ゼミ旅行が4カップルと俺の9人
売られたケンカを買う暇がない
疲れ果てて
ひとりでボーッと昼飯を食べていたら
タカエちゃんから
ちっちゃな人形をもらった
富士子ちゃん?
えー知らないんですか〜
コップのフチ子ちゃんですよ〜
コップのフチ ....
真夜中のファミレス
遠慮がちに
丸まって寝る老人
テーブルには
ドリンクバーのカップ
人もまばらな
真夜中のファミレス
ひとり・ひとりが
さみしく何かを
抱えて飲むコーヒー
....
とつぜん目をふせた
タクシーに乗りたくなった
マツコデラックスな気持ち
価値観
気持ち
正義感
一次予選すら通過しなくて
もう違うことを考えている
じぶ ....
あたしは舟を漕ぐ
薄紅色にぼんやり光る水
空には忘れ物をしてきた月
待ち続けていると
ガラス窓に張り付いた
ヤモリの手までかわいく見える
むかしの歌は
遠ざかり行く駅 ....
4つうえの姉ちゃんの本棚には、(ホットロード)と(瞬きもせず)しかなかった
たまに学年成績トップとかの姉ちゃんは、本棚に紡木たくしか置かなかった
こんなの読んだらオカマになると思って僕は読まな ....
バスが
税務署
法務局
福祉センター
ガンセンター
サッカー場
運動公園
文化会館を
回っていく
僕たちの街にはこんなものしかないのかと
問うこともなく
僕たちは将来これらのセン ....
目を瞑って鍵盤にそっと乗せるだけで
軽やかに舞い始める私の十本の指
やがて目の前にお洒落なショパンが現れて
揺れる私の肩をそっと抱いてくれる
「お母さん、私ピアノを習ってみ ....
春のあらしは
つぼみすら
根こそぎ揺り落としていく
いのち、として
咲くことのできなかった
それでも小さな亡骸となるものたち
庭に花園を作って楽しむのは
未来を
思うこと
球根は裏切ることなく
毎年花を咲かせるし
宿根草は年毎に株を大きくする
一年草は種を落とし
思わぬところから芽を出している
白いつるバ ....
夢の中で交わした約束
星空とだったか きつねとだったか
彼は言った
「記憶だけは大切にね」
「思い出だけは忘れないで」
・
・
・
朝を迎えたら
憶えていたいたのは
記 ....
この花は
私に名前をおしえない
もっと大きな
深いものことをおしえる
おしえてくれる
花を知った朝
140409
嘘があるから真実もあるだろう
楽観論者の筆者は軽く聞き流す
哲学青年は厳密に考察を開始する
100パーセントの真実なんてあるものか
必ず嘘とい ....
ジャンケン ポン
鬼だー! 隠れろ!
春の鬼ごっこ
小さな女の子たちが隠れる場所を探している
木の陰へ
路地の奥へ
鬼が来る早く隠れないと……
慌てて
建築資材倉庫へ
独りで逃げ ....
何もない真っ白な夢が舟を作る
霧が行く手を塞ぐ
遠くに歌声?
叫び?
笛の音にも聞こえる。
朝靄に船を出す
雨はしたたかに心を濡らす
メチャクチャなピアノ
不安定に舟は揺れ ....
ギャグマンガが生まれながらに抱える命題を
お前知ってるか
....
関係性なんて
ひっそりと結ぶに越したことはない
相手が迷惑だと思っていない
保証がどこにあるの
だからあなたたちはすぐに
裏切られただの
なんだのと大騒ぎするのよ
なめ子は
そう言 ....
桜の季節だね
君が生まれた月
思いやりがあって、どんな時も
私の事を一番に考えていてくれた君
目に見えるモノだけを信じて
耳に聴こえるコトバだけを信じて
私は疑ってた…
誰よ ....
底のない柄杓で金を掬っている
賽銭は出世払い
円高ドル高俺安
恐ろしくケツがこそばゆいことを
平気で言える人間になるには
他人のケツのことなど考えてはいけない
俺は他人のケツどころか
蟻の門渡りまで考えてしまうので
前立腺を刺激することぐらいしか言えな ....
雪解けを待ち切れず
雪の中に芽を出してしまう
だから雪を早くよけてやろうとして
芽をちょん切ってしまったこともある
苦い記憶
切られた芽は花にならない
でも次の年には
必ず芽吹く
....
デブです。
それだけで他のプロフィールはどうでもいいくらい太ってます。
好物はチョコバットと寒天です。
昔、高砂部屋に入門しようと思ったけど身長と筋肉が足らず断念しました。
脂肪ばっかりの ....
駅舎。
指名手配犯の絵図を三人の子供が見ていた。
koroshitaruと冷たい手で顔を覆い笑う。
指差して後ろの老婆は体を斜めに涙を流していた。
影がかかったコンクリート。雨 ....
花が咲く
ちからいっぱい
空をむいて
花が咲く
自分のぜんぶをだしきって
いろんなことをおもいださせる桜の花を
ながめて今日をまたはじめる
愛を またどこか遠くで呟く人がいる
たった一人ぼっちで
空が黒む 色は無き様に吸い込まれていく
細れに浮かぶ 光の点々が 見下ろす木々を照らしはしないように
影の増すは やがて見境もない闇 ....
フォークで
ひとくちずつ
崩されていく
ホールの
切り分けられないまるまるとしたケーキ
夢中にむさぼった夢の後味が
満たそうとしたもののおおきさを物語る
コトキレ ....
中学生の頃
覚えたての英語で
シーオーエフエフイーイーって
呟いた
それで コーヒー
和製英語も 造語も
区別が付かぬ 街の看板
何となく 華麗に映る
イルミネーション眺めなが ....
1952 1953 1954 1955 1956 1957 1958 1959 1960 1961 1962 1963 1964 1965 1966 1967 1968 1969 1970 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992
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