陽射しが強くこの地方を焼き、蝉の声が激しく響いている夏のある日、実家の旧家の建屋の中で姪の一歳の誕生日パーティを開いた。かつては無垢であった姪も、繊細な感情を抱くようになり、羞恥や恐怖や興 .... どんなに惨めな境遇にあっても
どんなに酷い苦しみに襲われていても

光の感覚が
懐かしい思い出のように
余韻を響かせる時、

魂は生き生きした理念に満たされ
霊の光を神の温もりを体験す ....
いっちょまえに
子(娘)が親(母)に意見(もんく)をいう
いっちょまえに
子の方が稼ぎが多くなってきた――

一緒に道を歩いていたら
いきなり娘に腕を掴まれた
「なにするん?」
背後か ....
周りを見渡すと数々の光が見える
例えば、
太陽
例えば、

例えば、
子供の笑い声

君が笑顔で会釈する
長い髪を耳にかける

黄色いボールが
青空に吸い込まれる
それを追 ....
月が描く円を
薬指に通して
遥か未来を見つめ

星の道を歩く
物語の優しさで
今は肩を寄せる
やはり、深い、苦しみは、救われず、気付かれず。

涼しいうちだけの華、肌が感じているその一時。後片付け、そこには誰もいないのさ。

いっそ簡単に、あなたの心を奪えてしまえれば、それとなく呟いた ....
空の青さが気に障る
ポストの赤さが目障りだ
風が吹くのも厭味だし
花が咲くのも虫唾が走る

大好きな漫画の新刊も
大好きなバンドの新作も
もうどうでもいいような
今はそんな気分なのです ....
次へ向かうと決めた
太陽が過ぎ去ると

予定時刻に合わせ
それを追う角度で
君は近づいた

偶然を装って
通り過ぎた雨音は

静かさだけを
置き去りにして

星が滲む銀の夜を ....
安倍の親衛隊の産経

読売は安倍のお友達

毎日は安倍の批評家

軸足全て反対の朝日


まだ自由か

秋が見てみたい

薄いかすみ

青が見てみたい


安倍の親 ....
この度、代表取締役に
選任されましたタカシです
よろしくお願いします

ヒロシくんについては
好調であるアヤミさんと
お付き合いしているにも関らず
業績悪化が著しく
建て直しが急務とな ....
季節は停まったままなのに
何かの遷移があったかのように
すべてが熱にうなされ
憂鬱の涙が豪雨として流れる
世界のどこかで木の葉が青らんだ
それだけの微細な亀裂が
瞬く間に感染し ....
我々は、選ばなければならない
選ぶとしても、選ばないとしても、何かを選ばざるをない


幸か不幸か 疑心暗鬼のまま
幸か不幸か 自信を抱きながら
幸か不幸か 無知なまま
幸か不幸か 無関 ....
冷蔵庫と壁のすき間に
カギを落として
拾おうとしたとき
溜まり溜まったホコリに
ゾッ・・と。

冷蔵庫のうらに
びっしりと居座るやつらを
イメージしてしまうけど
重いし
面倒くさか ....
遠い国のみずうみに
おさかなを放ったんです

わたしが好きなら
帰っておいで

ずいぶん勝手な
おわかれです

そこでしあわせ
になるんだよ

  *

遠い国のみずうみに ....
嫌になるくらい青く広がる空は
おでこをとんとんと叩いて
顔をあげさせる
白いガイコツの間に挟まったビー玉も青く映る

髪型はどうだっていいよ
必要な決まり事なんて世界にはほんの一握りだって ....
どこかから迷い込んできたカブトムシは
黒々とした鎧に似合わない
くにゃりと甘い匂いがした
冷蔵庫にキウイフルーツがあったので
それでも与えて手なずけてみようかと思ったが
私の手のひらに収まら ....
青空に
青春の光と陰を見たよ
何もかもが甘酸っぱくなって
過ぎていった夏
さあ、新しい人よ
飛び立つ時は今だ

その若い翼で
力の限り
大空に向かって
羽ばたくのだ

ほらっ
ライフル銃で狙いを定めている
オッサンがいるだろう
あれが係長の山田だよ
 ....
名字は歴史だ
長い歴史
遠い過去から
あなたを縛る

名前は違う
あなたの家族が
あなたに託した
最後の呪文

かおるさん

あなたを呼ぶ
タケヒコさんでも
ツヨシ君でも ....
私の身体のなかに生えた棘が
別の身体を攻める。
けれど、隣り合わない色があるように
せめぎあう棘はない。
だから、時々、
鏡の前で呟くのだ。
私は美しいと。
汚れてヘドロで ....
「とある作家が自殺した後、
その作家が住んでいた部屋から毎晩、酷い油の臭いがした。
隣人たちはそれを理由に、ついに家賃交渉で大幅な値下げに成功した日、私は産まれた。

私は自殺した作家 ....
若き翼は
血を流して翔ぶ
悲しみを糧にして翔ぶ
それは誰にも止められない
止められないんだ

仮に太陽に焼かれ
地に堕ちたとしても
翔んだ事実は残る
俺はあそこまで行ったのだと

 ....
絶滅したものたちへ

拝啓 絶滅した ものたちへ

ふいに湧立つ見えない地平に

意図せず付着した大量の骨粉を

さくさくと混ぜ込みました わたし きのう こころし ました

はい ....
化学の力によって生かされる
今日もよく食べよく寝る
薬漬けになったわたし
携帯する薬をぽいっと飲み込む
この世界は化学の世界
無風に花瓶、
押し倒れ
転がる転がる
少女の手許

受け止める幼手
花瓶は砕け
甲高い笑い声
さも当然に

さも当然に、
笑い声響く度
花瓶は完璧に粉々に
亀裂走っていく円卓 ....
わいわいとやみだらけ 
つまみとられるまえに
するマッチ
さあ うかんだよ
ぽっくり ゆらいだら 
にこにこの 火 
ロウソクさん おはよう
くろくしてごめんね 芯
泣くほどの事なのでしょう
向かいにたっている鏡に映る
ただ形でしかないものを見る
泣くほどの 事 なのでしょう

つらいからと逃げられない
逃げ切れないと 千切れて行く
いずれ 切れ切れ ....
何かに咬まれた指を握り
真昼を渡り海岸に着く
砂浜には紙を追う鳥
波と共に現われ消える


海沿いの径に車は無く
皆ひとりひとり歩いている
砂の丘がつづいては途切れ ....
もしも世界にラジオだけだったら
つぶれたアイスクリーム
ハイハイする赤ちゃん
吠えるアナグマ
里の新春
ずっとわたしのこと好きだと思っていてね
地下鉄の誰もみやしない市民サークルの風景画
 ....
市民は
大切な休日に
家族ぐるみでデモに出掛ける

正直な子供が
「デモなんて、暑いし疲れるしつまんないしイヤだよ
ディズニーシーに行こうよ」と言っても
「このままだと日本は戦争に巻き込 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
旧家葉leaf115/7/20 16:26
魂の体験たけし215/7/20 16:18
【 いっちょまえに 】泡沫恋歌16*15/7/20 15:10
深く深い霧の中opus115/7/20 14:15
円を歩く道宣隆2*15/7/20 14:12
やはり、深い、苦しみは、救われず、気付かれず。陽向∮16*15/7/20 13:37
不機嫌青井115/7/20 13:10
今となっても宣隆1*15/7/20 11:16
軸足全て吉岡ペペロ015/7/20 11:12
代表取締役親友イオン4*15/7/20 8:51
葉leaf315/7/20 8:42
選ぶとしても、選ばないとしても、何かを選ばざるをない komase...2*15/7/20 8:18
冷蔵庫のうらもり3*15/7/20 2:09
遠い国のみずうみにもっぷ515/7/20 1:55
きみを好きでいるのはアルビノ115/7/20 1:11
さよならとありがとうをららばい415/7/20 0:31
甘夏渡辺亘115/7/19 22:10
世界も人もきみなんか待ってない花形新次015/7/19 21:49
名前を呼ぶuminek...6*15/7/19 21:16
あおい満月515/7/19 20:16
群青色におはようよるのまち215/7/19 20:11
Fly high渡辺亘415/7/19 18:53
_hibino...015/7/19 18:08
ケミカルワールドじまさん015/7/19 17:33
必然たけし415/7/19 16:17
仏壇にて ロウソクさんと砂木5*15/7/19 16:02
なかせないのは5*15/7/19 15:48
青と音木立 悟315/7/19 9:44
もしも世界にラジオだけだったらまきしむ015/7/19 9:39
私が市民になれない理由花形新次215/7/19 8:33

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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