に振り回され ....
つららが少しずつ短くなった
しずくがきらめいて揺れてる

あたしの頬に触れる指先は
ささくれだって冷たいけど
やわらかな子猫を抱くような
そんなしぐさから伝わってくる

手の冷たい人は ....
正座した太ももに
重たい石を置かれることと
電気を流されてビリビリすることを
一緒に味わった上
ひものようなもので
首を絞められて
時空を超えることを
五反田のSMクラブ「ブラックホール ....
拾えなかったボケが川の向こう 闇を闇で封じ込める 逃げた婚期が加速している 紅茶に檸檬の一切れを  
ぎゅ…っと搾ったら
カップの中が
ぱっと明るくなりました

目の前のあなたにも
一日一回
垂らしてみたい
檸檬の滴  
引き出しの奥に置かれた、消しゴムは
単なるゴムの塊です

空地の{ルビ叢=くさ}に埋もれた、車は
壊れた鉄の死骸です

消しゴムは白紙の文字を消しゆく{ルビ瞬間=とき}
車は道路を走る瞬 ....
勝手に存在する事物に勝手に音声を割り振る

それが名付け

名付けの連なり それが言語

互いに区別される音声

世界の適当な分割 それが概念
 ....
黙っていのちを燃焼し
自らの体を溶かし
闇夜を仄かに照らしてる
あの{ルビ蝋燭=ろうそく}に、私はなろう  
1995年
この道が好きで
通勤路にしていた
国道16号線の裏道
川間のあたり

季節の花がいつも咲いている道
楽しげな子供たちの通学路
ゆっくり車で走っていた道

ある時
父と ....
いいたいことは
大体決まっているんだ
真昼間のフクロウが
寝言を言っていた

ジャングルジムのうえ
タバコを吹かす少年のなまえはない
あるのは


ほしぞらと月だけ
でもちっとも ....
乳首をツンと尖らせて
ナニをくわえる表情は
面倒くさげで投げやりな
いつものやつだから
デジタルビデオカメラで撮影して
動画投稿サイトに載せてたら
ひょんなことから
彼女にばれて
訴え ....
まだ同じ土俵に立てない


私の人生の話
目を覚ませ それは本当の自分じゃない

夢ばかり見ても 叶えようともしなければ

何も変わらない

何時までそこにいる?

一歩踏み出してそこから飛び出せ
飛行機雲の
幾筋か
集まるところ
空の奥

見上げると
吸い込まれそうな
光る青


流れる星の
一瞬間
消え入るところ
空の闇

立ちあがると
包まれるような ....
彼女は一定の周期で死にたがる。

もともと、際立って明るい訳でもないが、その時は特に著しい。
長い髪を垂らして顔を隠し、カーテンを閉め切り、人との接触や、彼女が好んで集めた可愛らしい物ですら拒む ....
おおゆきが降った夜
雲の切れ間で
三日月につかまって
空中ブランコしてたのは
木の葉の舞う頃
行方不明になった黒ネコ

最初は新聞の折り込みチラシ
猫のアップの写真の下に
「飼い猫を ....
露草な心のまま こぶしを天に突き上げ
リズムを刻むたび 霧が 晴れてゆく

遥かな思い出は 縁側の飛行機模型
竹ひごをしならせて 夢は青空 

若くて死ぬことも
老いて生きることも  ....
            一

天吏の廁で河童らった酔払った言の葉   で
   人生を飾った俺     の
      眸は何色だろう!?

Goghのうねる霄が・・・・・
 ....
{引用=
最期に涙はなく
雪に重ね手をとる町
ふたりの尽きる冬の先
劇場のように広く
オギャー
オギャーだ

オギャーオギャーオギャー

オギャー
オギャーなんだ


きみを抱きながらオギャー 涙 こぼれろ


オギャー
オギャー
(すべては包茎の尖端が ....
今日は寄生虫館で
目的もなく死んだ思いで
落ちていく夕日も見ずに過ぎた 音楽を
肝臓として機能させずに 見つめていた
昔 聴いたことのある
自転車を見ていた時の音楽 オーパーツの雑誌の中 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
私達はyamada...614/1/7 10:32
冬のオルガンkeigo1014/1/7 8:34
波のゆくえ千波 一也314/1/7 8:18
待ち続けようリィ014/1/7 7:03
生きるものの術を僕らに教えてくれないかichiro...5*14/1/7 6:56
君と僕の世代論yamada...014/1/7 4:31
花を育てるひとへ村田 活彦914/1/7 1:12
春待ちぱんころ214/1/7 0:38
ねこやなぎ藤原絵理子414/1/7 0:13
超M理論花形新次114/1/6 23:03
拾えなかったボケが川の向こう北大路京介014/1/6 22:56
闇を闇で封じ込める114/1/6 22:56
逃げた婚期が加速している614/1/6 22:56
檸檬の滴服部 剛414/1/6 22:30
輝くひと614/1/6 22:22
社会学ノオト1.02012214/1/6 22:18
蝋燭の灯服部 剛4*14/1/6 22:06
50年を隔てた同じ道ichiro...8*14/1/6 22:04
ラストダンスマーブル514/1/6 22:04
素人投稿動画[group]花形新次014/1/6 21:57
すごい残念まきちぇり114/1/6 21:00
一歩踏み出してリィ214/1/6 20:42
シホ.N5*14/1/6 17:39
愛を試そう。愛心514/1/6 13:03
黒ネコのタンゴLucy15*14/1/6 11:57
飛行模型 (第三稿)るるりら26*14/1/6 9:52
女と男merema...014/1/6 8:40
さいごになみだはなく114/1/6 5:20
オギャー末下りょう314/1/6 3:41
僕は街の寄生虫番田 214/1/6 1:51

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