おれは
トトロに
なる
きみが
メイ
のような
ひとだから
もっと上品な言葉で言えば
お尻がこそばゆいとかに
なるんでしょうが
ハッキリ言って
肛門の周囲が掻いても
掻いても掻き切れないほど
かゆくて
何か虫でもわいてんじゃないか
と思うほどな ....
古代からもげてきた俺は底のそこ
1日の始まりには
ひしゃげきった声で歌を歌って
1日の終わりには
紙魚みたいな涙をひとつ流すわけさ
ひかりは俺を殺すが
海の中は
もがけばも ....
およそ六年間
父親だった男が
土曜の深夜
死んだ
涙は出なかったが
哀れだとは思う
涙の出ない目を
えぐり出して
記憶の眼窩の底
かつて投影された
倒立画像を探す
淡い白 ....
恋とは山と海が交わったようなものだ
秋づいた山肌が涼やかなマイナスイオンを発していた
それが文明に轢かれ血を吐いて死んでいた
山肌に海の青が染みていた
山と海とが交わっていた! ....
あの子は障子に射す光を見ていた
目の窓に映るきらきらの光はなぜか心を
胸のおくをきゅんと痛くするの
涙が目の窓にもり上がって
よけいにかなしみというものが近づいてくる
かなしみはうつ ....
本日はお待ちかねの映画館である
空見上げれば花曇り
いかにも上天気
これぞ絶好のシネマ日和というもの
イッツァビューティフルディ
おなかはペコちゃん、まずは腹ごしらえっと
....
その壱
1(1)……大きな段ボール紙を用意する
(2)……段ボール紙を壁に立て掛ける
壁に立て掛けたら絵の具を用意する
(3)絵の具を取り出したらまずその上を黒で適当に ....
そうね
何も聞かないで
終わりにするわ
だって
ほんの小さな誤解からの
すれ違いだったとしても
もう戻れないし
きっとずっと
恋をして生きていくことに
なりそうだから
....
靴底に引きずる秋がしなびた、爪先から凍っていく
自販機は無関心に沈む
誰にも覗かれない口元で
そっと胃の中の小銭を罵倒して
木枯し
僕の夢もいでぼろぼろ
木枯し木枯し
乾いた唾液がへ ....
それは個人的なこと
ごく私的な部類
青い空が
僕の瞳に映る
ひんやりした風が
僕の頬を撫でる
かじかんだ手が
いっこうに温まらない
そう
それは
個人的な話
....
水槽の中を泳ぎ回るネオンテトラを見続けています、
いますと、空に浮かぶように小さくて、愛らしくて、
、こうしていつまで眺めていても見飽きないのです、ですが、
話かけていると話かけてくるので ....
きょう私は 人をひとり殺しました
気の早いクリスマスソングが
街に流れはじめたから
きらびやかなイルミネーションが
とてもとてもキレイで眩しすぎたから
きょう私は 人をひとり殺しまし ....
秋の空は澄んでいて
すすきの穂も揺れて
淡い気持ちがどこまでも
流れていき
ぼんやり眺めていると
空は遠くへ遠くへのびていく
私はだんだんだんだん
小さく小さくなっていき
米粒に描 ....
私がわたしの心臓を刺した
私がわたしの声を無くした
私がわたしの動きを止めた
暗い部屋に閉じこもっていた
ずうっと ずうっと
深い青い海の底で蹲っていた
冷たいのもあまり感じないの ....
愛という
愛としかいいようのない
性欲
裏切りという
裏切りとしかいいようのない
性欲
おいそこの♂と♀
振り回されるアホども
お前らは謙虚に、大胆に、生きて死ね
お前らは誰 ....
自分はいい人間じゃない
必死に命乞いをしている生き物を
何の躊躇もなく殺したからだ
きっと自分はいい人間じゃない
まだ三日月が出ている
朝日が昇る前の暁は
昨夜寝る前より暗い気がした
冷たい風が吹くと
私たちは身を縮めて祈る
朝靄が街をぼかす
雲がべったりしている
今朝を描いた画 ....
第5位 サムラ&ゴウチ、ガッキー
第4位 だっはああああ!!(剛球県議大谷ショウヘイ)
第3位 佐世保の女イチロー
第2位 カメよ〜カメ、カメ(連続モロだし犯)
第1位 青 ....
お化粧をして、
お気に入りのワンピースを着て
お気に入りの靴を履いて
髪をくるくると巻いて
大きな鏡の前に立った
その先に何があるんだろう
何があるというんだろう
何にもないのにわたしに ....
朝ごはんを作りたい。
2人分の朝ごはん。
2人分の目玉焼き。
2人分のベーコン。
2人分のミニトマト。
2人分のトースト。
2人分のバター。
2人分のオレンジジュース。
温かいテーブル ....
ジジイにババアが
すり寄って
端から見ると
何の生産性もない
ただただ凄惨な光景が
青酸化合物が加わっただけで
意外や意外
パッと明るくなるから
不思議だ
これが、わたしにとっては、この世の中でいちばん美しくって、いちばんかなしい景色です。1962年11月27日岩波書店初版本「星の王子様」130ベージの景色に似ているけど、すこし違います。
....
共喰いをはじめて湖は
ささくれた夏を線香花火で終わらせよう
もう会えない手を振り続けている
今日も雨です今日の雨です
ありがとう
今日も雨です今日の雨です
傘に隠して
貴方は登ったこの石段
視野を掠めた紫草に
重ね合わせる想いの
道端に滲む
....
この地球型惑星の海は
一つにつながっているんだって
それならさみしくなんてないはずなのに
単位がワタシになった途端
サミシイになるらしい
雨音がするから今日は
布団から出ないことにして ....
白昼夢
箒の音
机で眠る
チャイムが鳴る
床に油を引いて
学期を終える
染 ....
どんな苦しみにも終わりは来る
だから希望を忘れないようにしよう
幸せを呼び寄せる力は
人間の内側に具わっている
夜の後に必ず朝が来るように
冬の後に必ず春が来るように
それは自然の摂理なん ....
1762 1763 1764 1765 1766 1767 1768 1769 1770 1771 1772 1773 1774 1775 1776 1777 1778 1779 1780 1781 1782 1783 1784 1785 1786 1787 1788 1789 1790 1791 1792 1793 1794 1795 1796 1797 1798 1799 1800 1801 1802
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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