一匹の青むしが
道路を横断している
ゆっくりと
ゆっくりと
(小さな青虫だから)
這っていく
きっと
道路を渡りきってしまう前に
あの青むしは
車に轢かれてしまうだろう
そ ....
静寂の支配下で
絶叫したいひとが一人居るようです
壁に向かって
壁しかないから
蒼ざめた部屋
とても蒼ざめた
とてもとても蒼ざめた
私は人のいない秋の公園でゆったりと本を読んでいる。それは平凡な一人の女の人生をつづった本である。拙い描写に浅い心情把握。まるで書き散らされた日記のよう。だが秋に読むにはこのような余白のある ....
ママ
ちいさな
ことばで
優しさ一つ
ください
恐らく
働いていないと思う
働いているとしたら
役人か教師だと思う
どちらも適当にやると
心に決めれば
暇で、暇でしようがない職業だ
人間、暇だといろんなことを考え出す
暇な時に出るア ....
愛してる
愛してる
愛してる
なぁんだ
いくらでも言える
意味さえ考えなきゃね
愛してるよ
これから帰る
でも、待たなくていいよ
帰り道が分らないんだ
電車を待って ....
月が綺麗ですね
あまりにも綺麗なので齧ってしまいました
すると口いっぱいに恋の味がひろがりました
あれは月ではなくて檸檬でした
あなたは檸檬を爆弾とおっしゃってましたね
....
ยินดีที่ได้รู้จักครับ
『今日も月が綺麗ですね』
สบายดี หรือ ครับ
『今日も月が綺麗ですね』
ขอโทษ ที่ ทำ ให้รอ ครับ ....
その時 シャッターを押したのは
たまたまそこに居合わせた
“ 幸福 ” ごと
記憶に、カタチに、
残しておきたかったから
今でも ほら
押入れの奥からひっぱ ....
150928
ひとつしかない
だいじなそらが
のんびりと欠伸
そんなのは怠慢
それいらい空は
地上を離れだし
だんだんたかく
たかくたかくね
欠伸したら転寝
ころがりおちる
....
一方通行
が悲しいって決めつけて
ずいぶん損をして
生きてきたと思う
わざと入り口をふさいで
退路を断ったつもりで
出口から外をうかがって
タイミングばかりはかっていたこと
会 ....
お前知っとるか
「殺す」
言われたとき
おのれの肉がどう弾むかを
キンタマ王子は
町人の格好で
町をぶらついて
揉め事があると
中に割って入り
直感で
悪そうな奴を見分けると
背中の夕焼けに染まった
女性器の彫り物を見せて戦う
キンタマ王子が暴れま ....
渡しそびれた手紙が
一冊の本に挟まっている。
「必ず届きますように。」と手を合わせ
何冊かの本と共に
庭の片隅で火にくべた。
燃え残ったページが
秋の風に吹かれ
くるくると ....
歌えない歌と歌える歌
歌えない歌しか歌えない(ない)
あなたに(あなたに)
とか(とか)
ボーイフレンズとか(とか)
ガールフレンズとか(とか)
オールドフレンズに
アクチュァリ ....
メッタリ もったり ノッペリとした君が
曲水の途中に 貼り付いている
なあ お前は 誰だ?
もしかしたら 君は 黄身なのか?
気味悪いなんて 逃げないから
そっと 耳打ちして ....
湿気を含み
じりじりと指先に迫る煙草の火のような不快な暑さが
ぼくたちのクーラーのぶっ壊れた車内を
熱によって歪ませていた
「この夏の異常な暑さ」
と
ラジオの気象予報が繰り返 ....
月がふくらむ
まってる間に
青いまどべに
光ってばかり
雲がわれてる
かなしい足音
駅の路
つっと立って
揺れる
振り向いてよ
月が ....
さびしさだけのおにぎりに
今日はおかかをつめた
分かることは
ワタシを無化は出来ないということ
確かなことは
アナタを無化は出来ないということ
どんな破滅が
起こり得ても
ワタシもアナタも消えたりはしない
サービスは止められても
魂 ....
サワラ 甘やかなピアノのメロディ
赤貝 血潮の香り鼻を刺す
はた 深く広がるハーモニー
つぶ貝 彼方を噛みしめる
えんがわ 脳内麻薬
シンコ ....
部屋の隅に風船が浮かんでいる
白い風船だ
暗い片隅でそれはぼうっと光る
雨の日や
嵐の日には
表面に顔が浮かぶこともあるが
ぼやけた表情ではっきりしない
時折、夜中に目を覚ますと
わた ....
鳴き声が障る
テレビの音量が障る
夕方 食事の準備をするか 外の洗濯物を取り込むか
どちらを先に行うか迷う容量空きのない思考が 障る
SDなんて持っていない 機械なんて障れない ....
差し伸べられた手の
ひとつひとつを
丁寧に断って
きた
そうしなければ
いつかの謀反が挫かれる
いつかの糾弾が挫かれる
差し伸べられた手の
ひとつひとつを
丁寧に ....
窓硝子の向こうに
しがみついている一匹の虫
短い発車ベル
いくぶん傾いた駅を電車が出てからも
飛び立つことをせずに
じっとしている
終点を知らされていない線路はゆるやかなカーヴを描き
....
150928
黄緑の苗を植えた
可愛いアブラムシを潰し
汁の付いた指先が
ほのかに香る
これで大丈夫だよ
6月下旬には実が熟れる
紅いトマトをもいで
町に売りに行く
....
爆破された夜の屑が月の縁を滑っている
そこはどうぶつのように
けたたましく吠える滑走路
無限が限界突破するときのエネルギーを
絶対に忘れたくなくて日記をつける
取り込み忘れて風に揺れる洗濯物 ....
なんで 棒立ちの彼は小学生だったか
帽子をとった手に光を無駄に感じる
声がなにより高い
しゃべるたびに大きな枠ができて
そこから何かが始まってしまいそうなくらい
シャキシャキとしている。
....
うさぎさんが おもちをつく夜
マンションのベランダで
団子を ぱくり ぱくり
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