虹の空を歩いて跳ねた
 
 遠くでは
 雨粒が水たまりに幾度となく指紋をつけている
 
 灰色の朝、続くまどろみ、
 曇天の間を隠れ現れ 隠れ現れして
 
 時は止ま ....
 ぼくたちは雨を防ぐために、濡れないために、他のものを濡らすしかない。ぼくたちの代わりに濡れるものがあって、ぼくたちは乾いたままでいられる。
 墨を磨ったみたいな色の雨が降る。それは夜の色と同調して ....
誰もいないような日に
眠りに落ちていくだけだけど
掴みきれない言葉は だけど でも
手の中に使い古されたまま
闇に自ら隠れているようにも見える


昨日は六本木だった
スキマスイッ ....
手毬とよく似た
日輪の影

不浄を仰ぐやわらかな羽

いつか、どこか、で
お会いしましたか

生まれたばかりの蓄音機
  多くの角砂糖が 紫蘇色のスカートにこぼされても
  彼女は 眉ひとつ動かすこともないだろう
  ただ膝のうえで掌を握っては開き(開いては握り)
  あなたの影が砕かれていく その場所 ....
優しい人の手を拾った
深夜だった
路上の片隅に転がるそれは
少し青白く
何だか寂しげに
落とし主が戻るのを待っていた

ひんやりと冷たく
落とせば砕けそうな手だった
それでいて重たく ....
駐車場にやっとたどりつき車を止める
前が見えないほどの雪が降る朝
ライトをつけての通勤
白い雪の中に ぼんやりと光が見える

そういえば昔に ライトを消し忘れて
車のバッテリーをあげた事が ....
きみに抱きしめられたとき
気が遠くなりそうだった
だからあたしも
力をこめてきみに抱きついた

気を失ったらダメだ
って思ったんだよ
そんなことで
あたしを責めたりしないでよ

 ....
誰かに言われた 訳じゃないけど
何だか気になる アソコの臭い
いつでも一緒で 慣れた自分じゃ
分かる筈など ないじゃない

どうか教えて 周りの人よ
私のアソコを 嗅いでみて

誰もが ....
忘れられない不幸と一瞬で忘れる幸せを選ぶならどちらがいい?

私は一瞬で忘れるくらいの幸せなんていらないけど

嫌な事を忘れられないのも嫌だ

だけど忘れられないと言う事はその出来事に
 ....
ここに私がいないことを誰も知らない。


嘘は何一つないけれど

ここには本当の事がない。


パジャマで過ごす一日も
痴漢に耐える満員電車の一時間も
恋人とのえげつない二時間も
 ....
エロい気持ちの
赴くままに
無防備ですると
感染した方は
ママン
感染させた方は
パパン
になってしまうという
ゾッとするようなウイルス

股の名を中だしとも言う
無、臆病なもの、自然(罪人、不快な殺害者)。
-- 不道徳‥‥魔術師
-- ああ!魔術師 -- 目的「--医学はさらにチェックされる。
崇拝者}、嘘つき
火と硫黄で暑くなり、永遠の死である湖に ....
美辞麗句には見向きもしない

辛辣な役割を辛辣とは語らない、それ

鋭い爪の持ち主を幾つも知りながら

それは決して暴かない
しろい紙に 向き合い
しろい箱を 造り
しろい心を 持ち歩く

あるとき それは逝った病室
あるとき それは骨壺
海沿いを走る電車を降りると
そこはまるで見知らぬ ふるさと  ....
名言を噛んだ 病院の待合室にテンションの高い男 夏の扉が開かない 孤独の足音が聴こえた
孤独は私を追いかける
私は後ろを振り向いて
あなたの来るのを待つ

孤独の息吹が聴こえた
孤独は私に息を吹いた
私は後ろを振り向かず
あなたの息吹を受ける

 ....
あなたの無言は
あなたの背骨を通って
わたしの角膜を刺激する

まな板の上で切り刻まれる玉葱が
まるであなたのようで
思わず手を止める

せめて責め ....
社会のために勤労
いわれてもピンとこず
ひたすら疲労
わかってるよ俺ももう大人
今まで遊んだぶんだけ返そう
でもなんだかめんどくせえなあ
質素な飯でもおれゃ構わねえ
ほんとさやれる、その ....
いまさら振り向かれるかのような真似は辞めて貰えませんか
いかにも懐かしむかのような言葉を吐かないで貰えませんか
その気もないのに闘うかのような振りをしないで貰えませんか

あなたたちの背中しか ....
反復する夏に導かれる。飛び交う右手。コップ一杯の水で夜を迎えた。味の蘇ったパン。悲しみが地表を舞っている。浴槽のこどもをやりすごして歩く。有限の中を燦々と降りてゆく。中絶の声がこびりついて離れない。記 .... どこであろうと
浜は潮臭く沼は生臭いのだと知った。
ならば。よろしい。



塩水湖をぐるりとめぐるいかにも寂しい鉄道の
無人駅のそばに男は暮らした。

男はいつも自室でひとり酒を呑 ....
起立礼着席起立礼着席起立礼着席。眠りが燃える、朽ちない光が永遠と。堤防で打ち上げ、喧噪に染まる眩暈が静謐に嘯く。肉体の水面、泥を着て。何かがすべてになろうとしている。   なあ 枕
  もう30年以上経ったかな

僕のことは何でも知っている
酔っ払って寝たときも
泣きながら寝たときも
うれしくてなかなか寝付けなかったときも
いつも同じ
変わることは何 ....
倚りかかるのでなく
凭れる
そんな時間の
絶妙

安心を手放さない為に
色恋は放棄。

わたしが今欲しいのは
色恋のドキドキではなくて

しっとりと落ち着いた
「ベ ....
ほぼ毎日私は朝ご飯に

納豆を食べる

その為には青葱が必要だから

新鮮な青葱を買い置き

食べる前に刻む

できるだけ細かく刻む

ザクとザクとザクザクと

五感は刻ま ....
金色のジョッキの中で
無数の気泡が昇ってる
(この世の重力と、逆だねぇ…)

そう思いつつジョッキを片手に
金色の水をぐい、とひと飲みすれば
火照った頬はあたたかく――

日々の悩みも ....
時折、詩友達で集う
神楽坂のキイトスのドアを、開いた。
1年ぶりのマコト君が
カウンターで教えてくれた。  

「○○さんが沖縄から来て
 この近所で詩の展示をやってるよ」

   * ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
指が動くヨルノテガム4*14/1/22 3:11
電脳と死の雨hahen214/1/22 1:17
ありふれた日の日常番田 014/1/22 1:11
金糸雀千波 一也314/1/22 0:12
エーテル 17草野春心214/1/22 0:09
優しい人の手8*14/1/21 23:20
雪と車砂木11*14/1/21 23:15
Hold me藤原絵理子214/1/21 22:38
アソコの臭い花形新次014/1/21 21:51
どっちがいい?リィ2*14/1/21 21:35
宙吊り少女のコミュニケーション。端沢 紫琴6*14/1/21 19:55
エロウイルス花形新次014/1/21 19:44
ラム酒の花嫁和田カマリ1*14/1/21 19:17
風見鶏千波 一也214/1/21 18:54
しろい四角るるりら26*14/1/21 18:28
名言を噛んだ北大路京介614/1/21 18:21
病院の待合室にテンションの高い男414/1/21 18:20
夏の扉が開かない314/1/21 18:20
孤独の欠片・・・tamami1114/1/21 17:43
せめて中山 マキ4*14/1/21 17:27
働けプー太郎まきしむ114/1/21 17:25
刺し違える覚悟はありますかHAL6*14/1/21 14:56
頭を掻く水宮うみ014/1/21 14:20
さかな。[group]佐々宝砂7*14/1/21 12:29
私は倒れていった人々のことを忘れない水宮うみ5*14/1/21 10:15
なあ 枕 いいだろう?ichiro...7*14/1/21 5:45
もたれる鵜飼千代子10*14/1/21 1:04
納豆と青葱灰泥軽茶1214/1/21 0:51
金色の水ージャズ喫茶・ちぐさにてー服部 剛414/1/20 23:59
ギャラリーフラスコにてー詩友との再会ー  414/1/20 23:56

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