君なんて嫌いだ
君はいつも僕を見つめて
僕の心を奪う
君なんて嫌いだ
君はいつも僕に寄り添って
僕の自由を奪う
君なんて嫌いだ
君は僕達の子どもを産んで
僕の孤独を奪う
君なんて ....
箱の中閉じこもる少女
さらに小さな箱の中
広がる海に身を投げる
波に飲まれ名前を失って
流されるまま我も失って
辿り着いたその先は
夢が現になり得る場所
現が夢になり得る場所
....
突然
ミッキーマウスに扮した男が
自動小銃を乱射し
ドナルドダックに扮した
住所不定無職の
下山田泰平(47)さんが
撃たれて死亡した
他に怪我人はいなかった
ミッキーマウスに扮した男 ....
春のうえに あなたは
静かな芝生を残していった
私は眠りたい
私はもう、何も歌いたくない
建物の影が私たちを押し潰す
月の光が埃のように降って落ちる
あ ....
女性器を
炭火で焼いて
バターひとかけと
醤油ひとたらしして
熱々を口にほうばると
磯の香りと芳ばしさで
酒がすすんで、すすんで
防潮堤や海抜のかさ上げ工事を思い浮かべて冷たくなってゆく気持ちを抑えられなかった
防潮堤は二段構えにする
防潮堤と防潮堤のあいだに松原を復活させる
居住区を高台につくる
もとも ....
一羽の鷺が
ふわり 弧を描き
降り立った 見えない川辺
出来事との距離は
程良く 霞となり
コンマ何秒か遅れ
波紋は伝う
記憶の水面を
現実よりも
純白 ....
乾いた声をしぼりだした
がらんどうな私だから
笑い声が響いて痛くて
お願いテレビを消してと頼んだのに
光る画面はついたまま
抱きしめられて身動きができない
楽しそうに笑い楽しそうにみん ....
わが身染み純
白にうく
おさなご老いて
少年となり
揺らす葉もなき
春まち悲し
梢の折り目
弥生の折り目
谷山もない
折り目原発
ただただ悔し
露ほどに
我 ....
したためます
薄墨や青墨に
心情や
陽のうつろいまで
浮かびます
奥ゆかしい
大和の美はし
その水茎のあとには
うつつの人に
今がかわたれ時で
あってほしいと
その水茎の ....
優れているということ
それは一つの棘であるということ
鋭く探し当てどんどん前進していき
多くの人の自尊心を刺してしまう危険な棘であるということ
優れているということ
それは自 ....
日常が欧米化しても
生き続けている
大切な和の心
心静かに自分を見つめる
古代から流れ来る愛に気づく
日本人に生まれて良かった
日本の町並みが心を癒やす
和の心を表す昔ながら ....
つみとろう笑顔の花
実らせよう哀しみの実
異能の血液たちが
沸騰をはじめて
正常な皮質がひび割れる
構成する様々な体液たちが
色を変えながら
肌を染めながら―
グラスウール敷き詰めた壁の中
行 ....
ソートを掛けて切り捨てる
膨大な( )
日に日に増える「 」
画面のカレンダーに新規イベントを登録し
リマインダーの内容を反映させ
日に日に隙間が減る
日に日に増える
日 ....
にくしみ(要冷蔵)
うつくしい女たちの化粧が
ポリゴンに近づいていく
服はムダがはぶかれ
生地は豪華になる
腹の中のにくしみが腐っているのが
外側から見ていても分かる
にくしみは ....
歯の浮くようなことを
言ってやがるが
多分、やりたいんだと思う
「やらせろ」と
「あなたの詩(自称)を読めて嬉しいです」
とは全く同じ意味です
やらせろの暗喩です
でもさ、やらせ ....
わたしたち
沸点が似ているけれど
ほんとうに少しだけ
わたしの方が低いから
こんな陽気な日は先に
蒸発し始めるのです
耳の中がゆだちはじめると
あなたがまだ穏やかに器のなかにくつろい ....
かすかな
秒針の音を聴く
いくつかのうち
狂った時計が
ひとつある
狂った時計は
トリックスター
存在価値の
有無をはなれて
いかにここに
現わるか
時を ....
林に入り、風に呼ばれ
目の前に立つ
木の中に渦巻く、年輪と
私の中に渦巻く、運命は
{ルビ縁=えにし}の糸で結ばれ
――遠い記憶は甦る
渦巻く宇宙を身籠っている
木の心と
人の ....
窓から仄かに日の射す部屋で
幸福の手紙を綴る少女は、顔をあげ
無心でキャンバスに向かう男を
ひと時――みつめる
少女のまなざしは
幾百年を経て
遠い異国の美術館を訪れた、僕へ
届くこ ....
ここで作っていく
ここで作り続けていく
いつからか意識した
ここがすべての原点になるのだと
ここで描いていく
ここで描き続けていく
いつからか確信した
ここがすべての出発になるの ....
おだやかな光のふりそそぐ
菜の花の河原で
また、見つけたらしい。
散らばっているものたちの中から
きまって、
青いガラスを咥え取るのは
心のなかに住みついている
あの鴉だ。
あ ....
おきあがりこぼしを宇宙空間へ
季節の入り口で渋滞している命の火が見えぬ句
咲かぬ花ばかり酒まいてやる
この春さいごの日曜日
鎮守の森の桜花
こぼれるほどに満開で
甘いピンクの春風に
はらりはらりと髪に舞う。
花の便りにさそわれて
野越え山越え谷越えて
老人だけの里山で
300年も生 ....
輝くものと輝かないものが出会って
互いに氷として融け合った一年だった
ほんとうのことはすべて
偉大な虚構から滑り落ちた一年だった
どこまで伸びていくか分からない
指先を丁 ....
あなたに抱きついて
匂いを嗅ぎました。
いい匂いだと判ったので
一人占めしたくなりました。
声も/その手も/優しく奏でる詩も
横に居て一人占めしたいと
ますます強く ....
名前を呼んで。
私だけの持ち物を。
眼鏡の奥の瞳を見ながら
名前を呼んで。
父と母と家族がくれた
この世で唯一の宝物。
(お願い。お願い。)
名前を呼んで。
....
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