計算尺からこぼれた泥のにおいで
ぼくはいつも寝不足です
よどんだ街灯に殴られた両目を
どうやって隠そうか毎日必死

(ねごとは寝て言えと
(どやされた日はいつも
(近所のどぶ川でカワニナ ....
18歳の君の春は
新しい生活の始まり

知的障害を持ちながらも
厳しい自立を自ら課し
家族と離れ
グループホームで暮らし
工場で働く

そんな君の切実な悩み

そして
性欲
 ....
役割が与えられました 大きさがよく分からないし 形もよく分からない役割です 伸縮自在に動き回る役割に 僕はうまく当てはまらなければならなくて 僕は完璧じゃない 僕は失敗する それでも目に見えて追いかけ .... いつかすべての花が閉じるときに
できることならそれは夜明けがいい
未定の連鎖を勝手に感じさせる
できることならそれは夜明けがいい


かすみ草の花束のなかに
 ....
横浜の姉に電話する。
料理や家事のことでわからないことがあると
姉にきいてみるのだが。

姉もだんだん逝った母に似て
話が長くなってきつつあるようだ。

煮ると焼くしかない僕のレパートリ ....
人が(ことば)を綴るようになったのは
一体いつからなのでしょう?

無数の国のあらゆる時代に
(ことば)が創られるより遥かな昔
宇宙に独り(ことば)はしーんと、住み
あなたの胸に転生した( ....
「かわいい」
保育園の部屋に初めて入った周を
年長の女の子が、迎えてくれた

「じゃあね」
僕と妻はにこやかに手をふって
若い保育士さんに抱っこされたまま
きょとん、とする周をあずけてか ....
やさしさというのは
残酷に降ってくる
ベッタリ濡れた髪で手で
深い湖につかまれて
捥がくほどに足を取られる

いつか飛びたい羽根までもが
「お外は怖い」
と手折られた

鳥たち ....
             あわれなことに
          老残の年配ともなると
        過去に偏り 拘り 囚われ
追いかけること 以外 能がなくなるんだょ
   こころの足腰に粘り ....
嬉しい嬉しいと動き回って 一時逆子になった君
この前2100グラム 少し大きめと

きっと愛情過多ね 今から親馬鹿ね 

嬉しい嬉しいと動き回って そんなに嬉しいの?
同じくらい嬉しいよ
 ....
一年分のミスを
この一枚に 集約した
そんな年賀状に 微笑みながら
前を 見詰める

一枚の紙切れで
人生が 変わることは
多いだろう

願書の紛失
届の提出
書類の ....
きせつはずれの

あなたは はなぐもり

きたかぜを てまねいて

ふるさとのにおいだと わらった

せまくるしい すいめんに

もうすぐ ほしのかがみが

やってくるはずなの ....
抜けた髪を拾い集めて
飲み干せもしないグラスを舐めている

あんなに昔好きだったスツールも
今は
あんなに昔好きだった本の墓場

指先であばらをなぞる
骨がある
皮が包む

あん ....
眠って起きることが当たり前じゃない人に
「死にたいのよ」と微笑まれて
頷くしか出来なかった

だって、わたしは眠ることに不安も疑いも抱かない
朝の憂鬱さを思い「もっと ....
34週で生まれた子は
肺の機能がやっとできたばかりだというのに
生まれてきてしまって
小さな体で
慣れない肺呼吸して
疲れてしまって
呼吸やめちゃって
保育器に入れられて
連れられてっ ....
桜が散るような接吻に こゝろは震えない
世間体に身を剥ぎ 遠浅の路上に
猫でも 食事にありつけたなら
其処を住処にしてしまう
放浪者の臭いが染み付いた
列車の優先席でも かまわない


 ....
こんな
どこにでもあるような
ありふれた恋

こんな小さな恋でも
命をかける
覚悟無くしては
恋とは言えない

君を愛するのなら
全生命をかけた
祈りを捧げよう
君のまぼろしで ....
木曜日
四月から2.6歳になる娘の保育園がかわる手続き
ってのが理由で昨日仕事を公的に休んでいる
今はなんのわるびれもない
大体ここ(ネット上)に本音とやらがかいてあるというのを信じる宗教観的 ....
春という素性の上に
細いすじがねを
うっかり高く伸ばしてしまった
ふたりは
よりかかりあう
その寸前で
定冠詞のような
小さな花を咲かせている

あなたはわたし
わたしはあなた
 ....
4月25日金曜日 晴れ
最高気温24℃
バスの車内にてブレックファスト
愛と勇気を齧り喰われたアンパンマンの
これからについて妄想する
   砂地にのびる
   影法師
   不機嫌な男みたいに
   息苦しくて
   湿っぽい
   気圧が下がってる
   きっと
   嵐の前触れだ


           ....
あしただね
あしただよ
そうは言ったって
特別なことばも思い浮かばず
あしたはやってくる

引退寸前のでんしゃが
えっちらおっちらと朝日を運んできて
ぼくらの決意はいったんおしまい
 ....
にわかに降りだした雨を背にうけ
老人は湖の畔を歩いている

大木の梢に目をやると一礼をして枝を折り
数枚の葉を丁寧にむしった

湖に向きなおり何かを見つめている
まもなく雨は上が ....
{画像=140426112527.jpg}

都会の一角に寄り添って
おまえは小さき声を上げていた

1月の薄い陽射しを浴びて
身体には輝く黒石の毛皮をまとい
丸まり
鞠のように丸まり ....
一皮剥きたまえよと言われても
簡単にできないことだってある。
世界有数の薄グリーンの私でも
頭を抱えることだってあるのだ。
至高の薄エメラルドの私でもだ。
申し遅れたけどもキャベツです。
 ....
これも欲しい
あれもやりたい

あんな人になれたら
こんな人になれたら

ああ羨ましい
私も欲しい


私もなりたい

能力
知識
身体

欲しい
みーんな欲しい。
 ....
手指の曲がり具合

それだけを見ていた

読み取れない手話など

どうでも良くなってた

ふと

止まって

人差し指をふる

「どうしたの?」



見 ....
鳥が庭の果実をついばみに来た
鳥によって食べ方のリズムが違う

あんなに早く飛べるなら
雨粒も追いかけていける
まあるく逆さに空を映しながら落ちていく
綺麗なものを

風がさらった思い ....
ポカリ凍らせてきて溶けない アンパンマンの首から下を食べるのは なし
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ねごとカンノユウヤ514/4/26 9:51
トリトマの花ichiro...11*14/4/26 5:57
twitter葉leaf114/4/26 4:16
赤い血だ、へんなのホロウ・シカ...4*14/4/26 2:43
姉と話す梅昆布茶2014/4/26 0:09
夢の手紙服部 剛914/4/25 23:53
小さい靴 —入園の日に—1614/4/25 23:37
籠の中比良末潮里3*14/4/25 22:51
折り畳んだ日録 三信天翁214/4/25 22:21
母性本能朝焼彩茜色17*14/4/25 21:15
いちまいの は藤鈴呼1*14/4/25 20:43
即興 真珠を真似るひとあまね1014/4/25 20:33
あやまちの国クナリ6*14/4/25 19:29
生きる中山 マキ4*14/4/25 17:12
ごめんねとありがとう小原あき6*14/4/25 16:16
屑よ 美しさに 人魚の肉を振る舞えtimole...414/4/25 14:28
無題渡辺亘314/4/25 13:10
2008年3月6日モリマサ公414/4/25 11:08
相似形そらの珊瑚1414/4/25 9:34
開封凛々椿514/4/25 8:59
【 前触れ 】[group]泡沫恋歌14*14/4/25 7:35
前夜カンノユウヤ214/4/25 5:03
老人と水鳥游月 昭114/4/25 4:25
黒猫 / 陽の当たる暗闇に消えていくものbeebee25*14/4/25 2:30
薄エメラルド宣言ブルース瀬戸...5*14/4/25 1:19
欲しい、欲しいと。無花果414/4/25 0:53
ふつうのこと。比良末潮里3*14/4/25 0:02
あたたかいスペルふるる13*14/4/24 23:58
ポカリ凍らせてきて溶けない北大路京介714/4/24 23:32
アンパンマンの首から下を食べるのは なし1414/4/24 23:32

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