散策の道なかで遭遇してしまった
  街はずれの竹藪から立ち昇った
    にびいろの烽火に─それは
  宿命をあざ笑うタナトスなのか
  四次元をのろうデーモンなのか
           ....
微量の毒が体を巡る
指先の痺れが保証する
狂気の時間

血球の日が暮れて月が昇る
ぶくぶくと
抑圧された
悪人の善心が
善人の悪心が
小人の大欲が
滲む

裏返り
また戻り
 ....
清水を昇る魚の群れに ひどく、眩暈がする

私は今日も 獣の肉を食べる
鳥の、豚の、牛の、或いは、ナニか、の。

理不尽にして一瞬に殺されたモノたちの
肉を焼き 血を焦がし
日 ....
せわしなく蝉が
騒々しく鳴いている
だれが一番ふとい命を
持っているのかを
競っているのか
騒々しく鳴いている
七日、鳴くだけ鳴いて

ほんとは泣いているのか
やるせなく暑い夏に
 ....
秋になると
馴染んでいる川を下って
鮎の母さんが卵を産みつける
小石や砂、そんなのの底へ

鮎は美しい魚
川釣りに好まれている

逞しく鮎は
冬の海に暮らすことができる
下流で孵っ ....
これ以上この穢れた空気を吸いたくない
もうこれ以上息が出来ない
この世界はまるで変わろうとしない
まるで自転を忘れた地球
この惨劇を見たくない
部屋の電気を消すのと同時に
世界も一 ....
女神の濡らした豊穣の大地が
一人の女性によって焼かれようとしている
陽炎は松明の炎となり
真昼の宴が裸の男を誘い催される
神々が降臨した幻
ひまわりは証として黄色で照らす
お風呂で、血にまみれた私を洗い流す。

ごみ袋には 死体
どこに 運ばれて行く

どこかに 運ばれて逝く

浴槽が、いった。
まだ、お前が、片付いていない。

出しっぱ ....
種を蒔く人よ
太陽が目覚める前から 満月が挨拶するまで
私を耕してきた人よ

私は情けない文字でした
いつも 対角線から汚いコトバで罵り
そして 平行線に並べられた
多種たち ....
窓を開けて煙草を吸っていたら
下の通りをいつものおじさんがうろつうろしていた
同じマンションの住民の年金暮らしのおじさんで
いつも暇そうでありニコニコしており誰か話し相手を探してうろついている
 ....
眠れない 
夜の遊びは一つだけ 
寂しい沼地 
孤独な塔 
幸せ探し 
夜更かし
ここは海の底 
アパートのすぐ傍を 
誰か横切るよ 
とても大きなもの 
じゃらじゃらと 
宝石 ....
並べて揺らしてゆっくり回して
大転倒から未踏の功利と
大絶賛から三十回転既納の白夜に群がる紺屋と
朝から晩まで紅さか楓と触れ合う仕草で影を結いながら

さめざめ襤褸に乱吟を繋ぎ
さめざめ嬾 ....
疲労がたまって
過労になり
過労がたまったら
死んでしまう

マズイ
それは
マズイチャーハンのように
気心の知れた仲間に
まだ友人とも呼べない人に
身も知らぬ赤の他人に
それこそ
前触れもへちまもなく
君って、 だね。
て言われ
しばらくはただ
狐につままれたみたく
信じ ....
見とれていた風の色が変わり
大きく揺れる大気
陰は葉の間をかすめて活きている
組まれた枝は立体を崩すなと囁き
丸めた幹のテレスコープ
尾根を鳥瞰したとき

落ちるような光

しかし天 ....
Monster Monster いっぱい好きって言って足りない 汗をかかない記号夜の公共団地群 すごく落ち込んだ日に巨人まで負けてかき鳴らされるポップス モリマサ
「もう何もきにしないで今子供作ろう今」
並んで歩きながらいうと「作ろう」だって
真実は現実の中である必要がある訳ではない
平気
部屋のベットに風に吹かれてる歌並べる
平気
ミッ ....
  宇宙船は庭にうかんでいた
  宇宙船はトマトのように赤かった
  宇宙船は言葉のようにつめたかった
  どうでもいいが窓際でティッシュペーパーをしいて
  二週ぶりに伸びた爪を切っ ....
すごく綺麗な声がしたので
見上げると
すぐ近くの
電線にとまっていた
小首を傾げては
同じリズム
同じ音程
同じ歌詞で
繰り返し歌っている
私には
聞き取れなかった
何て言ってる ....
道で猫がひかれている
内臓をぶちまけた姿でよこたわる
そこは子供たちの通学路で
水泳にでかけてゆく子供たちがいた

猫を横目で確認した子らは
ひそひそと話しながら立ち止まらずにあるいた
 ....
見上げたとき
それは

蒼く凍えていた

凍える空が
美しい
なんて
だれが言ったのだろう

私たちは
閉じ込められ
凍えていた

閉じ込められ
凍えつづける教室で
あ ....
世界は、愚かさに溢れている
愚かな発言、愚かな行動
愚かな戦争、愚かな恋愛
何がどう愚かなのか…
人は愚かさから逃れられない

けれど
愚かさは人としての証であり
愚かさは人としての力 ....
例えば、夜だ。
触れること、雲のさき、
並んで笑った昨日のこと?

迷子の猫さ、今の私は。
はらはら崩れるアルバム背負って
泣き腫らした「愛」で書き連ね。

「もういっそ臥せってしまお ....
笑顔が素敵と言われて
誰が嬉しいと言ったの?


深い不快
もう慣れてしまった嘘
今更誰かに言えるわけない

飛び降りた刹那
宇宙に飛び込み啼いた
誰も知らない私の秘密
 ....
まだ足りない

融け出しそうなアスファルトに
全てを投げ出した缶コーヒー
プルトップ付近から流れ出す
真っ黒な涙
この世の暗い暗い所を
かき集めて固めて挽いて
それでも足りない ....
尻尾
普段は隠している

尻尾のことが
気になります

眉を上げて
小首を傾げて
舌を出す仕草

大変
大変…だわ…

私の夫は
実は
犬なので
8年前
拾っ ....
 遠く離れた
 名も知らぬ君に対して
 愛を感じるための
 口実なんてない

 人類みんな
 兄弟、姉妹だから、なんて
 そんな標語も、白々しいだけで

 だって
 兄弟げんかも度 ....
 
 ビルの最上階から
 吐物を散らし
 眼下に流れる
 アスファルトに
 群がり狂う者らへ
 呵々と目を瞬かせる
 月へ息を吹きこむ
 開けた夜の中で
 空を睨んだ青竹の
 芽を ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
風も息を潜めて信天翁114/7/25 20:07
反転DAICHI314/7/25 19:39
餓え為平 澪2*14/7/25 18:01
蝉の夏もっぷ714/7/25 17:58
鮎の四季314/7/25 17:55
ストレス凍月3*14/7/25 17:33
炎天乱太郎14*14/7/25 17:31
かたづける。為平 澪214/7/25 17:29
種を蒔く人へ8*14/7/25 16:11
自転車置き場馬野ミキ414/7/25 14:13
夜更かしやまうちあつ...5*14/7/25 13:51
塁壁に刻む詩baby b...114/7/25 12:22
疲労浩一014/7/25 12:06
 ・・・天地無用2*14/7/25 4:23
昇る雷水素6*14/7/25 0:40
Monster Monster いっぱい好きって言って足りな ...北大路京介414/7/25 0:13
汗をかかない記号夜の公共団地群214/7/25 0:13
すごく落ち込んだ日に巨人まで負けてかき鳴らされるポップス214/7/25 0:13
#ほしい(蛇口/モリマサ公連詩)モリマサ公2*14/7/25 0:02
宇宙船[group]草野春心414/7/24 23:33
みたことない小鳥Lucy13*14/7/24 23:05
道に横たわるもの朧月314/7/24 22:30
凍える空草野大悟23*14/7/24 22:23
愚かさに猫の耳214/7/24 22:07
アディオスの意味てんがねこ014/7/24 21:57
失笑瑞海2*14/7/24 21:25
握り潰された缶コーヒー凍月5*14/7/24 21:13
夫は犬なので比良末潮里514/7/24 20:42
包み紙まーつん11*14/7/24 15:20
天地無用014/7/24 13:21

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