キキキキキ。
闘病は辛いもの。いつか治るということに希望を抱いているのだが。
私は統合失調症である。死の恐怖を感じたことも、100回や200回ではなかった。
世間から見ればただのお荷物である ....
明日こそと
毎日セットして眠るのに
今日も鳴らない自覚時計
海は広いな
小さいな、オレ
ツキがないなと
気が沈む
海は大波
青い顔、オレ
揺れるココロは
芯が無い
海に来てても
浮かれない、オレ
行ってみたけど
予想どおり
吹きつける風に
打ちつける雨に
降り注ぐ雹に
痛みを覚えると同時に
優しさを感受する。
〜巡りめぐる因果〜
間接に直接に
そう把捉することで落ち着かせる心象。
....
ぎゅっと握った二十円
お小遣い帳にお菓子と
日曜日の午後の事です
小高い古墳群頂上から
平野を走る鉄道の線路
市道沿いの駄菓子屋へ
優しいおじいちゃんと
少し怖いばあちゃんが
樽に入っ ....
あおい がうかぶ
みなもの まばたき
あなたをおもうように
ささぶねをうかべる
ゆれる かげろう
はんしゃする せかい
りょうのてで つつむ
その いっしゅんが
ひどく いとおしい ....
感情は伸び縮みしながらも
軸の周りに等しく釣り合って流れている
この感情の水流に濁った電気が通されると
軸自体が正しい位置からずれてしまい
空いた隙間からストレスが分泌されてゆく
....
僕の言葉からか それとも心からか干上がって
或いは深い地底に沈み込んで
もう二度とはほんとに笑ったりおどけたり心から手を伸ばしたりする自分には
僕の時間が追いつかないとすっかり放念してい ....
クマは冷蔵庫をパチっと開けると
缶ビールを取り出し
プルトップを上げた
裸足で踏むキッチンの床はとても冷たく
クマがノコノコ歩くたび嫌な音がした
「ベルト買わなきゃ」
クマ ....
この野原から見ていると
あの星達は近過ぎて
隙間を通ることもできない
そんな気分にさせられる
この大空を抜け出して
あの星空に近づくと
どの星達の間にも
果てしない距離があると知る
....
街を見下ろせる ガラス越しの喫茶店で
小さな椅子に腰をかけ
ふたりはよくそこで コーヒーを飲んでから仕事へいく
まだあどけない少女だった頃から
彼女を僕は知っていて
なんの変哲も ....
ある日ぼくはコンビニでブタと出会った
黄色と白のストライプの入ったパラソルを握り締め
成人雑誌コーナーでブタは立ち読みをしていた
彼の背中とすれ違うと
どんなに待ったと思う?
ブ ....
いいねって
思ってなくても
「いいね」を押したね。
いいねって
思ってなくても
「いいね」を押せるね。
嫌だねって
思ってたけど
「いいね」を押し ....
待ちに待った夜が来て
冷たい風が触れ回る
枯葉を転がし踊り出す
{ルビカリアッハ・ベーラ=冬女王}の布告だよぅ
ゥゥゥウウー カラカラカラ…
南の御座には{ルビケリドウェン=冥府魔女}
出 ....
悩みとして昨日の事話したら、
笑われてネタ帖に刻み込まれた。
夜は雨。
豆腐屋ジョニーは醤油がなくても食べれんねんと言ってたので買ってみた。
ひとりすんなり帰るのはさみしい。
....
蒼い空が 遠くて
余計に悲しいのは
僕が
1羽のウサギだから
カメに負けたあと
どうなったのか誰も
知ろうとはしない
色褪せたウサギ
透明な過去の中に
遺失されたまま
埋ず ....
生まれたときから
終りのない
この心
風のなかにあっても
難しい貌をして
気高く
悶え
涎を流して
渇きつづける
いずれにしろ
しかたないことなのか
誰かの
手はず ....
ハッピーターンの粉ばかり舐めて本物のUFO
賞味期限は見なかったことにして旦那にお菓子食べさせている
人間が好き人間が嫌いもう若くない
おもい
が
つよくなる
ほど
かたむき
が
こわくなる
こころ
を
しめる
存在の不在
おもっても
おもっても
わたしは
横を
すれちがうことしかできないなら ....
閃光の一瞬
浮く身体
空を駆けて
目指すは銀河
今見えるものを
全て振りほどいて
新しい世界を僕と見よう
真っ暗闇を怖がる時間は
もう終わったよ
尖った星の欠片 ....
人に
地に
理に
とらわれません
または
人に
地に
理に
とらわれましょう
間違いは
誰にでも 有ること
だから 私は
責めない
責めたくなる
自らの 気持ちも
気にしたくないと
抗う 心ごと
シャットアウトして
この窓には ブライン ....
October
少しずつ光は欠けていって 錆びた色の穴ぼこが残った
想像さえも追い付かない 途方もない物語を思った
相変わらずな毎日に紛れて ごまかすみたいに流れていく
だけど君がずっ ....
お前の恥ずかしい写真を持っている
これが公表されたら
お前は生きていけまい
だからといって
お前に何か要求するわけではない
ただ、俺が持っているということだけ
お前に知っておいて欲しいのだ ....
「たとえば」
と、あなたは話しはじめる
私は耳を傾ける
「僕は大トロが食べられない
脂身の繊維の切れ目が、傷口みたいに見えるから
僕は小学生のころ、肌が弱くて肩の皮膚がよく裂けて ....
前酪
トロリーバスに新緑の空 ゆられて
クイーンな休日 いかがお過ごしですか。
グリセリンはもうとっくに植物性を過ぎたころだけど
明日はきっと晴れる予報が当たりますよね。
....
{引用=―ルシーの物語を読んだ時、私は十四歳だった。物語のルシーは死んでしまったので、私はルシーの続きを生きなくてはならなかった。―}
*
僕たちは何度もすれちがい
そして ....
恐ろしいことに
半分の心で僕は君と付き合っていた。
そのことに気づいたのは漸く人生も終わりかけた今ごろ。
君は随分前から気づいていたようで
頭蓋骨を開けられてから
口に出して言うようになった ....
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