────大事なことなので5回言います
だから より
だけど に賭けてみる
だから より
だけど に賭けてみる
だから より
だけど に賭けてみる
だから より
だけ ....
私の耳は雑踏を歩く。
歩きながら無数の罵倒を食べている。
ある声は街中でぶつかりあった肩に
舌打ちし、
ある声は、休日の電話に悪態をつき、
ある声は、暖かな午後に寒いと言って愚痴を吐き、
....
39歳になったら、シリアスな詩人になっていると決めていた。
シリアスの意味をはっきりしらない。
たぶん、かかとのカサカサを本気で取りに行く真面目さのことをいうのだろう。
ある ....
瓶を持っている
普段は隠しているけれど
常に持ち歩いている
中には液体が入っている
一人でさ迷っている
瓶の底に手をあてて
注ぐ動作をするなど練習を怠らない
栓はまだ抜いてい ....
インターネットでいつか見た
欲しかったプラモデルを
わざわざ電気屋に買いに行く
休みなのにこいつらは
電気屋なんぞにやって来て
一体何を買おうというのか
家に帰ってニッパーで
パ ....
焼肉定食と生姜焼き定食
どちらにしようか…
どちらもレタスとトマト ポテトサラダが添えられている
それと豆腐とワカメの味噌汁
ふと 黒板をみれば
チョークで 銀ダラの照り焼き定食に
....
あの日
パステルで描いた街は何も変わらないでいた
終着駅を降り
血の止まらない人差し指を包帯で締め付け
だらだらと下る漁師町
白黒の猫がニャァと誘い
坂をゆっくりと降りてゆく
灯台ま ....
とても会いたい!
言葉に
言葉を重ねて
返すさざ波は思いを積んで
言葉は受け止められて
また言葉に変化した
どれだけの気持ちを判ったところでも
本当のことは中々素直に言えなくて
失言のように漏らしてもらう ....
アヴォサに手渡す詩
アヴォサホッスギャスズ
鉛色の仔牛がコンクリート道路の上を
さまよっているぞ
お前のせいだ
アヴォサホッスギャスズ
逮捕される逮捕される
お前はコンクリートミキサ ....
その日は朝からおおゆきでした
それがクリスマスらしくもあり
吹雪の空を飛んでくるサンタは
大変だっただろうなとも思う
夜になってから
おばあちゃんの命日だった事を思い出し
お花を買いに ....
妹があした死んだ
もうもどらないあした死んだ
きょうは回向院で眠っている妹は
もうもどらないあした死んだ
きのうは大丈夫だった
おとといも大丈夫
なぜあしたを選んだのか
妹は
....
1
若い電流のようなあなたに、私は余りあるだけの電子を分け与えることができただろうか。あなたの流れに変調を加え、振幅を大きくし、より複雑な回路を巡っていくだけの電圧を与えることができただ ....
色とりどりの花々
見渡せば花畑しかない
都会から暫し離れて
何の邪魔もない澄み切った青空
自然のものは何処までも優しい
花の名前が思い出せない
それよりも
華やかさ美しさに引き寄 ....
私はことばを貪りながら
あなたをワルモノにかえる。
ワルモノ、わるもの、悪いもの、
割れるもの、
あなたは林檎のような赤ん坊だ。
いや、赤ん坊のような林檎だ。
私はがりがり林檎をかじる。
....
)
夜更けに
ロック・ミュージック喰らい
寝具の中でサナギになる
血流はゆっくりと、くたばらない程度に
脳味噌はないものを見つめながら
まどろみをクルージングしている
いつも ....
寒いさむいサムイ
今日一段と寒くないですか?
帰り道の向かい風がひたすら強い
冷たくて寂しい
一人で帰ったせいなのだけれど
繁華街
人多くないですか?
すれ違う人の視線がひた ....
あ
もしかしてもしかすると
今日はなんだかクリスマスらしい
何か予定がある訳でも
肩を寄せ共に過ごす恋人が
いる訳でもなく
幼稚園はキリスト教系だったなと
思い出 ....
ホームスィートホームから風俗嬢にならなければならなかったあなたへ
しんじゃった友達との記憶が許可無く薄らいでくつらみ
四角のなかのアナウンサーは巨大でにっこりともすんともつかぬ顔
ニュースを ....
静かな冷媒の音
誰かの企画が売買されている音
主張された封止のデザインを
ただ商品として見ること
喉の渇きを覚えるまえに
百円玉を入れること
なあ、ボタンが点灯するのに
あと10円足 ....
満月を目指して帰宅する
ラジオからは大相撲の話題
1月10日からの初場所が楽しみだ
できることなら
鴨南蛮を啜りながら
相撲が観たい
宝くじを当てたなら
それもできるだろう
今年は仕事 ....
貧乏臭い奴が
貧乏臭いハンドルネームで
貧乏臭いことを書き散らすのが
大っ嫌いだ
貧乏臭い奴は
貧乏臭い奴しかうつらない
伝染病にかかって
絶滅すればいいのに
ただし、貧乏臭い ....
24時間ゆうやけになる
飲み込んだチョコレートが
胃の中でどろりと溶ける
何の役にも立たない甘さ
何の役にも立たない苦さ
悪い夢を見た朝に
汚してしまった下着の色
一日中ついて回る後味の悪さ
標的もいないま ....
芥子色の北風をついて
冬至の太陽が
レースのカーテンに
無味乾燥の原版として
いろつや褪せた
庭木のかげをはりつける
卒寿と ....
鋼鉄の揺らぎ
電波の囀り
電気信号の連鎖・やり取り
未熟児がギャーギャー喚く
僕らは手を拱いて
そいつを生かそうと努力をする
空が紫色に染まる頃
タバコの煙が寂しく揺れる
....
私は一篇の詩になりたい
それはたとえば路傍の風景
私は何も語りたくない
ひととしてのさびしさなど
私は私でありたくない
私にとって 私でありたい
私がどうしてひとであるのか
....
私は一篇の詩になりたい
それはたとえば路傍の風景
私は何も語りたくない
ひととしてのさびしさなど
私は私でありたくない
私にとって 私でありたい
私にどうして姿があるのか
多 ....
これまで失った大切なものを
一つずつ数え上げよう
そうだろう
君が今流している涙もその一つだ
渇望していたけれど来なかった
プレゼントの数も数え上げよう
届かなかった手紙の数で ....
私のすべてに帰依するもの。
私から外へ帰依するもの。
消えていく、あるいは、
はじまっていく暗い闇さえ、
今は一筋の光に照らされている。
手にした者しかわからない、
痛みとぬくもりが、 ....
1485 1486 1487 1488 1489 1490 1491 1492 1493 1494 1495 1496 1497 1498 1499 1500 1501 1502 1503 1504 1505 1506 1507 1508 1509 1510 1511 1512 1513 1514 1515 1516 1517 1518 1519 1520 1521 1522 1523 1524 1525
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.2sec.