海も砂も烏も字だから吸っても
かじっても
緑じゃないし、溺れない
キミ、魚か
高さが
あれば重力するかも
土でない地に
いつも餌だものいつも
どうしてかたりたがるのか
絶え間なく餌で ....
久振りに見たよ
素朴の机上
前振りも無しに
荒夜の円上
とうとうと、とか
ろうろうに、ほか
いろいろな表現あるけれど
現状の美しさは空前だし
クリアを吹いたときより
明解だし自明だし ....
水平線から届く 光のプリズム
波間を跳ねる 飛び魚の反射光
西風が連れてくる 寒気の 青
帆船が放つ 白の眩しさ
東の太陽に寄り添う 暖気の 黄
イルカが 跳ねる 水しぶ ....
フィリッピン セブ島のストリートチルドレンはゴミ山をあさっている
他人事だと思うな
五十年前 私もあさったことがある
小学校から「つづり方教室」と言う映画を観に行った
子供は蹄鉄型の磁石にタコ ....
決別せよ
もーうんざり
何も考えなくていいのなら
深く静かに眠りたい
雨男へレモンでもオレンジでもない光
サナギのまま夜の深いところ
誰のせいにもせず雪になった舞った
どこからともなく
ゆくえをさまたげようとする
いたみが
むねにひろがります
さいきんはもう
おくすることもなくなりました
ただずっとくもんするばかりではありますが
それをこまったなと ....
ぬけがらは
掌の不浄に砕かれやすい
ぬけがらも不浄も掌も
やがては土へ帰す
全くの異種
ぬけがらを砕く枝は
融合であり
ぬけがらを砕く雨風は
融合であり
ぬけがらを砕く掌 ....
あなたの熱が
愛情
なのか
義理
なのか
義務感
なのか
興味
なのか
など
など
探ってしまう深みで
選ぶ言葉
わたしにむけられた
言葉から
未来を
つく ....
柔らかい悲しみは 降り積もる
落ち葉に埋もれて 腐敗の暖かさに
林の樹木は無頓着に 日々を紡ぐ
自然な 季節の移ろいに 滑らかに
回転運動の 単調な繰り返しに
追随して耀く 儚く ....
道の向こう歩く君に手を振ったら人様の庭先で掴んだ柿の実が落ちたのは水面を覗き込む犬が餌をくわえた自分に吠える話に似てわんと鳴けと命令する君なぜか三度回って楽しそうだからもういいや一緒に笑うと月も笑った ....
代官山のおしゃれなハウスに
集められた古今東西のテロリスト達
誰がオレンジ色の衣装を
着せられて
声明文を棒読みさせられるか
毎週ハラハラドキドキの
所謂リアリティーTV
今週は
....
忘れてしまえる
青いマントにくるまって
北風といっしょに
懐の金管楽器だけは
悪魔に決して見つからぬよう
どこからか鐘が鳴る
氷の海でイッカクは
国境付近でミツバチは
忘れてしまえる
....
みどりの中の
しずかな牧場で
たくさんの友だちと
新しい方程式を
解いていた
ひづめやくちびるで
数値の軌跡を
なでてあそぶ
そのなめらかなラインをたどると
彼の口のなかに入 ....
台風が空のごみを吸い取り
彼が過ぎ去ったあとの夕暮れは
何度もろ過された美しい赤色
激しさも優しさも包み込む
あの美しい赤色
僕らの中に流れるのは
あの美しい
美しい言葉を
うすぺらいと
思う人もいる
人の心や現実というものを
わかっちゃいないねと
笑う人もいる
そこへたどりつくまでの
流した涙を知らずに
美しい言葉を
幻想だと
突き返す ....
都会に降る雨は
ビルをぬらし
車の音をくぐもらせる
ビルに囲まれた後楽園を洗う
こぬか雨の中
大島紬に蛇の目の女がひとり
水田のほとりにたたずんで
周りのビルは雨に流れ
....
結晶化されたシュプレヒコールが鈍色に光る
この世界の不平等さを、そろそろ受け入れるべきだ僕ら
正しさを履き違えたレンズが、景色をきらきらさせて
僕の眼鏡は湯気に曇ったまま、啜り上げたものはひ ....
秋の香りが残り僅かなあなたを
連れていきました
どこか 遠くの あなたを
待つ女にはなれません
と
言い切る前に
お行儀の悪い左手が
わたしの頬をぶちます
秋はふざけた科白 ....
ちっぽけな石ころ
川底に沈んで
誰かを傷付ける
尖った部分を失くし
長い時間に失くし
自分を確かめる
でこぼこを失くし
ずっと底に
ずっと沈んでいる
誰か見つけてください
此処にい ....
わたしはうばわれない
わたしの肉は獲物ではない
おとこの不満の
不安の
うらみのために
たちこめる灰けむりのなか
凍えた血が沈んでいく
打ち捨てられた ....
.
閉め切られた扉が白く光る
神は要らないと古い書物はおしえる
きみたちの歩行 悪寒 口笛
そしてひとつの鼓動と
またひとつ滲み出す苦い汗と
きみたちサットヴァのカルマンが
もうひとつ ....
繋がる糸にたぐられながら
「この人に、会うためだよ。」と教えられながら
小学六年生の女の子は
一冊の漫画本を買った。
彼は、27歳。
彼女は、12歳。
どこで出会い ....
私を他の誰よりも強く愛してくれる人を
私が誰よりも激しく憎まなければならないこと
気付かなかった だから
傷つかなかった ぼくは
気付かなかった きみが
苦しんで 苦しんで 苦しんで
もがいて もがいて もがいていたこと
愉しんで 楽しくて 笑い続けていた ....
お気に入りのあの歌手の
お気に入りのあの曲を
アラーム音にしたときから
お気に入りを嫌悪する
つまらない学校の
つまらない教科書を
指を指して読まされてから
文字を見ると欠伸 ....
左手の薬指に
有効期限が迫っていても焦らず生きよう
Sweetheart?
So what?
今年のイヴこそ渡す
クリスマスプレ、、、
前途は無い!
遺言残して誰が見るんだ? ....
このかりそめのせかいで
にくのかたまりがどうなろうが
あとにもさきにもまったくどうでもいい
うまれてないからしぬわけないよ
あああーもうもうもう
わけわからん
ぜんぶおわっ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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