彼はいつも身の回りに星座を連れている
折に触れその星々の配置を
巧みに操りながら

   蒼を帯びた眼差しの閃きで
   ほんのわずか歪んだ口もとの微笑みで
   しなやかな指さきのひとふ ....
 
それは地球環境と生命保存の本能の間で 気の遠くなうような長い年月をかけて作り上げられた習性。長い飛行距離とエネルギー消費の少ない飛行のできる翼と飛び方は 遙かな祖先からの経験の継承と あまたの選 ....
マラルメの、あるいはランボーの孤独は

詩の中でのみ生き続けているのだろうか

美術史や、教科書の中の芸術から

はみ出した彼らの魂は

まだ

詩の中に生きているというのだろ ....
あめふって
あたまが重い

しんぶんにもぐりこむ
しゃかいっていろいろあるなあ
昨日もいろいろ起きたんだなあ

やる気のひもを
そおっとひっぱる
きれないように
そおっと

ぴ ....
痛みを伴うのは 
物理的な喧嘩だけでは ないのです 

傷が見えても 見えずとも
突き刺さる 言葉も 存在する

喧嘩出来ると言うことは
本音を見せ合えると言うことなのかも  ....
見上げれば星は疎らで
物語はみな綻び
我々を慰めも
導きもしない

見渡せばネオンは
星に取って代わろうとする
真っ暗な夜もあったんだ
その時星を探しはしなかったけど

我々の手に ....
日光がけたたましく叫んでいる
俺が異端だと激しくなじっている
俺は河川敷を散歩しながら
昨日の家族との団欒を思い返している
家族には異端の概念がない
俺は一人でありながら圧倒的多 ....
朝は 誰も知らない ミカンだった
街の中を 歩く 遠い 朝は
朝のミカン一個で 家の扉を押した
あまり よいことは 朝はなかった

山手線に乗り込むと 新宿駅で
人の渦に 巻かれ 池袋 ....
尿をため過ぎた体で
バスタブを出た後のふろマットの上で
軽くスクワットをしながら
俳誌「馬酔」’09・6月号を読む
丁度当季の季語を使った俳句が沢山出て来るからで
2月から3月のまさに「今」 ....
カレーライスは悲しんでいる。
君はそのことを知っているか。
玉葱のせいなんかじゃないし
自分が辛すぎるからでもない。

ラッキョに嫌われたわけでも
ラッシーに悟られたわけでも
スパイス疲 ....
Stap the season in the sagi
みんな疑わないでくれ
いつまでもヒロインでいたいのさ
Stap the season, you´re my dream
取り下げな ....
夜になると眠くなる
おばあちゃんは言う
ちょっとうらやましいと思う

詩にくいつく
がっつりとだきつく
心の中で顆粒みたいにとけた

わかったような気持ちで
ほろほろと指を動かす
 ....
生き物は死ぬために生まれてきたんじゃない

そう思わなきゃ

津波でなくなったひとたちの無念や恐怖を

ぼくはうまく受け容れることができなかったよ

自分にコントロールできないことは気 ....
自分にコントロールできないことは気にしない

死ぬために生まれてきたんじゃないことを忘れない


社会はひとでできている

生き死にするひとでできている

自分に合うひとや合わないひ ....
【区別】

女と男

障害者と健常者

労働者と経営者

1×ー1とー1×1

老人と若者

貧しい者と富める者




【差別】

男と女

健常者と障害者 ....
星屑を吐いてアンドロメダ行きの汽車 青いバラ喰い尽くしたら寝る 重力に逆らって回遊魚の花火 なにかに取りつかれたように
テレビの画面を見つめつづけて
何も伝わってこない低級な映像を
ハンストみたいな気持ちで眺める

罰を受けているのかも知れない
ふとそんな気にさせる巧妙な仕組み
 ....
南の空気を孕んだ
雨が止んで
少しずつ
本当に
少しずつだけれども
春は
近づいて来ている

三寒四温

四つ進んで、三歩下がりながらも
春は、確実に近づいてくる
私の街に ....
七夕の短冊に
「世界平和」って
平気な顔して書くようなやつ
嫌いだわ

ほしいものがたくさんあるんでしょう?

前は
「世界征服」って
書いてたの、知ってるよ

わからないでもな ....
沈黙の扉を閉じて
飛翔を願う鳥を幽閉したまま
坂道を登ってきた
目の前の足元だけ見つめて

振り返れば
私の後ろに従うはずの
長いようで短かった上り坂は
春霧に沈んで消えていた

 ....
煌めくものも 夜の海も
涙に包まれて消えていく

朝焼けの岬も 発つ船も
そこにうつっていた

遠い空も海も
一つすくえば君の色

優しく吹く愛しさが
胸に広がって止まらない
 ....
通り雨を待つバス停にて

柔らかい壁に話しかける人形
玄関から一歩目で影を忘れたこどもたち
あなたが孤独に慣れてしまって
叫び声まで記号に見えてしまう前に

思い出の形に引っかかった雲を ....
三月の外気は
まだまだ零下だから
白くけむるよ
吐息はみんな白くけむるよ
こちら北海道の三月は
まだまだ桜と無縁だからね
凍えるよ
着のみ着のまま出てきたのでは
凍えるよ
ひ ....
  栗色のひとみが
  風にさらされている
  窓のきわ、沈みゆく陽はとおく



  きょう、
  なにもいえなかった
  だからたぶん、あしたも
  きみになにもいえない ....
知りたかった
僕を
取り巻く
空気の中に

どれだけの
水の粒子が
溶けているのか

手と手
心と心
乾燥地帯で
ぶつかるたびに
静電気が起き
そこに生まれるのは
青白 ....
膝 様様。

私の日に日に重くなる体重を支えて頂き感謝申し上げます
妊婦が一番感謝しているのは 膝 様様です

よっこらせが呼吸なのです
それでも努力は怠っていませんよ 

毎日きちん ....
小鉢で泳ぐ白魚を掬いとり
生きたままを飲み込むという
珍しい食べ方で
食材を頂きました

口の中の足掻きも
喉をすぎる嚥下も
滞りなくすんで
食道を無事通過し
もう胃に入ったのですか ....
地平線の彼方も
ここと同じ地面が続いているだけって
ことは分かっていても
認めたくない自分がいる

夢とか希望とか
そんな言葉で未来を飾ってみても
今日の続きでしかない
明日に期待して ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
十九歳の星座塔野夏子6*14/3/13 11:46
二十一世紀を燕が思うイナエ8*14/3/13 10:38
若い詩人の為の詩yamada...214/3/13 10:10
あめのあさに朧月414/3/13 9:07
けんか藤鈴呼1*14/3/13 8:11
夜を渡れrabbit...3*14/3/13 3:35
詠唱葉leaf214/3/13 2:26
黄色いミカンとアスファルト番田 114/3/13 0:57
「今日から先週へと記憶が遡行し」間村長1*14/3/13 0:21
カレーライスは悲しんでいるブルース瀬戸...14*14/3/12 23:18
Season in the sagi[group]花形新次014/3/12 23:17
ねむり薬朧月314/3/12 22:46
吉岡ペペロ814/3/12 22:46
ひと414/3/12 22:37
区別と差別ichiro...8+*14/3/12 22:34
星屑を吐いてアンドロメダ行きの汽車北大路京介614/3/12 22:20
青いバラ喰い尽くしたら寝る114/3/12 22:19
重力に逆らって回遊魚の花火114/3/12 22:19
TV boy藤原絵理子414/3/12 22:08
春雨の後に小林螢太12*14/3/12 21:01
願いを叶えてあげましょうユッカ314/3/12 20:50
春の坂道山部 佳914/3/12 20:29
港町にてうみこ5*14/3/12 20:17
旅するカゲロウカマキリ314/3/12 18:29
白いけむり千波 一也614/3/12 15:25
かなしみのかたち草野春心514/3/12 14:44
湿度計のある部屋そらの珊瑚15*14/3/12 14:25
膝 様様。朝焼彩茜色21+*14/3/12 14:20
躍り食いイナエ8*14/3/12 14:08
【 垂直思考 】泡沫恋歌16*14/3/12 11:44

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