何をした罰なのか
記憶が定かではないのだが
子供の時分は
反省部屋と呼ばれていた
離れの中の暗い部屋に
よく閉込められていた。

何も無い中に一組だけ置かれた
机と椅子について
陽が ....
幼い頃
それはとてつもなく恐ろしくて
地獄からの使者だった
雨戸を閉めた漆黒の中で
どれだけ涙を流しただろう
母を呼んでも応えは無く
父を呼んでも応えは無かった

それは
ぼんやりと ....
透明な水と同化した魚影の群れが
ときおり鱗の鏡を翻し
水面に立ち尽くす
ぼくを魚たちが笑う

その刹那を画像に留めようと
幾千のシャッターを切っただろう

虹の根元を見つけるような作業 ....
灰皿の中で堂々としてる
レシート裏に付いたキスマークは
あなたからの挑戦かも知れない

火を付けたら灰になってしまう
破ったとしても屑になってしまう
水に付けたら苦しんでくれるだろうか?
 ....
健やかな時ばかりじゃないさ。
 
雨の月曜日だってあるさ。
 
デートを断られる週末だってあるさ。
 
独りでつまんない時だってあるさ。
 
病に臥せる日もあるさ。
 ....
光点の移動、鮮やかに残響し
至高の形象、彫塑されていく

青はいよいよ青く
白はいよいよ白く
闇に映えて闇に映えて

響きの交錯と分離は絶え間無く
運動性の中でのみ只在る崇高

肉 ....
無限とはなんだろう 昔から学者を悩ませている
無限などは存在しないという学者がいる

無限という概念が必要な学者もおり 無限は何種類もあるという
無限自体がわからないのに それが何種類もあると ....
    愛犬が吠えたてるなか
        東隣りからは
  車庫シヤッターの上昇音が
        西隣りからは
     二階雨戸の開放音が
平和なかぜとひかりを包みこみ
  梅雨 ....
【黄金の川】

主述の黄金律が 逆さに流れている川が
ランゲルハンス諸島には或る
島では、今日も甘美なインシュリンの雨が降り
下降気流で冷やされた土壌に蜜の匂いが立ち上がっている

 ....
知ってた

罰は選べない


それだけはお願い、と思うほどの

それこそが罰なのだと思う
綿菓子器の真ん中で
砂糖がはじける甘い匂いを
思い出していた

縁日の夜
神社の鳥居の影が作る深い闇は
永遠に私の心の中

御神木の向こうに
ぽっかりと浮かぶ
白い狐面

 ....
玄関に人が来た気配があって
急いで出ると誰もいない
そんなことが何度かあって
もう相手にしなくなった

冷蔵庫にしまっておいた桃に
歯型がついていたこともあって
ぞっとしたものだが
見 ....
僕の身体は
どろどろに溶けた
小さな部屋に閉じこもり
どろどろに溶けた

生ぬるい温もりに包まれ
どろどろに溶けた
依存的な空白に心奪われ
どろどろに溶けた

僕はどろどろの液体
 ....
明日の味噌汁

発酵食品

腸内フローラなんだから

脳、心臓、

やる気

優しさ

脳、心臓、

明日の味噌汁

発酵食品

腸内フローラなんだから


 ....
「一」を「一」が支えるから「人」
「人」との「間」と書いて「人間」
「人」が「生きる」と書いて「人生」
「人」と「生きる」と書いて「人生」
「人」を「生かす」と書いて「人生」
「人」に「生き ....
気だるい夜
薄明かり
遠くのネオン
何台も滑走していくアスファルト
錆び付いた体
虚ろな目
愛しいキミ
すがるように辿り着いた夢のまた夢
柔らかい肌と乾きかけの長い髪
爪の先
こぼ ....
2012.11.25 日曜日
もうすっかり病みつきになってしまったあの人の舞台を観に、大阪へ。
大阪っつうと今までUSJくらいしか行ったことなくて
街並みがどんな風景なのかどこに何があるのかもほ ....
ただ前を見つめていても
なにも始まらない
心が飛び立とうとしても
身体が邪魔をする
息を飲む
眉をひそめて
時が過ぎるのを待ってみたりする
時間はなにも解決しない
陽は上り
月は沈み ....
その名は釈迦という
森羅万象に眼を奪われ
哀しみと美しさに
その眼差しを静かに落とす

彼は旅を続け
悲しみを喜びに変えて
今も我々を救済し続けている

彼は神や仏といった
遠い存 ....
この島はタツノオトシゴに似ていて
龍の系譜に連なっていた

大地に走る雷鳴が走り
銅鑼が鳴る
人々は狂騒し
天地に祈る

龍に連なる人々は
哀しみを喜びに変えて
またひとつ
慈愛 ....
  右腕や左腕やどちらでもない腕などがそこに浮かび、
  かえってきたのか向かっていくのか全然わからないが
  アルミ製のサッシ越しに月面の色でくりかえされている
  気は確かだ気は確か ....
  かたむいた胸を
  祭太鼓が踏みかためていく
  永遠へ向うあなたの黒髪の隙、
  円形・方形の一群は街を滑落し
  ひかりとかげを揺れ模糊となっていく
  わたしのさびしさの刹 ....
  なにかに似たなにかが
  わたしの緑色を這って{ルビ滑=ぬめ}る
  朝陽も入り込めない太い闇を
  しずくのような眠りが円く湿らす

  
  葡萄味で棒状の鬱
  なにか ....
いったい全体
こいつのどこが
ファンキーなのかと思っていた
クソつまらない歌は
まったくファンキーじゃないし
見た目はファンキーの欠片もない

それが他人の女房を孕ませたからと
涙なが ....
あなたに、
いったいいくつの、
何かを捧げればいいのだろうか。
与えるよりも捧げること。
三六年間、
向き合ってきたあなたに。
繋いできたその手に。

なにもいらない、
私が元気で働 ....
約束が降り積もって行く。
 
日々の喧騒に埋もれて行く。
 
古くなった約束が堆積していく。
 
そしてやがて見えなくなる。
 
「近々」は「そのうち」になり
   ....
川っぺりの、橋の袂の
 
新緑の木下で、ちょっと一息。
 
川の上には、同じ色の風が流れてて
 
木漏れ陽が流されていく。
 
青空が青くない。
 
けど、清々 ....
タンスが真っ白だったら心を解き放てるのに
ふかふかのぬいぐるみが僕と手をつないでくれる
身にまとうスカートが僕たちの一つの生命線だ
庭の片隅に
見知らぬ動物がいた
大きさは子供のカバほど
象のような顔をしているが
あれほど鼻は長くない
気になるのは目
いつでもうるうるうるおって
いまにも涙があふれそう
暴れるでもな ....
遠くから犬の遠吠えが聞こえる
きっと寂しいのかもしれない

私は鏡に映る醜い自分の顔を見つめ
この顔も芸術作品ひとつだと妙に納得する

この世の全てはアートだ

髪 爪 胸の膨らみ 腰 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
私と反省部屋 くろねこ1*16/6/10 23:00
髑髏レタス116/6/10 22:51
明日3+*16/6/10 22:13
ミナト 螢416/6/10 21:04
生きてさえいれば 元親 ミッド216/6/10 20:16
思考シ.02ひだかたけし416/6/10 18:59
無限の考察st0*16/6/10 18:15
鳴神月(三)信天翁116/6/10 13:10
川辺にて(三篇からなる オムニバス)るるりら6*16/6/10 10:38
因果ガト2*16/6/10 2:54
篝火7*16/6/10 2:47
誰か春日線香016/6/10 0:51
wakaba016/6/10 0:18
明日の味噌汁吉岡ペペロ016/6/10 0:05
言魂少年(しょー...216/6/10 0:01
zephyr016/6/9 23:59
都会の空は狭いってよく聞くけど、案外そうでもなかった。0*16/6/9 23:51
夜明け前坂本瞳子016/6/9 22:40
レタス316/6/9 22:27
列島216/6/9 21:54
多い腕草野春心3*16/6/9 21:46
かたむいた胸[group]316/6/9 21:30
[group]216/6/9 21:28
ファンキー花形新次016/6/9 21:17
窓の虹あおい満月016/6/9 20:48
約束が降り積もって行く。元親 ミッド116/6/9 20:32
祈りよ、飛んでゆけ。116/6/9 20:30
生命線水宮うみ0*16/6/9 19:45
やまうちあつ...116/6/9 19:17
鏡に映る醜い自分の顔もアートだ星丘涙016/6/9 19:09

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