つばめがくるから猫もくる
ひながかえればへびもくる
うまれて
くわれて
私はただそこにいる
さくらがさいてよろこんで
花がちって人は去る
おなじ木をみる私だけ
毎日そこを通る
....
温泉たまご並みだ
チュンしか言わない雀の喧嘩だ
スノードームだ
死の灰の乱反射だ
おしりが視線を放してくれないのは
即興画家のせいだ
占いみたいに水膨れて
ゆ ....
じいちゃん ありがとう
おなかは満たされたよ も
う幸せな、はずなのに
おなかが満たされたら 今
度は さびしくてたまら
なくなったよ さびしく
てたまらなくなったよ ....
かばんの中に入っているのは
読みかけの文庫本
かばんの中に入っているのは
猫の形のボールペン
かばんの中に入っているのは
誰かにもらったネックレス
かばんの中に入っているのは
誰かにもら ....
空転する運命の輪
君はただ流れに揺られ
眠る赤子のように
指を咥え身を任せる
その先に待つ結末など
今を生きる君には関係無くて
明日を恐れ震える夜も
夢と共に朝日が溶かすよ
な ....
肉の激痛、全身を貫くなか
魂の認識、一層鮮明に
意識保ち、いずれ帰郷する
願望でもないものを見る
興奮したいから見る
忘我したいから見る
なぜ忘我したいのか
忘我は何の物真似なのか
桜を見るのが好きなのか
見ている自分が好きなのか
....
誰も知らない遊園地 僕のセントラル
ジェットコースターも観覧車もあるのに
営利目的でも有名になるためでもなくただ
みんなに喜んでもらいたくて作ったのに
誰も知らない遊園地 僕のセントラル
....
犬に祈れ
神様に祈れ
朝 ....
空は冷たく 風を呼び
隣家の庭木がさけんでいる
当然
わが家の裸木たちも
まだまだ
初夏は来てないと
....
フルサトは
星達の天から滾滾と
響きとなり湧出する
影絵となり弾む旋律たちの反復に
貫く主音の自在に伸び沈み躍る
ー音色は何処までも深く柔らかく
かつて己の属していた
界の掬われ ....
*
コメントを 受けて企画の 意図を知る
ひな祭り 昔の雛は 何処消えた
雛じゃない 姫かそれでは 図々しい
ズズズイと 甘酒じゃなく 飲むポン酒
ポン酒なら ちょっと甘 ....
冷凍フライドポテトを油で揚げる
わぁお店のみたい
美味しいね
なんだかとても評判がいい
ちょっと複雑
前にもこんなことがあったっけ
いつもは手作りするマーボー豆腐だけど
レトルトマーボー ....
晴れが続いて
数日後に
雲の日があると
安心する
四月に
雪が降ることが
当たり前になった時代から
四月に
雪が降ることが
特別だった時代に戻って
残された音楽を聴きながら
振り向かない背中を
眺めている
届かない指先なら
も ....
夜の街の海
壊れた灯り
階段は風
波の底の星
剥がしても剥がしてもきりが無く
いつか置き去りにされる光
野になるがいい
たなびくものすべて
ひとつの息の ....
歩いているガチョウを
後ろから金属バットで
殴り付け撲殺したら
全身の毛を引き抜いて
ハラワタを引き摺り出します
色んな部位に切り分けたら
カーネルサンダースを呼びます
カーネルサンダー ....
人々が砂浜に集まってくる
魅力的な砂浜には
魅力的な人々が自然に集まってくる
押し寄せる波のように
良い出逢いが押し寄せてくる
夏の陽射しが
人々の良い所を輝かせて
眩しく見える ....
水
燕
蒼
##夜にしか見つからない他人の光で映える町#かたときも話さない電話機能の付いた箱#もしもしともしもしがつながりそうでつながらない#ツーツーツーツーツーツー寝たふりしたあの娘の吐息#ガチャンって切れるの ....
あのときのあこがれが
いつの間にか
ふりかえる場所にいる
今年も何事もなく
君の季節が
通り過ぎてゆく
知らずに
とは
言ってられない国になってゆくから
少しだけでも
....
リタイア後の
「退屈な平穏」こそ
黄金の時間である
入院したら
よくわかった!
何を思っているかわからない
何を考えているかわからない
何をしたいかわからない
何をして欲しいかわからない
本心はどこにある
自分でもわからない
....
見回りしながら吟味した
体もままならぬ未熟の果実を握りつぶす
欲望が無垢な感情を剥き
性欲を洗いざらい晒す
吐き気がする人型の獣
ペドが小さい子を殺める
いい人ツラして異常を隠す
性癖を ....
心臓は
いつとまるか
わからないんだよ
毎日十万回も動いているけれど
いつとまるかわからないんだよ
だれもふだんはそんなことは
考えずに
飲み食いお喋りしているけれど
心臓は
いつと ....
北朝鮮を米国が
攻撃するかどうかが
連日テレビで取り上げられて
いろんな評論家がいろんなことを
言っているが
僕は二つの大事な視点が
抜けているような気がしてならない
北朝鮮攻撃をした場 ....
料理
配慮
淋漓
音を立てながらわたくしたちは
知らない間にわたくしたちの
擦れるせいで消耗していく
隣のあなたの
腕や
足や
首や
呼吸に
錆びれた血が混じり
滲んでいるのは
此処のわたく ....
3億8千万を
銀行から自分の車まで
一人でどうやって運んだのか
から始まって
聞けば聞くほど
胡散臭さ満載の事件だが
3億8千万って
そんなに大したことないな
と思っている
そこ ....
卵
悲しみ
大正
1209 1210 1211 1212 1213 1214 1215 1216 1217 1218 1219 1220 1221 1222 1223 1224 1225 1226 1227 1228 1229 1230 1231 1232 1233 1234 1235 1236 1237 1238 1239 1240 1241 1242 1243 1244 1245 1246 1247 1248 1249
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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