ウイルス対策しないままパソコンいっぱいに冬
早朝割引の列でお悔やみ申し上げられている
ポチ袋にこころばかりの陰毛
短い眠りのあとで生まれる叫びのように、日常に根ざした狂った思考と実行、猛スピードで走り抜けるトンネルの内部のような…いくつのことを見落としていくつのことを留めることが出来たのかなん ....
壊れた花がぱらぱらぱら、と舞っている
マヨネーズのチューブを向け、押し出した
その時に思いついた歌
👇
夏休み
透きとおったオレンジ掴んで投げた
おばあ ....
春が降り注ぐ
固くこわばった雪山に
冬の汚れをこびりつかせ
シャーベットに足を取られ
車が跳ね上げる泥水に
コートを汚され
春が降り注ぐ
微笑がこみあげる
春が降り注ぐ
....
カーテンの隙間から
薄ボケた街灯の通りを見下ろしていた
勤め帰りのOLがヒールを鳴らして
足早に過ぎて行く
女の後ろから
小柄な男が歩いて来る
その距離が縮まると
女は男に気付き立ち止ま ....
ペイン
じぶんで
じぶんを
くるしめれば
くるしめるほど
いたみから
ちからがあふれだす
メタメタに
きずついて
つらく
かなしくて
それでいきる、のを、
もうやめ ....
スーパーは
冷房がききすぎて寒い
明日の朝食のパンとか卵
冷凍食品もすこしだけ
夫と娘が銭湯に行っているあいだ
100均は9時でおしまい
手持ち無沙汰だったから
隣のハンバーガー屋に ....
捕まえられた殺人犯は
群がるマスコミ関係者に向かい
マスクをずらし
何か 喚いた
「あっ、彼が何か叫んでいます。
なんと言ったのでしょうか?
ちょっとよく聞き取れませんでした・・」
....
とりあえず 精一杯
後のことは 自然と流れて行くのです
それは 言い訳ですと
誰かが言って
胃痛持ちの アナタは
うふふと 笑う
本当は 楽しくないのかも 知れません
哀しい ....
三月の晴れ間に舞う
ひとひらの冬
勢いもなく
威厳もなく
すぐにもそれは解けて
どこから来たの、
どこへと行くの、
たずねるいとまも無く
お別れになる
けれど、
....
どこからか
たしかに
沈丁花の匂いがする
どこからか
たしかに
満月の夜のした
真昼の駐車場のむこう
失意にあらたな日常が
入り込んでくる
....
世にでているものは厳しいなあ
世にでようとするたびそう思う
死んでゆくのも厳しいなあ
死にゆくひとを見送るたびそう思う
それくらいの自由
かえってくる
じぶんに ....
人と争った後は
自分の中から
大事なものが
抜け落ちて
取り戻すことが
出来ないような
後悔と
いうほどでもないけれど
薄ら寒い風が吹き抜け
埋められない
空洞
一緒にお茶し ....
※悪趣味にとられるかもしれません。さわやかではないです。すみません。
深夜のコールセンターは広い室内にぽつぽつ人がいるだけの
昼間の騒ぎの熱気が天井あたりに淀んだ感じで
フル回転の空 ....
やがて
頭で考えても 予想できない順番で
クロスワードパズルに穴が開くように
時が 埋められ
確実に 君が、この町を去る。
すべてを
祝福に変えるレッスンが、始まった。
....
不意にこころに訪れる黒い種
夜道で
声をかけられる
ぼくの横隔膜が振るえ
喉まであがってきた声がつぶれる
職場で
背後から近づいてきて
落ち度を探る視線の先が
サンダルを履いて ....
街角で
色々な人間とすれ違う
陽気の中を
何か忘れて
そして短い詩を書くだろう
靴を履いて
静まった街に出て行く
誰かと会いに
行くのだろう
行くだろう
わからないが きっ ....
{引用=おっぱいの弾力が失せた女は信用できない
… 夭折の男根主義者(ダンコニスト)
セルゲイ・メンタイコスキー}
ビッグ・ティッツ
海潮音の記号 ....
夕がたの田舎道を
きみの車で走っていたとき
ステアリングをつかんだまま
きみは溶けてなくなってしまった
遠くには海がみえた
少なくとも、海のような ....
傘折れたまま濡れっぱなしの煩悩
パパの代わりにサンタが連れて行かれた
震えて原発で呑むタダ酒
ありがとう
ごめんなさい
あいしています
ともうひとつを呟いて
にくしみや
せつなさや
あのひとを
まっしろたいらにしたら
じぶんもすきで
ぐっすりねれて
世界もや ....
あ
い ほ
う と ....
春の日射し
山間の里
富士の清水の恵みを人々に振る舞う
酒蔵の蔵開き
心に沁みる酒
わさびと酒粕のかおり
皆の笑顔と笑い声
一年振りの再会は
社交辞令の欠片もなく
互いに肩を ....
オレンジジュース、シュガー、バター
OK 一通り出そろった、そうさ
あれもこれも意味のない羅列
僕らの人生なんて 所詮そんなもんさ
鉄槌で打たれた様な衝撃も
御手製の愛で出来た点滴も
....
さむらごうち:しかし最近は耳を疑うような事件が多いですね
おぼかた:おまえは耳を疑われたけどな
さむらごうち:そう、さむらごうちサーンて呼び掛けられて、
思わず振り返ったりして・・・って何でやね ....
私が私でなくなる日にも
海は変わらず在るのだろう
私が私でなくなる日にも
空は変わらず在るのだろう
私が私でなくなる日など
なんの特別なことはなく
私が私でなくなる ....
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