嫌なことだらけ
だけど
いいねと思える表現以外は許されず
まるで
社会の足を引っ張るなと
溜めさせられ続け
生きることなどナンセンスと歌えば
母に叱責を受け
....
罠を見つけて近寄る
さまよい続ける放浪の記憶が
死んだガスになっている
死んだまま声を荒げてる
ガススタンド ここは放火魔が眠る場所だ
すべての道の上で夢を見るために
ハンドルのことを ....
かすかに聞こえる
なつかしい声は
わたしでない誰かを呼んでいる
昔飼っていた犬や
死なせた金魚
履かないままくたびれた靴
そんなのたちを
呼んでいる
待っている
のは
....
自民に民主、手を組んでも
叶わないトランプの島
クリントンに手土産、栗きんとん
ジョーカーが2枚あって
トランプが終われない
どっちが王様になっても日本は壊れない
染まらない戦う意思の違い ....
もっともっと、
きみをかきたい。
もっともっと、
顔のちがうきみを。
きみはとてもうつくしいのに、
きまぐれで少し意地悪だ。
でもそんなきみに、
ぼくはずっと恋をしている。
き ....
熊本が揺れる
熊がひとを襲い
銃がマイノリティを殺す
しかしそれは事象の全側面だろうか
見えないなにかが
チルチルミチルの青い鳥のような
見えないだけですぐそばにあ ....
華やかに散ってゆく
花びらは雨だれに撃たれ
風に身を捩らせて
朽ちてゆく
救われることなく
踏みにじられて
それでもなお凛と
色を失わず
最後の一瞬までも
華であり続ける
誇らしげ ....
こども時代なんて知らない
無休の無給の労働者
対価が永遠の闘病
合間にタワーの思い出
流星のように
青い空が覆う
透明な海が歌う
熱帯の魚達が舞い
足元さらわれて眩暈を感じる
焼け着く太陽が肌を焦がし
熱帯の山林が力を供給する
ハイビスカスが潮風に恋すれば
....
そんなに折れてしまいやすいのに、毎日穏当な光の前に立っていたあなたに
知らなくていいから、知ってほしいの
無名な誰かの孤独をたとえば廃墟から持ち去って
遠い向こう側の二重の世界で再生された笑 ....
きょうはたのしいお祭りだ
夜の恐ろしさを鎮めた神社へ行くと
本殿へとつづく参道の両脇に
LED提灯が吊るされて
ステテコに腹巻のおじさんや
派手なアロハを着たおにいちゃん、
ポニーテイルの ....
寒さのさかり
アオムギが枯れ果てて
地面の床がぎゅっという
月の後ろの黒い影
影と影とを足して濾す
獣が足並みを揃え
頭をひくく
さらにひくく
ぎゅっ
ううう手を縛り ....
あまりの美しさに息をのむ鳥 ジョウビタキは
鳥の貴公子(オス)です
冬鳥ですが5月ころまで いる事もあります
頭が銀色で顔と翼が黒色 腹部がオレンジ色という
鮮やかなコントラスト
....
見守っている
見守っている
見守っている
見守られているだけなんて嫌だ
繋がっている
繋がっている
繋がっている
繋がっているだけなんて嫌だ
寄り添う
寄り添う
寄り添う
....
月が見えない
こんな夜は
余計に淋しい
仲間を探してみようか
そんな想いが過る
よしとこう
どうせ見つかるはずはない
吠えてみようか
誰か返してくれるかもしれない
なにを期待 ....
何であんな貧乏臭い
ドラキュラ顔の奴を
選んだんだ?
人を見る目が無さ過ぎなんだよ
俺なら初めから顔で外してる
しかし、年取ると余計に
品の無さが顔に表れるね
まあ、品って
生まれ ....
ローラは
成長するに従い
デーブ・スペクターのそっくりさんから
女性らしい風貌へと変化していった
12歳になる頃には
アンダーヘアが生え始め
それは正に
大陰唇の小さな毛だった
....
何故今頃になって
勝手に行ってしまった
お前の骨を洗わなくてはならないのだ
だが、
俺はお前の遺骸など
決して見たくはなかったんだ
お前の屍のぬめりなど洗いたくはなかった
約 ....
とても胸苦しい
不快指数90%のそば屋で
おまえはもり蕎麦を啜り
俺は鴨南蛮を黙って啜っていた
お前は何時になく饒舌で
時々何を言っているのか解らなかった
それがお前の焦りだと知ったの ....
鏡に映ったあなたの胸のなかに、
黒い竜が宿る。
黒い竜はその心臓のなかで増殖し、
血液の海を泳いでいく。
あなたが誰かと手を繋ぐあるいは、
身体を交わす、
黒い竜は毛穴から汗に混じり、 ....
君の色に染まりたくて、
君の汗を願って空を見ている。
鈍色の空が地上に、
絨毯を引きながら影を落とす。
低い声で君がないて、
青い光とともに汗を降らす。
空から、
血をくわえた
....
かなしいがいっぱいになって
泣きだした
よくとおる声で
しゃくりあげ
虐たいではなく
とおり魔でもない
がんぜない
わがまま
しわのない顔をせいいっぱいゆがめ
大つぶの涙おしげもなく ....
うちのタマはでっぷりとした三毛猫で
とても大食らいで
煮干しや猫缶よりも
五百円玉が好きで
日に何枚も飲み込んでしまうのだ
左手で招くように
大粒の硬貨をねだる
体重が増えてきた ....
心明は暗きまま
あけてはくれて繰り返す放埓に
やぶにらみのいばら屈辱の叱咤
(暮れなずむ空に水音蛙の声 ....
貴女がいるから生きて行ける
貴女の優しさに包まれ
心に深手を負っていても
なんとか暮らして行ける
女々しいけど本当で真実なこと
運命の人は貴女だけ
失いかけてやっと分かった
大切な貴女
....
飢餓と満月が同居する体
世界の最果ては孤独だと言う
日付変更線を挟みながら
数えきれぬ命の埋葬と
新たな命を取り出す時間が
せめぎ合う度に繰り返される
途上国の過酷な労働に
一滴 ....
たわいのないことだが
テレビの予報に反して
梅雨どきの浅い日差しが
わがやぜんたいのかげを
舗道につくってくれるとき
無聊にあまんじている
卒寿のおひとりさまに ....
修学旅行3日目の日
自由時間の合間に映画でも見ようと
僕達は大阪の適当な駅で降りて
エスカレーターの近くにいた女の子に声をかけた
そしたら不気味なくらい満面の笑みで
自分のスマホの取り出 ....
君の無駄な表情
どうしようもない倫理観
優しい言葉
手を携えて
自己否定
何を信じればいいのか?
信じれるのは
君の手の温もりと
寄り添う時間
空に明滅する光
このまま世界が終 ....
焦れり焦れり、あと数歩、今日は無性、して根拠無根、行ってなんとする従属節、実母の鉄槌ぞありゃせんで、あな麗しや素朴の君、君の事詳しくは忘れてしまうよ、なあ今日玄関に縋る大人は、塾には行かねばな ....
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