洗濯物の張り番をしながら
びしょびしょの灰色がかったそこで雪の降る夢をみた
バラと塩の匂いをさせて
それは夜風に舞った
どれもが冷たく優雅に
その場かぎりに花ひらく冬をかじった
ク ....
冷たい拳銃をにぎって
毎日過ごす
世界は僕の敵
君を思うことを邪魔する
たまらないよ
電子銃はまだ一発も撃てない
あと6.5V


落ちこぼれの
殺し屋のように
毎日を過ごし ....
さっちゃん
その絵のお空 きれいね
うん
見えるとおりにクレヨンぬったの
さっちゃんのその画用紙は
全部が青色だけで塗りつぶされていた
曇天の
暗い空の下
巨大な
双曲線が
空に食い込んでいる

領域は
黒く塗りつぶされている
漸近線は隠されている

  漸近線の
  その下に
  ゆっくりとおろされた
   ....
踏み出さないと
見えなくなるよ
こころ
身体
ばらばらになる

もう一度
逢いたいなって
それは
そんなに
悪いことなの

爆破したり
乱射したり
私は
張り裂けそうにな ....
私は川べりの道を一人で歩いた
新年の光の中を その 眩しい
まだ 暖かさのある 一月の 真昼 だが
色々な人の背中の中を私は追い越して


これから 一体 どうなるのだろう 私は
そ ....
にげろ
さめろ
夢の末路は今
のしかかって笑ってる

全速力で走ってる
動いてないと
死にそーさ

噛みつきの花
真っ赤で
くさくて
にやけてる
最後までついてくる花
 ....
年寄が熱狂することに

希望を探したりしている

年を重ねるうちに希望は

希薄な望みになってしまうようだから

年寄がいまだ熱狂していることに

切実を探してしまうのだ


 ....
私は、窓を開けたが、そこから広がる世界を私は、知らない。
何故なら、私は、斜め上に見える私が窓を開けている姿を見ている私だからだ。
下から見上げた私は、非常に透明な床の上にたっており、透けているよ ....
マッサージにいってスーパー銭湯にいって

老廃物をだして

リンパをながして血のめぐりをよくして

古本屋によって

古本屋はさいきん

漫画やハードカバーのコーナーがちいさくなっ ....
貴方の夢に触れてしまえば
貴方の全てが見えてしまって
それを知って優しさに気付くのも
多分耐えられないのでしょうが
それでも触れずにはいられないので
どうかその頬を撫ぜている間だけ
眼を覚 ....
一回きりの人生だから
後戻りできない人生だから
一日一日を
僕は僕らしく生きていこう
何があっても
僕らしく生きていこう
一回きりの人生だから
比べられない人生だから
僕は僕らしく生き ....
元日から仕事をする
少しえらくなったような
いい人になったような気がする

帰り道の
閉店している店をみながら
ふっとほほ笑んでいる

一年中いい人
そんな人は目指さない
だけど
 ....
【悲しい酔っ払い】
呑んで呑みまくって酔っぱらう
ひどく酔っ払って空を飛ぶ
夜を食らってゆめうつつ
寂しいこと悲しいこと
寂しく悲しいけど全てを忘れて
明日はたぶんまっさらな気持ち
無垢 ....
軒先のブルー
冷えた指を
挿し込むポケットがない

生活感のないひと
第一印象から
いまだかわりありません

ココナッツミルクの匂いがする
ラブラドールを先頭に
腕ごとひっぱられる ....
引かれていくあかい線の上を
滑車がぎしぎしと音をたてて
垂直にのびた紅い柱
あそこはかすんでよくはみえないのよ 天のずっとそのうえ
いくつものあかいたいよう
あかいうみに染めたまち
あそこ ....
あのやまのむこうから、ながれてくるのは、いくまんのも、赤い血です。
わたくしは、いま、ゆびさきを、ほそい きのえだ のさき で、きりましたが、
ひどくかさなってみえるほどに、おもかげは同じです。
 ....
白く燃えている
白く
詩の言葉のなか
わたしはもはや
この世の物ではなく
白く燃えている
白く


純白の壁取り囲む
純白の壁走る
純白の耳鳴り
純白に総毛立ち

体が空だ ....
大きなキャンバスに描いた自画像
耳を切るには優しい風だった
誰かの所へ旅立ってしまう
あなたの言う事が聞こえぬように
張り巡らせたアンテナを折った
自動車の自動運転は
人間が楽をするためではない
事故に遭わないことが目的だ
味気ないけどね

それなら人生も
自動運転にすれば
事故に遭わないよね

そうだね
いじめや失業
失恋 ....
過去は
変わらない
未来は
宙に
浮いたようなもの


言葉が
光を生む
言葉が
闇を生む
使い方に注意


静寂より
静かとは
どんなものだろう
答えは
闇の中
めんどくさくなっちゃったのだろうか

それともなんにもかんがえてない?

ますますこわくなっちゃったのだろうか

このぜんぶたすそのたぜんぶ?


弟が部屋に引きこもってもう3年ぐら ....
あすなろう あすなろう

明日は檜木になろう

あすなろう あすはなろう

明日は理想の自分になろう

ずっとそう思っている

自由を求め続けている
時おり止まり
時おり流れる時間の上を
雪と羽はすぎてゆく
星に棘に傷つきながら


雪夜の森に星雲が降り
倒れた霧の塔にまたたき
朝の月 昼の月のふちどりが
消え ....
大樹が葉を落とした夜に
大地は不在だった
葉は一斉に宇宙の広がりの彼方へ
解き放たれていった
神が啓示を下した朝に
人間は不在だった
鉱物たちは啓示に共鳴し
正しい解釈で構造を置 ....
深くて暗い悲しみに
今日も小雪が降りかかる
集めた辞書に言葉無く
林の奥の細道を
震える肩を抱き絞めて
歩いても
歩いても
たどり着けない場所があり
カラスだけが空を舞う

深くて ....
濡れネズミは
暗い水に止まる蝶をみてた
クッカクッカと

はりつめてた   針 ひりつか
す かすかな
エクスポーズド 、
濃くかたまる 夜露の
小骨

 ....
過ぎていった季節を常夜灯のように思う
わたしは揺り椅子の二つの脚に停留の錨を下ろし
アンテナの代わりに
机のうえの海に花瓶と丈高い花を置いて
自分のなかの未知なる惑星を探りだす
(わたしは丈 ....
あいさつ
あかぎれ
あまのじゃく

いまむら
いきいき
いしころ

うれしい
うちわの
うらおもて

えのぐ
えきべん
えいえいおー

おうち
おとうさん
おかあさ ....
扉のそとの明るい闇に
つっかけ一つで飛び出すと

石焼きいも屋さんがいた
おいちゃん、わたし千円持ってる
三つあげよう 特に美味しいのを選ぶからね
家には人間は一人しか待っていなかったけれ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
冬のハリネズミは 、末下りょう1*17/1/4 3:05
あと6.5V竜門勇気2*17/1/4 2:51
さっちゃんの空 ver.0もっぷ217/1/4 0:55
大山北村 守通217/1/4 0:54
世界の真ん中にじぶんuminek...4*17/1/3 23:56
いつかの桜番田 117/1/3 23:48
航海竜門勇気3*17/1/3 23:45
初日の出吉岡ペペロ117/1/3 23:33
メリーゴーランド水菜2*17/1/3 22:42
ネットとイヌ吉岡ペペロ117/1/3 22:10
左様なら智鶴117/1/3 21:53
一回きりの人生だからzenyam...117/1/3 21:49
いい人(期間限定)朧月417/1/3 21:45
蟻が十宣井龍人7*17/1/3 21:28
軒先のブルーSeia117/1/3 19:40
水菜3+*17/1/3 19:02
赤い血流し そうながし2*17/1/3 18:57
反転記憶〇赤チン小僧ひだかたけし4*17/1/3 15:24
ナイフミナト 螢117/1/3 15:23
自動運転イオン0*17/1/3 13:44
五行歌夏川ゆう017/1/3 13:38
吉岡ペペロ117/1/3 12:55
あすなろう星丘涙3*17/1/3 11:33
鏡振街木立 悟417/1/3 9:17
不在葉leaf417/1/3 7:07
冬の悲しみレタス1117/1/3 4:42
冬のハリネズミ末下りょう1*17/1/3 3:30
星星本田憲嵩517/1/3 2:10
あいうえお次代作吾1*17/1/3 0:29
扉のそとの明るい闇にもっぷ917/1/2 23:38

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