月曜日
連なるうろこ雲
蟻から見れば雲突く大男が
注がれたばかりの朝を濁す
休日に書き残したカタコト
浴び続けた音の粉末を
明け方の夢の切れ切れと一緒くた
焼却炉みたいに燻らせながら
....
多くの児童虐待が
内縁の夫とその妻によって
行われているとしたら
この凶悪コンビは
FBIのリストに加えておくべきではないか
と前に書いたことがある
また、自称詩人のほとんども
犯罪 ....
瞼を閉じて恋人を愛する様に弓で心を奏でる
白く細い腕を蛇の様にくねらせれば 陶酔の香りが漂てっくる
彼女は愛する男を落とす様に 狂おしく髪を揺らし
魂を込 ....
肌の色の違いだけで
大統領になった男が
肌の色の違いだけで
大統領になった訳じゃないことを
何とか歴史に刻みたくて
大して思い入れもないのに
広島に来るという
恐らくだが
あれっ、俺、 ....
今夜はとても美しい夜だから
わたしを月の舟に乗せてほしい
貴方に後悔はさせないわ
甘く切ない歌をうたうから
貴方が
お酒に酔ったとしても
煙草の煙に巻かれようとも
わたしは歌うか ....
春の におい
おはなの におい
あたらしいみどりの におい
いきものの におい
もうもどらないあなたの におい
たちこめるいのちの
においのなかで
....
西の海に陽の帰ってゆく情景を
一度もみたことがない
焦がれながらまた
首都高に落ちてゆく今日をあきらめている
父さんが大好きだということ
会いたくてたまらないのに、ということ
その父さ ....
幾千幾万の可能性と
引き換えに得る一瞬の快楽
慰みの果てに迎える絶頂
その瞬間、魂は天へ
何処から何処までが
空なのかは分からないが
魂は雲を突き抜け
大気圏で燃えそうになって
....
穏やかな風と光が
丘のひだにあふれて
卒寿の猫背を包みこむとき
おひとりさまのスライドには
しみじみとよみがぇってくる
はるかに過ぎ去った
白い季節の ....
思いが通らず
彷徨う旅の途中
これから入る螺旋のトンネルを前に
灰色な冷たい吐息をつく
やがて出口はあるのだろうけれど
眼を凝らしても先は見えない
異形の者に出逢ったら
どうしよう
....
甘酒が好きです
ほんとに好きです
麹のやつね
酒粕のは あれは別もの
高いのはどれも甘いね
あんまり
甘くないのがいいけど
偽物も
いっぱいある
甘いだけとか
白いだけとか ....
上に向かって散っていく桜がこんなに美しいなんて
新緑は忍びよって春を殺していくのです
さつきが首ごともげて転がり
錆びたトタンがもっとも正当になる季節
あなたは必ずくだものを欲しがってスーパー ....
抓ると痛い
夢だなんて思えない
我慢すると辛い
膀胱炎待った無し
叩くと痛い
心まで腫れるようだ
我慢すると辛い
性欲の権化、パンパンだぜ
人体不思議発見伝
どこをどうすれば ....
蒼い海 蒼い空 蒼い風
蒼い世界に溶ける貴方
蒼い夢 蒼い涙 蒼い時
蒼色に滲む私
蒼い部屋 蒼い暮らし 蒼い愛
蒼い日々を泳ぐ二人
哀れみで包んでください ....
隣近所の思いを気にしながら育てる桃
摘花はほどほどにして花を愛でてもらい
消毒は風のない朝ひっそりと行い
花が過ぎて
ようやく形のできてきた実を摘果する
このときワタシは
親から切り離 ....
優しいだけでは飯は食えない
優しいだけでは生きていけない
優しいだけでは愛は燃えない
優しいだけでは女は抱けない
優しいだけでは何かが足りない
優しいだけでは何も変わらない
優 ....
無職じじいに残されたものは
最早、小学1年生のときに
国語の授業で書いた文章を
先生に「いいんじゃない?」と
語尾が上がる感じで
褒められた思い出だけだった
「ぞうさん」hayatar ....
くだらないプリンシプル
せつじつなプリンシプル
ただしいことなんて
こころざししだいだ
くだらないプリンシプル
せつじつなプリンシプル
ほっといてやる
か ....
鳩が羽ばたく
窓を横切る
その窓が開く
立ち去ろう
悲しくはない
仕方ないさ
朝が来ただけ
movin'on, movin'on,
さきにいこう
....
えいえんを信じていた頃
私はほんとうの幸福をしらなかった
夕陽 映画のエンドロール 好きな人の背中
見えなくなるものすべてに憧れていた
今を生きていると
恋がそれほどのものではないの ....
暑さが強くなる
涼しさを求めて
あちらこちらに遊びに行く
汗をかくことを忘れるくらい
涼しさを感じ取りたい
大きな滝を眺めて癒やしを得る
夏の暑さに包まれた癒やしの空間
涼し ....
炎が眠っている
その熱と光を休めながら
かつて燃えたことを証明する
灰が柔らかな布団になって
炎は夢を見ている
かつて照らし出した
闇の中に浮き立つ人の顔が
ばらばらになって融合 ....
夜空に咲く花は美しい音楽を奏でる。
恥ずかしがり屋の月が雲に隠れぬよう。
眠りを知らぬ私らは窓辺に佇み
チェンバロの響きに耳を澄ます。
慈悲深い月がいよいよその姿を雲にくらま ....
ようこちゃんのおうちは
このへんにあったの
そこは
うつくしく聖地化された
さまざまな国から贈られた
木々からなる緑陰
なにもかも
うつくしい緑に塗り ....
いいにおい
夜のおわりのみどりのにおい
なま白い手足で泳いでいく女のこたち
文字の群れとあかるいカステラ
いいにおい
頭の右うしろのほうの記憶
こうばしいおとこの子たち
めくばせとジ ....
指先で、
するすると水面を辿っていく。
水面は指先の森だ。
いくつもの指が、
滑った痕がある。
指紋が重なって枝になる。
いくつもの記憶の羅列が連なり、
あたらしいいのちをつくる。
....
その下に何があるのか知るのが怖いので、ずっとそのままにしている波うつ灰色のカーペットには前の住人の、そのまた前の住人の足跡なんかが見えないけれど無数に残っていて、運び込んだばかりの段ボールの真ん中で、 ....
コイツら
孤独死するのが怖いから
一所懸命お友だち作ろうとしてんじゃねえか?
生憎だけど
今忽然と姿を消したって
誰も気にも留めやしねえよ
「また、あなたの作品に触れる日を
楽し ....
エビの女の子
エビの女の子
名前はエビ女
エビの女の子
エビの女の子
名前はエビ女
とてもかわいいエビ女
ちょっとおしゃまなエビ女
元気いっぱいエビ女
クラスでいじめられてるの
:四行詩:
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「迷宮入事件の深層」
詩の、死亡推定時刻に、
あなたは、いったい何をしていましたか?
偶像崇拝?異端審問? えっ、罪の無い作文を書いてた?
みんなやってる ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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