夕餉のおかずの買い出しに
老犬を引っぱるように散歩へ出て
明日の予定に思いを馳せるともなく馳せながら
路傍に伸びる植木の影に目をやってふと
いま自分が神様の時間の中にいることに気付く

神 ....
意味のない涙が
また頬に道を作った

定点カメラで観測する貴方の庭は
わたしに季節を教えてくれる唯一のもので
若葉が鮮やかに揺れている
太陽に向かって咲く花は
目に沁みるほどに黄色い
 ....
肉を蝕ばんでいく
命を物へと粉砕していく
サクサクシャリシャリ響き
その処刑機械の不断の作動が
私から生き続ける気力を奪い取る

もう疲れたよ休ませてくれよ

夜底に転がる一つの自我が ....
子どもがいる人は
「子どもがいないとさびしいでしょ」
とよく言う
そのたびに僕の心は
(子どもがいてもさびしいでしょ)
とささやくが
相手に合わせて
「そうですね」
と返す
入院している親は
自分の家へ
一日でも早く帰りたがっている
看護師が血圧を測りに来るたびに
「もうだいぶよくなりました」
と何回もアピールしている
しかし
一人で暮らすのはもう無理だ
 ....
見えないものを見ようとし
聞こえない音を聞こうとし
愚かでもあいそうと
恐れおののいて
さよならも言わないで
どこかへ行ってしまうって
そんな、そんな、
こんな、どんな、
あなたのなか ....
菖蒲



鯉のぼり
大きくなったら何になりたいの?
将来の夢は?

絶対に嘘はついてはいけない、人の傷みのわからない人間にはなるな、女の子がそんな言葉を言ってはいけません、男の子なのに泣いては駄目だ、ものを粗末 ....
月が掴めると

走る木の葉の音
 
名を呼び手を引く

星は掴めたの?

続きは寝ながら

物語を話してあげる
お寺のよこの石段をのぼりきると我が家がある

父はもういない

母と姉ふたりとあたしで住んでいる

柱時計のある居間で夕げを囲んでいる

ここではない何処かから

過ぎ去りし日々を ....
ひたちは
おばあさん
だから
だめ
としだから
しわが
はえて
いて
だめ
なのと
しょくじを
きょひ
したのと
すべてが
だめ
いでんしが
のこせない
ひたち
き ....
さぁさ、おいでよお嬢さん
見たくてたまらないって顔を騙す必要はないさ
さぁさ、おいでよそこの紳士
上辺だけのお遊びなんてもう飽きてしまっただろう

パッとライトがついて見渡すテントの中
わ ....
すし

たべに
いって
いる
かた
われ

いない
あいだ
たいまい

ゆでて
やいて
たべて
あまり
おいしく
なかった
1600
えんで
かった
た ....
いぬ

どっぐ
らん








さると
たたかわ
せて
どちらが
かつかを
きそう
夏の気配が確かに漂う
まだ肌寒い夕方
この居心地の悪さが
不気味にすら思われ
全速力で駆け抜けようと
試みた後で思い出した
速くは走れないことを
あんまりにも格好悪くって
笑って誤魔化 ....
デビュー以来16連勝を飾った相手が
赤旗名人のアマチュアで
赤旗名人って何かというと
新聞「赤旗」主催の
アマチュア将棋大会優勝者に
贈られる称号だそうだ

赤旗名人ねえ・・・・
何だ ....
NPO法人「子供の人権を守る大人連盟」は
巨人の星の星一徹さんと
亀田3兄弟の父亀田何とかさんの二人を
児童虐待の疑いがあるとして
二人で金儲けした講談社、TBSとともに
刑事告訴した

 ....
気もふれるほどの青い影だった
心許ない残響音と
歯軋りのようなわだかまり
鴨居の端から垂れ下がり
口笛を吹いていた
ああ、闇雲に祈る娘よ
透明過ぎるのだ、お前のその
偽りの在り方 ....
月のひかりを求めてちいさな不思議が森を出ていく
君たち塩梅は
ちょうど同じころだ わたしは森に一歩を刻む
……晴れ晴れと

ゆるやかな坂の上りも下りも選べる彼ら
時の源泉にゆるされて
よ ....
【人間になれなかった】
人間になれなかった
野原をひたすらつんのめり
海原を懸命に切り裂いた
だが
人間になれなかった
人間はずっと向こうにある
どこを走ったのか
どこを泳いだのか
 ....
そとのあかるさは
風のように部屋を訪れる
異国の布の隙間からのエトランゼ
誘うように歌いながら

もう春のワルツでなく
初夏、その一歩だけ手前の
ひと時だけの静けさへの{ルビ招待状=いざ ....
ソファの下に隠れていたジグソーパズルのピースが一つ
綺麗な青のそれはいつかのパズルの空

わたしは貴方というパズルのピースに成れているだろうか
複雑な絵の貴方を構成するピースの一つに
真ん中 ....
休日のぎょうざ割引き75円
つい貧乏性で買ってしまった
詩にしがみついた死神と言われたくないが

売れないホステスに肩入れするみたいに

研修中の保険屋さんになった50過ぎの彼女がちょっと ....
病棟の窓から
自分のふるさとが見える
上から眺めると
人が住んでいるようには
まったく見えない
山と木しか見えない
まるで緑のジャングルのようだ
あんな所で
生まれ
育って
都会へ ....
墓の前では時間が固まっている
墓の前にはいつでも同じ風が吹いている
あなたがここに葬られた
まさにその日の私もここに葬られている
墓を取り巻くこの自然の一隅には
私たちの青春がその色 ....
こころのいこうとしてるばしょに
からだをつきあわせちゃだめだ
ひとがひっぱるばしょに
きもちをつきあわせちゃだめだ

わかってるこたえを
ただくりかえしちゃだめだ
そうなるようになっ ....
まあ逆さま
二日酔いのまんま
ちらつく場所を
追って昼下がり

誰かの家
誰かの居場所
僕の家
僕の居場所
あーなんかちがう
違うのは罪なのさきっと

古びた溺れ
まだ酔 ....
ホームパイ 割れた原因 キツツキか

円柱の 赤に差し込む ラブレター

春になり 下されるのは どのポスト

クチバシで 作る樹液の 吸い口を

ココア味 買いそびれたの ホーム ....
諧謔

至宝

遜色
遠く純粋は健気で不器用でカッコ悪くて

温かなバイオリンの音

未来の悲劇も孕ながら

もっと未来には野に咲く花が揺れている


なんでだろう? 偉そうに……

長い石段を学生 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
神様の時間青井117/5/5 14:48
箱庭卯月とわ子317/5/5 14:35
夜底にて(改訂)ひだかたけし217/5/5 12:25
さびしいでしょうzenyam...117/5/5 9:55
つらい終活1*17/5/5 9:45
銀河の鉄道やまうちあつ...217/5/5 6:07
平成29年5月5日(金)みじんこ017/5/5 0:15
she said木屋 亞万4*17/5/4 23:49
夜風に寝る勇姫217/5/4 23:25
柱時計吉岡ペペロ217/5/4 22:55
いつも陸の上6117/5/4 21:39
ショーの終わり方卯月とわ子217/5/4 21:34
セールスマンの死6217/5/4 21:31
くろいオリョール017/5/4 21:28
成長の過程坂本瞳子3*17/5/4 18:47
藤井四段花形新次117/5/4 18:33
こどもの日017/5/4 18:00
デリシャス・メニューホロウ・シカ...1*17/5/4 15:58
十七夜もっぷ217/5/4 15:56
青春の記憶(小詩集)宣井龍人13*17/5/4 12:19
ひかりの風もっぷ717/5/4 12:16
一人ぼっちのピース卯月とわ子117/5/4 10:07
Life梅昆布茶9*17/5/4 8:45
病棟からの眺めzenyam...5*17/5/4 6:18
葉leaf117/5/4 5:09
かんじている竜門勇気3*17/5/4 3:57
ロートル通り117/5/4 1:31
ホームパイ藤鈴呼1*17/5/4 0:39
平成29年5月4日(木)みじんこ017/5/4 0:25
野に咲く花吉岡ペペロ317/5/3 22:32

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